どこか腑に落ちない、と首を傾げるように地面に立ち並ぶ木の杭。それらを結ぶ鉄線が背の高い茶色の雑草がひしめく平原とひび割れた道路を区切っている。
と、そこから一匹の灰色の犬が出てきた。耳と頬が垂れ下がり、道路をヒョコヒョコと歩いているが、
足を怪我しているわけではない。ただそうしたほうが同情を買えると思っていただけ。そして、それは正しかった。
今、一台のトラックが停まり、犬は開いたドアから助手席に乗り込んだ。吹いた風は雑草をさざめかせ、まるで映画のエンドロール。遠ざかるトラックの背に拍手を送っているかのようだった。
確かに、物語はこれで終わりだ。だが、それでは何の事かまるでわからない。ゆえに遡るべきである。彼らのためにも。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-27 11:00:00
4540文字
会話率:40%
夏に出会って別れたお兄さんと僕の不思議な話。
僕はある時道でお兄さんと出会う。ガラパゴスケータイを手に首を傾げるお兄さんに、話しかける僕。
お兄さんは自分のことは話してくれない―
文章としては小学校中学年、要素としては小学校高学年想定で
す。※死を仄めかす要素あり折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-22 21:09:36
2255文字
会話率:3%
「イチゴンザレス、です」
「いや、それは ‥ 」
‥ 分かる。
なんで、イチゴンザレスが、『現実化して、存在してるか』と云うのが、問題。
イチゴンザレスは、ミカッパと並ぶ、ゆるキャラ案。
有力候補にまで上がったが、最終的にプレゼンに出
したのは、ミカッパ。
イチゴンザレスは、ミカッパに比べて、かわいさが足りなかった。
「なんで、イチゴンザレスが、生きてここにおんねん?」
「分かりません」
「ワシも、分からんねヤ」
ヨシノとイチゴンザレスが、揃って答える。
ミラノ(ミカッパ)のプレゼン資料は、リュースケのノートパソコンで、
イチゴンザレスのプレゼン資料は、ヨシノのノートパソコンで、
各々、独立して作っていた。
‥ ああ ‥ なんや分かったような気がする。
「ヨシノ」
「はい」
「お前の使っていたプレゼン・ソフトは、何や?」
「センパイとおんなじやつ、です」
「いつも使てるプレゼン・ソフト、やないんか?」
「こっちもプレゼンに掛ける可能性あったから、
『センパイのソフトと合わせといた方が、ええかな』と思て、
センパイからもらったソフトで作ってました」
‥ ああ ‥ それでか。
「 ‥ それやな」
「どれです?」
「PP」
「えっ?」
「プレゼン・パスポート」
「センパイから、もらったソフト」
「元凶は、そいつやな」
ヨシノは、小首を傾げる。
「はい?」
「いや、PPが元凶」
「いや、意味が分かりません」
「俺もよう分からんのやけど、
PPに載ったゆるキャラは、現実化するらしい」
「そんなアホな」
ヨシノが笑い飛ばそうとした時、リュースケの胸元が震える。
ガサゴソと、微かに音を立て、動く。
リュースケのYシャツの、第二ボタンが外れる。
ジリジリ、ジリジリ、外れる。
第二ボタンが外れると、一呼吸置く。
一呼吸置いて、そいつは急に、顔を出す。
バッと云う風に、顔を出す。
オレンジ楕円形で、頭に水平に乗せた、緑の五芒星。
確かに、ボタンを外さないと、顔を出せない。
「よっ」
そいつは、ヨシノに挨拶する。
ヨシノとそいつの眼が、合う。
ヨシノはそのまま、眼をズラして、リュースケの眼を捕らえる。
「センパ~イ」
「なんや?」
「これ、何ですか?」
ヨシノは、リュースケの視線を捕らえたまま、黒目だけをピョコンと一回、下方に動かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 10:35:16
25317文字
会話率:43%
ジュヌヴィエーヌは、王太子である婚約者ファビアンから、突然の婚約解消を告げられる。
婚約者のファビアンは、男爵令嬢のマリアンヌが真実の愛の相手だと言うのだ。
「義務感では駄目だったのね」
落胆するジュヌヴィエーヌに追い討ちをかける
ように他国への縁談が持ちあがる。
相手は壮年の国王、子も既に4人いる。長子はジュヌヴィエーヌと一歳しか年が違わないという。
ジュヌヴィエーヌは、正妃を喪ったエルドリッジ国王のもとに側妃として嫁ぐのだ。
結局は政略上の駒でしかないと知り、落胆したジュヌヴィエーヌは、せめてと出立前に森の魔女を訪ね、ある秘薬を求める。
「この薬があればきっと」
だが、冷遇を覚悟で嫁いだアデラハイム王国では意外にも歓迎されて・・・?
