かつて世界を救ったと魔法少女ラブリィベル。
その正体である鈴野姫《すずのひめ》は今、うだつの上がらない無職のヤニカス女へと成り果ててしまっていた。
バイトさえ失いながら、それでも危機感など抱かず趣味の配信と怠惰な日常を謳歌する鈴野はある
日、|結月《ゆづき》と名乗る魔法少女がやられかけている場面に遭遇し、紆余曲折の果てに彼女へ戦い方を教えることになってしまう。
錆びれた伝説が舞い戻る時、魔法少女の世界は再び大きく動き出す──。
本小説はカクヨム様、ハーメルン様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 18:16:14
93014文字
会話率:39%
世界一の冒険者ギルドを夢見て、光の翼《ローゼンターク》アンク。
そんな彼は十五才の誕生日、幼馴染であり団長でもあるセリスと喧嘩し三十三回目の追放を食らってしまう。
それでも仲間のディードによる窘めと頭を冷えたことでギルドに帰って謝ろう
とした。
突如鳴らない鐘は鳴り響き、なかったはずの大穴に落とされたアンクは、気がつけば見知らぬ場所で目を覚ます。
翠の祭壇に祀られていた卵形の何かに触れ、契約を果たし外への脱出が叶ったアンクだが、そこは自分の知らない世界であった。
昼も夜も等しく塗り潰す赤い空。銀蜘蛛《くも》と呼ばれる、正体不明の寄生生物。
変わり果てた世界でアンクは望まぬ再会を果たし、この世界の現状を知り、自らのやるべきことを定めることになる。
これは昔に誓った、夢を叶える物語などではなく、終わった世界で尚抗う人間達の物語。
そして仲間を殺して進む男と翠の剣が取り戻し、そして捨て去る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 12:16:59
48680文字
会話率:34%
しょうもない理由で死んでしまった男は、ゲームがモデルであろう世界へ転生してしまう。
生まれ変わりシークと名付けられた少年が送っていたのは、元々の性根と一度の死を理由に育った村で木を切るだけの生活。ゲームがモデルだという論も半信半疑で行動
する気力も持てず、せめて産んでくれた母が死ぬまではと無気力に過ごしていた。
そんな時、唐突に村を訪れた白髪赤目の女との出会いを、そして母の死を切っ掛けに自分のやりたいことを自覚する。
「宝を集めよう。集めた宝こそ、俺が生きた価値になるはずだ」
かくしてシークは村を出て、そのゲームにて隠されていた百の宝を探す冒険を始める。
選んだ道は、騎士でも冒険者でも魔法使いでもなくトレジャーハンター。
これはいずれ世界全土を巻き込む勇者や魔王の絡むシナリオも気にすることなく、自らの最期を彩るためだけに宝を漁る物語である。
本小説はカクヨム様でも投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 12:17:51
46532文字
会話率:16%
そろそろ首が涼しいプロ野球選手、入夏(いりなつ)水帆(みずほ)が手に入れたのは万能のバットだった。
強い力を加えても折れない、壊れない、曲がらない、そして体によくなじむ。
まさに最高のバットであった。
……そんでもって、重要な事が一つ。
このバット、喋る。
万能のバットにはデメリットがあったのである。
亡霊に憑りつかれるという、とんでもないデメリットが。
その亡霊は勇名(いさな)涼(りょう)と名乗る。
それはかつて伝説と呼ばれながら25歳の若さで命を落とした打者の名前だった。
入夏は未練を探す代わりに、勇名からのバッティングを教わることに。
同じように過去の選手に憑りつかれた選手達との戦い。勇名の残した未練とは何だったのか。
この出会いが自分のみならずプロ野球全体の大きく揺らす騒動に発展する事を、入夏はまだ知らない。
※タイトルは仮です。後から書き直しする事もあると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 09:00:00
54978文字
会話率:35%
常勝軍団名古屋ブルーバーズ。
その躍進を支えているのは、鉄壁とも呼ばれるブルペン陣だった。
そんな彼らが送る、NGなし、暴言ありのドタバタラジオ劇(になる予定)!
