七柱の神々を奉じる七種族――ディノサウリアン、マーマン、ドワーフ、エルフ、ゾアン、ハーピュアン、そして人間が暮らすセルデアス大陸。その長き大陸の歴史に深く刻み込まれた、ひとりの男の名がある。
「破壊の御子」ソーマ・キサキ。
古代セルデア
ス大陸の西域に突如として現れ、当時亜人類と呼び蔑まれていた種族を率いて反旗を翻すと、多くの街を焼き払い、いくつもの王国を滅ぼした。そして、大陸全土に戦乱と恐怖と破壊をもたらし、ついには史上最悪の破壊者にして虐殺者として今なおも恐れられる男。
しかし、その正体は現代日本から召還された、アニメや漫画が好きなごく普通の少年・木崎蒼馬だった。
レベルもスキルも魔法もない異世界で、何のチート能力も与えられなかったばかりか、自身で戦う力すら奪われた平凡な日本人の少年が、涙を流し、反吐を吐き、時には挫折を味わいながら、それでもなお知恵を絞って仲間とともに戦い抜き、歴史にその名を刻む大河戦記ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:09:52
3141829文字
会話率:30%
全六回。約二万二千字。
昔々のその昔。西域に、繁栄を謳歌したオアシス都市があった。しかし、その都市は悪逆非道の賊によって滅ぼされる。
今、その都市を一人の旅人が訪れる。
彼女は何者なのか。
わかることは一つだけ。とっても呑気な
ぽやぽやさんだということ。
復讐譚、の皮を被った呑気話、の皮を被った勧善懲悪物語、なのかなあ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 12:12:07
21779文字
会話率:44%
最西域のバルメラ族の少年と、記憶をなくし砂漠越えしてきた訳ありの少女の運命を繋ぐ物語。
自作コミカライズのあらすじとして考えていた物語です。
読んでくださる方のひと時、別世界にいざなえたら幸いです。
初めてこの手のものに投稿します。
す
ごく長編となると思います。更新もスローペースと思われます。
操作が不慣れだと思いますが、ゆるく見守ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 12:45:07
43637文字
会話率:11%
「おんどれぇえぇ! 猿ぅぅ! 許さんぞぉぉぉ! 天界も仏界も、捻り潰したらぁぁ!」
芭蕉扇を巡る戦いで、孫悟空と天界・仏界から、こてんぱんにされた牛魔王。彼は苦心の末、三つの新術を開発した。
一つ。妖魔を蘇らせる術。
二つ。異界への扉を開く
術。
三つ。手下に課題を与え、従わせる術。
天界・仏界の力が届きにくく妖魔も存在しない世界を混沌に陥れて征服し、そこで悟空と再闘する為である。その世界は、牛魔王がいる地上世界と双子の如きそっくりな場所だった。そこにはその世界の玄奘三蔵がおり、まさに求法の旅を始めんと天竺へ出発したばかり。
三蔵を消せば、仏教は潰えるだろう。三蔵の危機となれば、天界・仏界は絶対に悟空を送りこんでくる!牛魔王は確信していた。
別世界で決着つけたる!そやけど新術使いまくって妖力が足らん!ほんなら手下を先に行かせてまえ!
牛魔王は手下に術をかけ、次々と異界へと送りこむ。
牛魔王の目論見通り、悟空・八戒・悟浄は三蔵を守るよう言いつけられ異界へと落とされた。
悟空達は玄奘三蔵を牛魔王の魔の手から守り、天竺への旅を助けようと奮闘する。しかし、その世界の三蔵法師はびっくりするほど強くて!
助けられてるのは玄奘? それともオイラ達?
『大唐西域記』が書かれた世界で、新たな『西遊記』が始まる!
古典文学の三蔵法師と、実在した三蔵法師をモデルにした玄奘とのギャップも楽しんで頂けたらと思います。今時らしく、可愛い女妖怪も出します。
※資料を元にして、作者なりに考察した玄奘像となっております。ご了承頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 10:38:34
99296文字
会話率:33%
三蔵を食べるのは、あたし!
だから、他の妖魔に喰わせるわけにはいかないのよ。
悟空への復習に燃えている牛魔王率いる妖魔軍の『火付け番』、下っ端妖怪の沙羅(しゃら)は、弱っちい故に真っ先に牛魔王の妖術にかかってしまった。そして、『西遊記』の世
界から、現実世界の唐の時代に送られる。
【元の世界に戻りたければ、玄奘三蔵を食べるか悟空を殺すべし】という課題を背負わされて。
沙羅は、牛魔王対策により同じく玄奘三蔵の元に遣わされた悟空・八戒・悟浄とともに、玄奘三蔵の旅を妖怪たちから守っていた。
いつか美味しく喰ってやる。そして、お家に帰るんだ。という野望を胸に。
そして、チャンスがやってくる!