「あなたが『マル花』の悪役令嬢ジュジュね! ストーリーからの脱出おめでとう!」
「?」
継娘となる予定の第一王女からかけられた言葉に首を傾げるジュヌヴィエーヌ。
魔女が用意した薬を手に、決死の思いで他国に嫁いだジュヌヴィエーヌに訪れる幸せは・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 10:00:00
152879文字
会話率:31%
どうしてこのストーリーは面白いの?
じゃあ面白くないって何なの?
あの映画とこの映画の関連性って何?
どこからアイデアが生まれ、どう広げているの?
原作は?また、その違いは何なの?
元ネタは?リメイク作品とどう違うの?
あの監督、あの俳優、
他の映画作品とどう関連があるの?
さらに、次に何を見ようかとお迷い中のあなたにはメインに取り上げた作品から「枝分かれするお薦め三作品」を【おまけ】コーナーでそっと御紹介。
こんなところやら、あんなところやら。
上から、下から、ナナメから。
史実と作者の感覚で掘り下げております。
古い映画はアイデアの宝箱。
新しい映画はイメージの宝庫。
そもそも「どうすればもっと面白いストーリーができるのだろう?」というところが起点ですので、一緒に宝島の地図を辿ってみませんか?
ブクマ、ポイント、頂けるのであればそれはそれで大喜びでありモチベーションアップに繋がりますが、いかんせんこちらも不定期、きまぐれな更新のため、読み捨てでもいっこうに構いません。むしろ大歓迎です!
どこから読んでも大丈夫です!(一部除き)
映画が好きな方はもちろん、むしろそんなに好きでもないぞという方にこそすら読んで頂きたい気持ちでいっぱいです。
パンフレットのようにしたくないという意向もありますので、キャストやスタッフ、詳しいストーリー内容などはなるべく最低限度に止めるようにしております。また、ネタバレ時は冒頭に記します。
これは!と、うなる映画から、コレハ?と首を傾げる映画まで新旧問わず、また、単なる「よかった」「よくなかった」だけでは終わらない『読み物としての考察カンソウキ』を気楽に書いていければと思っております。
感想欄に何か書き込んで頂くと、そのネタをお遊びで使っちゃう場合もございますので予め御了承のうえ、どんどん真面目なこと、くだらないこと、しょーもないこと、めっちゃ気軽にラクガキ気分で書き込んでください。もちろん投稿サイト外部からお越しいただいた方でも書き込み可能にしております。そんな読者様・ユーザー様、参加型のエッセイです。
遅れることはあるかもしれませんが──これまでも、そしてこれからも──返信は必ずさせていただいております。
なお、読書の記録をまとめた姉妹版、
『あの本は面白かったのか?』
も、随時更新しております。お暇な時にぜひどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 14:49:01
304430文字
会話率:10%
主人公その1(男)が主人公その2(男)を召喚します。その召喚に纏わる一連の話です。
当作品における主人公はセット販売です。単品売りはしておりません。
皆無でもありませんが、俺tueeee-の為の話ではありません。勘違い系でもありません。度
の付くシリアスでもありませんが、回が進むにつれテキトーにイタいよーな事を言っております。誰かの言葉に対して、どこかで誰かが繋げるなり返したりします。
召喚した事実に纏わる話なので、最後まで纏わり切ります。
※※※
運営の定義に従い、当作品をハイファンタジーの転移へと設定します。
当作品を大別するなら成長譚で、冒険譚を主軸に据えた話ではございません。主人公二人を軸にした事象が広がる様を旨とするそれなりの成長モノ(な、はず)ですので、提起した内容は些少でも掘り下げます。
主人公が男二人なので、ボーイズは確実に該当しますが、ボーイズラブとした場合の定義に合致してるかと首を傾げるので現在タグはつけておりません。
また、通常想定されるハイファンタジーとは趣に若干差異がございます。
平成二十八年八月吉日
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 23:00:00
2415109文字
会話率:39%
大学に入学して一年目の秋、城咲翡翠は祖母・城咲桜を亡くした。
桜は翡翠に生きる知恵だけでなく、この世のものではないとされる存在について、語ってくれた。