さぁ、今日も今日とてブルペンに『ON AIR』の明かりが灯る!
最終更新:2024-04-03 09:00:00
156224文字
会話率:79%
野球とは、いかに美しくバットを投げるかである。
最終更新:2023-03-24 20:52:08
3021文字
会話率:11%
趣味の野球観戦で隣の席にいたのは茜が通う高校で女子からの絶対的な人気を得ている学園の王子さまだった。
そんな王子さまは実は同じマンションに住むお隣さんで一緒に家の中で野球観戦をすることに。
最終更新:2024-05-12 00:47:42
1712文字
会話率:35%
高校2年生になった私は同級生の男の子に人生で初めての恋をした。そんな彼は文武両道で王子様のようにカッコいい橋本くん。私も見た目にはそれなりの自信があるのだけれど、いかんせんライバルが多い。そんな私が橋本くんと結ばれるように頑張るお話。
最終更新:2023-02-15 15:43:49
2086文字
会話率:0%
イセカイにTS転生した江戸時代のお侍さんと、ネコにTS転生した現代アラサー女子による、食事とか旅行とか、エッセイ的なドタバタ漫遊物語。
世界観はネコ耳さんと同一です。が、なぜかヘラス王国は日本とよく似た文化を持っておりました。饂飩や醤油
、金山寺味噌も存在する社会です。設定も都合良く変化させています。
平行世界の、さらに平行世界で実際にあったとされるエッセイ的なナニカとしてお楽しみください。
本編(終了)https://ncode.syosetu.com/n1552fk/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 18:24:46
82772文字
会話率:44%
寿司エアプ解説
サーモン
青魚ほど魚々しておらず、かといって淡白でもなく、ほどほどのタイミングで米と一緒に流れていってくれる、一番人気なのも頷ける美味さ。
人気過ぎて注文するとバカにされてしまうのではないか…という被害妄想が唯一最大の敵。
イカ
実は控え目な味で、ものによっては単なる醤油ご飯としか思えない事も。
米を置き去りにして早々消えてしまうかガムばりに残り続けるかの2択になりがちなのも難。
というか、噛めば噛むほど系の食材は寿司向きでない気が…。
タコ
イカをも超えるしつこさで喉を困らせる問題児。
しかも薄味。
醤油もワサビも米も消えたあと更にぐにぐにし続けていると、自分が惰性で生きる人間なのだと再確認できる。
赤身
マグロ。
寿司のアイコンに使われるのはこれと甘海老あたりか。
まさに代表格だが、よくよく味わってみると健康食品みたいな素朴な味で、美味いとか美味くないとかそういうカテゴリーに入れていいものなのか悩む。
着色料で赤を保ったりする辺りも傀儡政権感を漂わせており、なんだか悲しい。
玉子
「卵焼き上手く作れるなら寿司も上手く作れるよね!」というアバウトな理論で職人の腕を推し量ってくる謎の存在。
それは卵焼き職人なのでは…?