沙羅が玄奘三蔵を食べられないのは、肉が不味過ぎるからか? それとも――
実在の玄奘三蔵に、『西遊記』の妖怪要素をぶっこんだ、短編プラトニック・ラブ!
妖怪女×僧侶 でドキドキワクワクしませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 20:03:02
5231文字
会話率:12%
唐の時代、1人の僧侶が仏教の原典を求めてインドを目指した。
西遊記で有名な三蔵法師だが、彼は別に軟弱でも日和見でも無かった。
最終更新:2023-09-27 16:51:31
26340文字
会話率:52%
本作はイマドキのサバサバ冒険者のスピンオフです。
『西域物語』というストーリー管理にはメイン作品であるイマドキのサバサバ冒険者、白の勇者と黒の英雄などいくつか作品を格納しています。
基本的には本編既読の人向けです。
最終更新:2022-12-16 14:00:58
3724文字
会話率:6%
紀元前2世紀の中国。漢帝国の若き公主(皇女)は皇帝から、はるか西方――烏孫(うそん)の王のもとへ嫁ぐように命じられる。烏孫は騎馬を巧みに操る、草原の民。言葉も通じない異境の地で生きることとなった、公主の運命は――?
※公式企画「秋の歴史
2022」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-18 22:36:32
5584文字
会話率:6%
人の住まう平原の最果て
西の果てなる人智の境界で
数多の死地を戦い抜く英雄ら
人の世の守護者たる彼ら
城砦騎士団の勇者らの育んだ
新たな命を「城砦の子」と呼ぶ。
生まれながらに人智の境界で
戦い死すべき運命を負った
哀しき子らの覚悟は澄
明
いつの日か父や母のように
荒野の城砦で平原の人の世を護る
誇りと共にそう誓い日々生きていた。
城砦歴106年、冬。
人魔の大戦の最前線たる
異形の巣食う荒野に孤立する
西域守護中央城砦へとまた一人
城砦の子が旅立とうとしていた
剣聖ローディス、筆頭軍師ルジヌ
城砦の子が名高き英傑となる例は多い
時を超え世を超え人の世を照らす
新たな英雄、その名はシラクサ
天は星月の囁きに充ちて
人と異形、希望と絶望
地に在る総てを慈しむ
儚く生きる夜の子は
荒野の闇に何を見るのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 12:10:30
177527文字
会話率:8%
城砦暦107年、初夏の頃。
平原西域、騎士団領ラインドルフへと
早馬が駆けた。もたらすは、領主ライナス
戦死の訃報。中央城砦で人の世を守護してきた
英雄の死は余りにも重く、多くの代償を伴った。
領主を継いだ若きサイアスは、父の遺した
全て
を護るべく自ら代償たる事を決意した。
すなわち父の死した地、荒野の只中へ。
陸の孤島、囮の餌箱、人魔の攻防の最前線。
中央城砦へと赴いて命を賭して人の世を護る。
後世数多の言の葉で燦然と謳われる不朽の物語。
サイアスの千日物語は、こうして幕を開けた。
力なき一人の少年が覚悟一つで死地へと赴き
出会いと別れ、多くの助力を得て戦い抜き
遂には魔を討ち騎士となる。これはそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-25 00:09:57
2988365文字
会話率:18%
「私、三蔵法師の身代わりとなってください」
子犬を助けようと川に落ちた高校生の梨沙は、気づけば大昔の中国に飛ばされていた。
五行思想の根付く世界で、三蔵法師の影武者となり、西遊記の妖怪たちと旅に出ることになる。
襲い来る妖魔に滑稽な妖
怪たち。
出会いと別れ、そして従者との恋。
今日も妖怪に命を狙われながら、梨沙は天竺を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 14:10:33
314637文字
会話率:37%
川の神への生贄にされる幼馴染を助けようと、飛隆が決死の覚悟で夕暮れの道を駆けだしたその時、空から女が降ってきた。
僧侶姿の女は、飛隆が儀式をぶち壊すのを助けてくれると言う。
でも、長年続いてきた悪習を、今さらどうやって……?