御伽噺のような話に、翡翠以外の誰もが桜を悪様に言ったが、翡翠はその話を好ましく思うと同
時に、桜のことをとても大切に想っていた。
結局、桜の死から一ヶ月経っても、翡翠の世界は色を取り戻さなかった。
何に対しても興味が持てなくなっていたそんなある日、ほんの出来心から、翡翠は桜に近づくな、と警告されていた神社に足を踏み入れてしまう。
いつも通り過ぎるだけの神社は、翡翠が想像していたよりも遥かに広い参道と、大きな社が鎮座している、規模の大きな立派な神社だった。
その様子に、翡翠は首を傾げる。
『側から見たら、こんなに立派なお社があるようには見えなかった』
狐につままれたような心地を抱きならが境内を散策していると、突然、視界に男性の姿が飛び込んできた。
ぶつかりそうになり咄嗟に謝った翡翠は、その後すぐに、男性の浮世離れした美しさに目を奪われることとなる。
桜とは旧知の中だと話すその男性は、一方的に翡翠にとある事実を突きつけた。
「貴方には危機が迫っているので、これから約一年の間、貴方を監視させていただきます」
「それ、本気で仰っていますか!?」
昔々、そのまた昔。
まだ人間と神々が一緒に暮らしていた頃、一柱の神が生まれた。
白い肌に赤い瞳を持つその神は、太陽神天照大神よりある使命を与えられる。
幾度となく使命を全うし続ける中で、一人の少女と出会った。
これは、途方もないほど長い時間を過ごす一柱の神と、その神の時間に彩りを与えることになった人間との、出会いのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 21:49:21
196190文字
会話率:35%
聖女ヒラリーが偽聖女として断罪され、聖女の地位を剥奪された。王太子に色目を使うと同時に、王太子妃の悪評を巷に流したからだという。
だが実際は、王太子こそが聖女に言い寄っていた。一向になびかない聖女に業を煮やした王太子が、彼女を嵌めたのであ
る。
王都から追放されたくなければ自分の妾になれと迫られるが、王太子が聖女に触れようとした瞬間、不思議な光が彼女を包み、美しい青年が突如現れる。
浮気だ、不貞だと騒ぎ立てる王太子に向かって、聖女は不思議そうに首を傾げる。そこで彼女が語ったこととは……。
悲劇のヒロインかと思いきや、愛する夫のために働いていたヒロインと、ヒロインを溺愛しているヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 20:05:44
8001文字
会話率:59%
およそ数百年以上前から行われている「ドラゴンの花嫁」という、五穀豊穣の儀式。
国に恵みを授けると言われ、何人もの若い娘が花嫁となって捧げられたが、その実態は「ドラゴンへの生贄」だった。
王国の姫を敵に回してしまい、悪役令嬢とされていたヒルダ
が汚い裏工作によりドラゴンの花嫁に選ばれてしまう。
それでも国の繁栄の為ならばと、ドラゴンに美味しく食べてもらうよう身も心も綺麗にしようと吹っ切れたヒルダであったが、現れたのは神々しいまでに美しい白銀のドラゴンだった。
人の言葉を話すドラゴンの話と、国に伝わる五穀豊穣の儀式の内容の食い違いに首を傾げるも、ドラゴンに連れて来られたのは不思議な空間の中に存在するひとつの村ーー。
そこでは外界とは時間の流れが異なり、ゆっくりと時が刻んでいるという。そしてその村の中では、ドラゴンはその姿を人間の姿へと変える力があった。
今まで生贄として捧げられてきた多くのドラゴンの花嫁達は、ここで皆ドラゴンに実際に嫁いで幸せな生活を送っているという。
しかしそんな天国のような場所に思えた村でも、ひっそりと悪意の芽が花開こうと暗躍していた。
ドラゴンの花嫁となったヒルダは、そこで白銀のドラゴンであるラウルと甘いがぎこちない新婚生活を送ることになる。
※この作品は書籍化やコミカライズの打診を、まだ受けておりません。ご縁があれば、いつでもお待ちしています。
※この作品は不定期更新です、申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 11:22:28
18212文字
会話率:21%
「はじめまして」
差し伸べられた手に首を傾げる。
その手は『ぼく』をどうする手なのだろう、と。
『薬術の魔女』の次男のお話。
妹と軽く設定していたもののダイジェスト。
最終更新:2023-08-16 00:30:32