白身
言われるほど薄味ではなく、通ぶらずとも普通に美味い。
通というより、マグロのイマイチ感を知った層が流れていくのではなかろうか。
サバ
「オレ魚っスから!」とでも言わんばかりに濃い青魚の味。
おまけに肉厚で脂ギッシュ。
おそらくイヤな人はとことんイヤがるであろう。
だがそれがいい。
赤貝
妙に固い。
ホタテと喧嘩したらたぶん一方的に切り裂いていける。
サンマ
足が早いせいか、パック寿司ではまずお目にかかれない。
なのでと期待して口に入れると焼き魚と大差ない味が広がり夢が壊れる。
パフェ
パーフェクトらしい。
言うは易しである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 13:39:45
5560文字
会話率:26%
「あらすじって何書くぴょん?」
「内容を簡潔に『読まなくてもいいや』と思わせるぐらいの説明をしよう」
「月から地球に迷い込んだ私がこの底辺地球人と会って仲良くも悪くも成らない話ぴょん!」
「いいぞ、その調子だ、読む気が失せてきた!!!」
「
あとぴょんね、月の兎は皆家は餅で出来てるぴょん」
「本編でも聞いたことないんだけど」
「初おろしぴょん!」
「もっと!もっと聞きたい!月のこと!!!!」
「そうぴょんね、あっ面白い話あるぴょんwこないだ来た衛星がぴょんw太陽光パネルを太陽が無い方向に着陸してたぴょんww」
「・・・・・・・・・」
「ど、どうしたぴょん?」
「え?い、いやそれ母国で打ち上げてたような・・って」
「・・・・・」
「・・・・・・」
「失敗は成功の途中経過ぴょんよ・・!」
「絶対お前の家にロケット追突させてやるからな」
「焼き餅ぴょん」
短編→連載保留折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 23:27:03
4631文字
会話率:85%
異世界で転生したラーメン屋が作る特別なラーメンのレシピを紹介します。異世界の食材やスキルを活かした美味しいラーメンを作るためには、以下の手順に従ってください。
異世界転生ラーメンのレシピ
材料:
- 魔法のスープストック
- モンスター
の肉(適量)
- 異世界の野菜(好みのものを選んで)
- 魔法の調味料(お好みで)
手順:
1. 魔法のスープストックを大きな鍋に入れ、火にかける。
2. モンスターの肉を適当な大きさに切り、スープに加える。肉の旨みを出すため、じっくりと煮込む。
3. 異世界の野菜を好みの形に切り、スープに加える。野菜が柔らかくなるまで煮込む。
4. 魔法の調味料を加えて味を調える。塩や醤油など、好みの調味料を使うと良い。
5. 煮込みが終わったら、スープを湯切りして取り出す。
6. ラーメン麺を茹で、器に盛り付ける。
7. 煮込んだスープを麺に注ぎ、具材をトッピングする。
この異世界転生ラーメンのレシピ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 10:21:35
348文字
会話率:17%
パーキングエリアでもない、雑居ビル裏の小さな駐車場にUFOが降りてきた!
最終更新:2024-03-27 07:00:00
976文字
会話率:67%
ちくわを裏返してやろうとしたら、裂けちゃった。
どうやら、リバーシブルではないらしい。
最終更新:2024-01-03 07:00:00
438文字
会話率:0%
そりゃ、悪いとこだってあるでしょ、誰だって。
でも好き♡ 大好き♡♡♡
最終更新:2023-03-23 07:00:00
341文字
会話率:0%
私はその日、途方に暮れていた。
なにしろ生家であるサットン侯爵家が没落し、
子供の頃からの婚約者に婚約破棄されたのだ。
だが同時に唐突に気づいた。
ここはかつて読んでいた某ライトノベルの世界だと!
しかもガスはあるし、水道も通ってる
し、醤油が存在する
まさかのチートすぎる世界だった。
転生前、筋肉ヲタ……だった私は、
サットン家主治医のフォスター先生の元で治療師の資格を取って、
リハビリと栄養指導をし始めた。
このまま平穏に王都の片隅で暮らしていきたい……
私の願いはそれだけ。
しかしある日、伊達男で知られるセルゲイ=エヴァンス侯爵令息の弟である
トラヴィスのリハビリ依頼が私にやってくる。
何を隠そうセルゲイは私の最推しキャラ!
だけど、弟なんかいたっけ?
トラヴィスは騎士だったが、とある事件に巻き込まれ、
顔と右足に大怪我を負ってしまったのだという。
涼やかな美貌を持つ彼の二つ名は――氷の騎士。
しかし彼は異性が苦手らしい。
私ではすぐにお役御免のはず。
と思っていたのに。
とあることで会えた氷の騎士は、
痩せていて!筋肉が落ちていて!
しかも!何故か私とは話せる!