6146文字
会話率:18%
「ねぇ、それなら『仮の面(悪の組織)』じゃなかったら、勝っても良いの?」
その発言に思わず、酉は卯の顔を見つめてしまった。
「……変なこと、言った?」
とても不思議そうに彼女は首を傾げる。 絹糸のような髪がさらりと溢れた。
「……
そんなこと聞かれるなんて、思ってもみなかったよ」
今まで生きてきた中で上位に数えられる程かなり大きい衝撃だよ、と卯に笑う。
https://ncode.syosetu.com/n0166fx/
(仮の面はどう足掻いても。)
の短編を寄せ集める予定。
平気で設定のネタバラシをして行くスタイル。
印付きは、恋愛的描写有り。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 19:10:08
86967文字
会話率:41%
孤児院で暮らしている少年レグルスと少女ソレイユ。
二人は同じ時期に孤児院へとやって来た。
本当の兄妹のように仲が良い二人。
時折、夜中にこっこり抜け出しては夜空を眺めるのが密かな楽しみだった。
ある夜、いつものように二人で星空を見上げて
いると、眩い光を放つ星が現れる。
星に詳しいレグルスは首を傾げるがシスターに見つかれば厳しい罰が待っているため、急いで孤児院へと戻った。
翌日、食堂でレグルスとソレイユが会話をしながら朝食を食べているところへ、王都からの使者がやって来るなり驚くべき言葉を口にする。
「我らが聖女様、どうかミュスカルデル王国をお救いください」
聖女として見出されたのはソレイユーーではなく、なんとレグルスだった。
孤児院の子どもたちを人質にされ、聡いレグルスは素直に従い王都へ向かう馬車へと乗り込む。
男性でありながら、聖女として生きることを強要されたレグルス。
王家の者にこき使われ、魔道具によって自由を奪われ、生きる希望を無くした彼の運命はある人物との出会いで、大きく変わっていくこととなる。
光り輝く星のように悠久の時を紡ぐ、壮大でファンタジックな異世界恋愛ストーリーです。
*ざまぁ展開があります。
*他のサイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 11:03:03
11431文字
会話率:42%
旅人のトューカはある日、森で白くふわふわした生き物と出会います。
名前を尋ねますが、ちょこんと首を傾げるばかりなのでもふもふさんと名づけますがーーー。
絵本ちっくなほのぼのとしたお話です。
読んでほっこりしてもらえますと嬉しいです(*´
∀`*)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 20:58:46
1875文字
会話率:14%
某星の魔女という人気アニメが最終回を迎えましたが、その後の視聴者の皆さんの反応を見るに、ちょっと首を傾げる部分がありまして。
まだ完走していない人間だからこそ思うことかも知れないと思って、つらつらと思ったことをまとめてみました。
最終更新:2023-07-05 18:43:52
2480文字
会話率:4%
海皇高校二年の俺は演劇部に所属している。
伝統ある部活ではあったが、五人の三年生が卒業してしまい、ひとつ上の先輩と同級生の部員が居ない演劇部は俺一人だけと言う廃部寸前の部活に様変わりしてしまった。
新学期。勧誘のビラ配りを一人でしていると
、亜麻色の髪の毛を腰まで伸ばした、そんじょそこらのアイドルも裸足で逃げ出すような見た目の美少女が俺のビラを一枚手に取った。
「なるほど……演劇部ですか。私、演じることには自信があるんですよ」
「おぉ経験者だったのか。それは心強いな」
ニコリと笑う新入生に、俺はそう言葉を返した。
「それはそうと、先輩以外に人が見えないですけど……他の方は別の場所でビラ配りをしているんですか?」
小さく小首を傾げる後輩に、俺は苦笑いを浮かべなから答える。
「ははは……部員は俺一人なんだ。だから君が入部してくれると嬉しいよ」
「そうですか……先輩一人……」
後輩はそう言うと、俺の顔を見て小さく頷いた。
「わかりました!!私、入部します!!」
「本当か!!ありがとう!!」
思わず彼女の手を取る俺に、後輩ははにかみながら言葉を返す。
「えへへ……そんな強く手を握らないでください。照れちゃいますよ?」
「す、すまん……」
軽く謝罪をしてから手を離す俺に、後輩が言う。
「私の名前は、美澄 花梨(みすみ かりん)です」