「俺の顔が怖くないのか?」
「他の女性は駄目なのに、お前だけは大丈夫だ」
「俺の側にいろ」
(貴方はヒロインが好きなのよね? その怪我だってヒロインを庇って――)
やがて私はトラヴィスの抱えている過去を知る。
※あらすじ長くてごめんなさい
※なるべく明るく!楽しい!話を!目指します
※ゆるゆる設定です
※R15は保険です
※ストックあるところまでは毎日更新ですがそれから不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:00:00
118289文字
会話率:41%
4日かかって昨日で食べ終わりました
最終更新:2024-02-27 10:08:02
1930文字
会話率:0%
主人公の山田博人(やまだひろと)はラーメンを食べた帰りに幼馴染であり学校では容姿端麗成績優秀運動神経抜群の文武両道で人気者の黒崎華(くろさきはな)が人を襲い吸血している姿を見てしまう。
華の方も見られたことに気づき博人を襲うが彼は生粋の次郎
系と呼ばれるにんにくが大量に入ったラーメンのこよなく愛する「じろラー」であり血ににんにくの成分がたっぷりあった為華は悶え苦しむ。しかし、彼女は超が付くほどのドMだっためなんとにんにくの臭いと味更に次郎独特の豚骨と醤油の味に快楽を覚えてしまう。彼女に密かな恋心を持っていた博人は「俺が何とかしなけば」と自身の持つ次郎の知識でラーメンを作ることを決意する。果たしてラーメンは完成し彼女に思いを伝えることは出来るのか!?
ちょっぴり馬鹿でドタバタなラブコメディー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 01:24:32
858文字
会話率:0%
僕は自宅の台所で熱心に戸棚や冷蔵庫を物食して、在らん限りの調味料を食卓に並らべている。
塩、砂糖、ソース、醤油、味醂、酢、唐辛子、わさび、生姜、にんにく、胡椒などである。サフランやナツメグなどもあるが、日頃料理をする習慣の
無い僕には何なのかの区別はつかない。
そんな僕が何でこんな事をしているかと言うと、急に料理愛に目覚めた訳でも消費期限を確認しようとしている訳でも無かった。どちらかと言えば、これから僕がしようとしている事には料理は一切関係無いし、期限が切れていようが知った事じゃない。
いや、ひょっとしたらむしろ期限切れの方が効果があったりするかも知れないのだ。この"かも知れない"という響きがそもそも怪しかったりするのだが、こればかりはやってみないと判らない。
そう、僕が今からしようとしている事は常識のある人ならたぶんやらない事だ。けど僕は少しだけワクワクしている。
ほんのつまらない思いつきだけど、暇な僕には割と重要なのである。僕は戸棚に入っていた大きめの透明なガラスボウルを取り出して来ると、その中に適量ずつの調味料を合わせながら、ノートにその配合を記し始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 00:08:56
29380文字
会話率:20%
主人公の西島は、同僚の滝藤に飲みに誘われる。
1992年9月21日[1][2][3]から発売され、2010年8月まで生産された初代は一般的なカップラーメンで採用されている乾燥麺ではなく、レトルトパウチされた生タイプ麺であることが特徴の商品
であった。「ラ王」は、日本で作られた長期常温保存可能な生タイプ麺のカップラーメンとして、1991年7月発売の明星食品「夜食亭・生タイプ醤油ラーメン / 味噌ラーメン」に続く商品であった[注 1][2][4][5][6]。同時期に東洋水産からも生タイプ麺の製品が発売されていたが、同類の競合商品は夜食亭を含め数年で撤退している。初代は年間300億円[7]を売上たこともあったが、社内外で[8]高品質・高価格帯の競合商品が増加したことで競争が激化して市場占有率が年ごとに落ち込み[7]、2010年8月2日に生産を終了した[9]。
初代が生産を終了してから1か月を経ない2010年8月24日に、惜しまれる声が多かったため独自の特許技術によるノンフライ麺を採用したラ王を復活すると発表され、9月6日から現在の2代目が発売された。