「俺の名前は、山瀬 拓也(やませ たくや)だよ」
「えへへ。それじゃあこれからよろしくお願いします!!先輩!!」
ニコリと笑ってそう言う美澄に、『彼女目当てで男どもが沢山入部しに来そうだな』なんてことを俺は考えていた。
こうして、俺とどう見ても女の子にしか見えない美澄花梨の二人きりの演劇部活動がスタートした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 13:00:00
30068文字
会話率:48%
うちの高校には聖女様と呼ばれる女性がいる。
高校生活の一年目が終わり。終業式の日に俺は半年間想いを寄せてきた彼女に告白した。
それは件の聖女様では無く、同じクラスの学級委員を共に行っていた藤崎朱里(ふじさきあかり)と言うバスケ部の明るい女
の子。
男女問わず友達も多く、オタク趣味で陰キャ気味の俺にも優しくしてくれたことで、チョロイン宜しく惚れてしまった。
告白に成功すれば薔薇色の春休み。
失敗すれば漆黒の春休み。
多分無理だろうなぁ……と思いながらも、気持ちだけは伝えてスッキリしようくらいに考えていたら、結果はまさかのOK
薔薇色の春休みが始まると思っていたが、彼女から
「君以外にも好きな人が居るけど大丈夫?」
と言われ、首を傾げると
「私、聖女様が大好きなの!!あ、でも男の子の中だと君が一番好きだよ!!それでもいいなら付き合おう?」
という言葉。
男の中なら一番なら別にいいな。と思い付き合うことを決める。
こうして彼女持ちで始まった高校二年生。
まさかあんなことに巻き込まれるとは、その時は夢にも思って居なかった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 12:00:00
543684文字
会話率:45%
俺はアルフレッド・ルイ・セ・ハリデッド。ハリデッド王国の第二王子だ。
将来、親愛なる兄上を支え、最愛の少女を花嫁に迎え入れるため、将来近衛騎士団長になりたいと切望している。
何故そう思っているかを、語らせてもらおう。
ーーーー
「悪役令
嬢であるはずの私は首を傾げる。」(https://ncode.syosetu.com/n2616ie/)の第二王子目線となります。
恐らくこれだけでもお読みいただけますが、ストーリー的にリンクする部分がありますので、シリーズ(https://ncode.syosetu.com/s3942h/)すべてをお読みいただけると、理解が深まる仕様です。因みにこれがシリーズ四作目となります。
また、この第二王子は転生者ではないですが、転生者がいる世界が根底にあるため、キーワードに「異世界転生」を入れさせていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 18:24:11
8394文字
会話率:36%
ある日目を覚ますと、前世の記憶らしきものが蘇っていたのだけれども、どうにもその記憶に違和感があって……。この違和感は果たしてなんなのだろうか。私は困惑しながらも、違和感をひとつひとつ探っていくことにしたのです。
◆◆
「悪役令嬢であるは
ずの私は首を傾げる。」(https://ncode.syosetu.com/n2616ie/)のヒロイン目線となります。
恐らくこれだけでもお読みいただけますが、ストーリー的にリンクする部分がありますので、シリーズすべてをお読みいただけると、理解が深まる仕様です。因みにこれがシリーズ三作目となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 18:00:00
6066文字
会話率:19%
腹黒王子と(婚約者から)呼ばれた僕が、どうして彼女を好きになったのか、を語ることにした。
ーーー
「悪役令嬢であるはずの私は首を傾げる。」
https://ncode.syosetu.com/n2616ie/
の王太子殿下が、婚約者のこ
とを語りたくて語りたくて仕方がないらしいので書きました。
これだけを読んでも理解していただけるかなぁとは思いますが、リンクしている部分は結構ありますので、上記URLの短編もお読みいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 06:00:00
7277文字
会話率:57%
エグゼクティブプロデューサーとはっ!?