JR渋谷駅ホーム(2012年11月から2016年10月11日まで)および阪急梅田駅改札内(2013年2月16日から3月15日までの期間限定)で、アンテナショップとして日清ラ王袋麺屋を営業し、チャーシューや煮卵などをトッピングし調理した袋麺タイプの商品が250円程度で提供されていた[10][11]。渋谷駅の店舗は、開店から閉店までの約4年間で約38万杯を売り上げた[12]。
2017年に発売から25周年を迎え、2018年1月に初代ラ王の復刻版が限定発売された。「しょうゆ」と「みそ」の2種類で、初代の生タイプ麺のつるみともちもちした食感をノンフライ麺で再現し、当時のパッケージを復刻した[13]。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 01:29:48
344文字
会話率:39%
ある朝、彼氏が別のモノになっていたら。
最終更新:2023-06-18 21:55:09
608文字
会話率:17%
僕は加賀美餅太郎(10)
東京の浅草に住む、色白、肥満体型の男子小学生。
家は老舗の煎餅屋“加々美”。
体育は苦手で、これから行われる運動会のかけっこがゆううつ。
身長158cm体重60kg体脂肪率35%…
休み時間にもちもち肌を女子に揉
まれるのがムカツク。
冷え込んだある秋の朝、こっそり爺さんの火鉢を使わせてもらったら、体に電気が走って、なぜか醤油色に日焼けして、痩せてて筋肉カッチカチの体になっちゃった!
しかも性格はバリバリの江戸っ子で、スーパードライ!
本当の僕はひ弱な都会っ子。映画では絶対に泣くくらいウェット!
爺ちゃんに聞いたら、うちはたまに火に触れるとそういう風になる体質の子が生まれるらしい。
変身すると、ちょうパワーとちょうスピードが出る。
ちなみに弱点は水分。浮かない沈む。顔が濡れると力が出ない。
爺さんに言われた通り、変身したら元に戻るためにせんべいマンって名乗って町の人を助けてる。
人情ゲージが貯まるとウェットになって元に戻るらしい。
でも、運動会で変身しちゃって1等を取っても替え玉って言われたり、せんべいマンの姿で憧れのパティシエアイドル、吉野菊子さんのピンチを救ってしまって急接近!
正体がこんな色白餅肌野郎ってバレたら嫌われてしまう!
これから僕はどうしたらいいんだよ〜!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 10:42:54
16965文字
会話率:34%
蝶よ花よと育てられた、男爵令嬢アンヌマリー。しかし彼女は今、不幸のどん底にいた。多額の借金を抱えて彼女の家は取り潰され、彼女はただ一人、伯爵家のメイドとして働くことになってしまったのだ。
しかしそんな状況にもかかわらず、彼女は全く違うこ
とに頭を悩ませていた。
「味噌汁飲みたい……でも味噌なんて、どこにも売ってない……」
ひょんなことから、彼女は謎の記憶を取り戻していた。別の世界、別の場所で、一人暮らしの大学生として元気に過ごしていたという、そんな記憶を。
そうしてアンヌマリーは、その記憶の中で毎日のように食べていた和食を、どうしても食べたくなってしまった。しかし今の自分を取り巻く環境には、味噌も醤油もない。
「ないのなら、作るしかないわね」
彼女は記憶と勘だけを頼りに、様々な和食を再現し始める。そのさなか、彼女はディオンという貴族と知り合った。美形だが偉そうな彼は、ちょくちょく彼女の前に姿を現しては、和食のおすそ分けを要求するようになったのだ。
貴族の癖に、使用人の食事をかつあげする気か。アンヌマリーは最初こそ苦々しく思っていたが、次第に彼に心を開いていった。ディオンは、それはもうおいしそうに、彼女の食事を食べていたのだ。
恋人というには甘さに欠け、友人というには親密すぎる。そんな二人の幸せな時間は長くは続かなかった。アンヌマリーは働いていた屋敷を追い出され、一人とぼとぼと歩いていく。そんな彼女に、ディオンが手を差し伸べる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-12 12:13:07