について首を傾げる話。
※台本形式(台詞過多)
最終更新:2023-04-14 08:30:35
4132文字
会話率:79%
ある日、病気で声の出せないオオカミ獣人のルゥは、恋人で番の人間であるブランカからメモ用紙の代用品を渡される。見た事もないものにルゥは首を傾げるが、これは異世界からやってきた女性によって作られた『ホワイトボード』だった。果たして、そのホワイト
ボードはルゥの気にいるものになるのか…?
※この話は、ムーンライトノベルズで掲載している「獣人国のほのぼの小話集」の内容を、なろう版に改訂したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 13:00:00
1841文字
会話率:51%
フルパートで働いているアラフォーの梓が発売して五年経ってプレイヤーが殆どいないVRMMO『フリーファンタジーオンライン』のピヨ魔法のピヨちゃんを今日も愛でる為に帰宅途中で刺された。
気が付くと山の山頂に立っていた梓は刺されたのに元気な事に首
を傾げる。周囲を見渡して状況把握しようにも情報が足りない上に、自分の姿が恐らくゲームのアバター〖アズリサ〗に成っているだろうと気付く。
ステータスが見れない!
情報不足過ぎる!
じゃあどうするか!?
目視で確認出来た街を目指して、いざ下山!
大丈夫、大量のアイテムと装備が有るから当面はなんとかなるだろう!!
取り敢えずピヨちゃんは愛でるべしっ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 20:01:20
5995文字
会話率:31%
果たして、演じるとはどういうことなのか。
「……わかった。やろう。君の言うとおりにする」
僕がそう答えると、彼女は心底ほっとしたように詰めていた息を吐き出した。そして、僕の手を両手で包み込むようにして握る。
「ありがとうございます」
「いいんだ。でも……」
「でも?」
「いや、なんでもない」
首を傾げる彼女に、僕は微笑みかけた。
「大丈夫だ。きっとうまくいくさ」
彼女は一瞬きょとんとした空気を放ってから、小さく吐き出すように笑った。
「ふふっ。はい」
笑ったように感じた。彼女の顔は無表情だった。まるで仮面を貼りつけたような無表情。けれど確かにそのとき、彼女は笑っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 15:00:00
8000文字
会話率:59%
「ローズマリー、大変なの!わたくしは悪役令嬢で、あなたはその取り巻き。そして、わたくしたち断罪されてしまうのよ!」
ある日、親友の公爵令嬢リリーにそう言われたローズマリーは、自分たちが婚約破棄されたうえに断罪されるゲームの登場人物だと説明
される。
婚約破棄はともかく、断罪は避けなければ。
そう覚悟を決めたローズマリーだったが、物語のヒロインに見向きもしない婚約者にやたらと甘やかされ、構われて、もしかして違う覚悟が必要だったのでは、と首を傾げることになる。
このお話は、自分が悪役令嬢の腰巾着の役どころだと思っていた侯爵令嬢ローズマリーが、自身の婚約者によってゲームのストーリーの主人公のような扱いを受ける、溺愛ラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 19:34:43
391775文字
会話率:38%
自分と連動して動き、感覚も共有できる小型ロボット〝ドール〟を使ったショーをしていた劇団員の待鳥吉香は、大学時代の先輩であるモデルの久宮カイラから同窓会の替え玉として出てくれないかと頼まれる。
その同窓会は普通と違い、本物の建物そっくりに作ら
れたドールハウスの中で当時の姿を再現した〝ドール〟を動かして行われるものだから、本人じゃなくても気づかれないのだと言う。言われるまま参加した吉香は、そこで同窓会主催者の手によってドールハウスからの脱出ゲームに強制参加させられてしまう。戸惑いながらも他の参加者と協力して脱出に成功する吉香だが、そこでとある人物の死体を発見してしまう。
殺人をするのは不可能で、事故や自殺で片付けるには不可解な状況に警察も首を傾げる。
引っ掛かりながらも警察に任せようと思っていた吉香だったが、諸悪の根源であるカイラは事件の謎を解き明かそうと言い出す。
気が乗らないながらも事件を解き明かすのに協力する吉香。
次第に思いもよらない真相が紐解かれていく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 18:52:13
231585文字
会話率:50%