196345文字
会話率:40%
占い×問題解決×中華ファンタジー
「ーーこれがお前の『運命』だ」
華島国、佐州のとある宿場町。十七歳の嶌喜鵲(とうきじゃく)は、占い師である父に遺言とともに命式(1)の書かれた紙を渡された。父没後、占い師として暮らしていた彼女は、来訪
した将軍の茗朱鷹(めいしゅおう)の命式を見て驚く。彼は父に託された『運命』の人だった。
茗将軍は喜鵲に、大貴族家隼家と隼家を重用する皇太后によって作られた皇城の空気に一石投じて欲しいと依頼する。どうやら隼家お抱えの占い師が「皇帝は皇帝に不適格」と噂を立て、少年皇帝緋王を貶めているらしい。
「占いは人を謗るものじゃない。人を活かすためのものよ」
幼馴染の師兄、如子孝(じょしこう)が止めるのもなんのその。
占い師としての矜持と『運命』への興味を胸に、喜鵲は茗将軍に従い皇城へと向かう。
彼女に待ち受けるのは、動物が四貴妃と化した大混乱の後宮、そして皇太后主催による占いバトルだったーー
・(1)……生年月日から導き出した占いに用いる「図」
◇◇◇
・算命学をベースにした鑑定を行なっておりますが、現実の全ての占術とは無関係のフィクションです。
・ゆるふわ中華ファンタジー。酢醤油つきの肉まんを食べてます。
・後宮四夫人が動物です。
・ブラコン義兄と謎の将軍と元気な女主人公のわちゃわちゃ。恋愛要素薄め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 22:06:25
43252文字
会話率:53%
異世界の街・ロッコでどんぶり店を営むエリ、こと真嶋恵理。
そんな彼女が、そして料理人のグルナが次に作りたいと思ったのは。
「蒸すのでどんぶりとなると、豚角煮丼だよな。あと、茶碗蒸し!」
「時間的に、ちょっと……あと作るなら、魚醤じゃなく醤
油で作りたいわよね」
「解ってくれるか……あと、しいたけとキクラゲが!」
しかし、作るにはいよいよ他国の調味料や食材が必要で…今回はどうしようかと思ったところ、事態はまたしても思わぬ展開に。
不定期更新。書き手が能天気な為、ざまぁはほぼなし。基本もぐもぐです。
※重複投稿作品※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 09:35:33
52805文字
会話率:50%
異世界転生したギャルが、やることないので異世界でTikT◯k撮ったらバズったことをきっかけに、スマホ片手に異世界配信してバズらせるお話です!!
元気なギャルが主人公です!
多分この先転生した悪役令嬢とか、転生してきた勇者とかに出会ったり出
会わなかったりします!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 13:45:57
1338文字
会話率:17%
疏上 春晴(そがみ しゅんせい)どこにでもいるであろう、普通の高校生だ。嫌なことを後回しにする癖があるために、課題を終わらせることを忘れていた今日この頃である。課題を終わらせることを諦めた彼の行動は、散歩に出ることだった。そして、森の中を散
歩しているといつの間にか、異世界にやって来ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 22:41:48
44980文字
会話率:41%
性格の悪い主人公は、ダンジョンの奥地にて発見し
た宝箱から出たスキルによって職業が悪戯好き固定にされる!
これは主人公が改心(嘘)して暮らす物語
世界観設定 ガバガバ予定、いつの間にかとんでもない過去改変が起きててもやりやがったぐら
いで見てほしいです
世界の名前はイージス(多分死に設定)よくあるある異世界みたいに思ってくれるとok
ヒロインとかライバルの予定はあるけどまだビジョンがないので気長にお待ち下さい。後初投稿なので温かい目を希望します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 21:05:14
6117文字
会話率:11%