西域妖異
伝の番外編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 17:37:03
5299文字
会話率:33%
六年ぶりに再会した大学生の千里と理が、地元多摩・武蔵野を歩く。
※島嶼部を除く東京都の30市町村で少なくとも1話のエピソードを投稿予定です。ひとつの自治体につき2話以上描くことも想定しています。
※適当な話数を更新したら一旦完結設定とし
ますが、不定期に続きを更新していきます。
※東京市部の地理や歴史に関する面白いエピソードを知っていたらぜひ教えてください。ネタはどんどん増やしたいので。そのうちお話になることがあるかも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 18:00:00
49383文字
会話率:41%
人々の発する言葉そのものが力を持つ世界。辺境の村で育ったハクは、閉鎖的な暮らしにうんざりしていた。そんな中西域との交易を行う叔父コウと共に村の外へ出て行けるはずのハクだったが、思いもよらぬ出来事に見舞われる。謎の青年ジオとその用心棒のレイと
の出会いと、その旅の目的。交差する運命と人々の生き方は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-06 23:41:55
46693文字
会話率:62%
東邦人で|バージン・ディテクティブ《魔法使い》のレジナルド・トマスは、西域との平和条約の一環として、西域を訪れていた。
キーワード:
最終更新:2021-06-28 12:26:56
20452文字
会話率:37%
人類は宇宙へ飛び立った
地球は太陽へと飲み込まれるとされたからである
そうして一億年
銀河を牛耳り続けた政府は暴走を始めた
それが2度の宇宙大戦の始まり
シリウスの虐殺 シリウスの悲劇であった
自治と独立、自由と支配
英雄たちは儚い人
生を生きようとする
この物語は勝者が書いた
そこに何億もの名前すら無い犠牲者の上にこの物語を残す折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-02 00:29:51
14312文字
会話率:13%
シェレル=ハルバートは絵描きになるための学校にいくつもりが、間違えて士官学校へ入隊することに
実技、試験ともに首席で卒業したシェレルは後方支援部隊に配属される
しかし時代はシェレルに味方しなかった
王国は窮地に立たされ、風前の灯
散っていっ
た仲間たちの意志を継いでシェレルは
たたかう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-14 22:31:25
2955文字
会話率:0%
紀元前104年、長安の遊民であった李広利は突如大宛攻略の命を皇帝から受けた。大宛とは西域の果てにある未知の国。そこにたどり着くまでには天まで届く山脈、さまよえる湖、広大な砂漠、果てしない草原……さまざまな障害が彼の前に立ちふさがる。そこに
生きる人々との出会いは希望に満ちたものか、それとも幻滅か。
現在ではシルクロードと呼ばれる回廊を右往左往し、将軍として勝利を義務づけられた男の人生と、西域の神秘を描いた歴史ロマン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 22:44:03
207254文字
会話率:52%
皆さんも三国志はご存じですね、私も学生の頃嵌って読みふけりました。丁度図書委員をしていたので放課後遅くまで図書館で読んでいたのを思い出します。
三国志を見ていると弱くて何時も逃げている劉備と強い曹操を見て何時も不思議に思っていました。
劉備の配下には曹操配下の猛将に劣らない関羽、張飛、趙雲等の勇将が居るのに、なぜ?何時も負けているのか?
劉備は5千から1万近い兵力も持っていたのに、小さな群規模なら充分占領出来ただろう。
又平原の令を務めていたのに陶謙の危機と聞くと何もかも捨てて徐州へ赴く等私たちから見れば不可思議な行動が多い。
普通の人なら全兵力5千の戦力の中で平原の守りに2千程の兵を置き、3千の兵で応援に行くのが一般的な考え方だと思う。自身の家族や身内又部下の家族や軍属の召使等守るものもあるはずだからだ。
劉備も漸く軍師諸葛亮を得て蜀と言う辺境の小国の主となりますが、漢王朝の復興も出来ないまま死んでいきます。
反三国志等が出て、徐庶の母親を趙雲が助けて、鳳士元、諸葛亮、徐元直の3名の軍師が揃って、劉備が曹操を打倒する物語もあります。
他だ黄巾党が滅んだ時点で軍師なり有能な文官が付いていれば1国の主となり、曹操や孫権、董卓や袁紹等にも対抗で来たのではないでしょうか?
兎も角劉備に漢帝国を再興して欲しいので、この物語を書きました。是非、皆さんも応援してください!
早くに父親を失った劉備は従兄らと長安を牛耳る秦王劉星玄に招集され、彼の一番下の息子となる。
秦王には16名の息子、娘がいてそれぞれ師範級の腕前を持っていた。
彼らの教育を受けながら劉備は成長して行く、10歳になり幼年学校に進み同じく劉氏の子弟達と争いながらも成長して行く。幼年学校を3年で納めた劉備は12歳で高校に進んだ。
劉備はここで知己を得て人脈を築いていく、師範級の兄達に幼少時から剣術、槍術、弓術、太極拳等を叩き込まれた劉備は学生では敵う者がなかった。高校を是も2年で終わらせ大学へ進む。
大学では学生以外に学者や官吏、商人とも接する機会があり、劉備の人脈は急速に拡大した。
大学を3年で終わらせ劉備は18歳で南陽の丞(太守の副官)となり政治の世界に入った。
これから太守を目指して勉学に勤しむ劉備の姿があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 13:00:00
51980文字
会話率:0%
都で名高い女優、花水蘭の舞台であるとき殺人事件が起きる。そのあおりで劇場を閉鎖された花水蘭は事件解決のため奔走する。
実は彼女には特殊能力があった。自らの身体を透明化させ、どこへでも忍び込むことが出来るのだ。水蘭はその技を使い、事件の核心
に迫っていく。成り行きで捕庁長官の仕事を手伝ううち、彼女は大きな陰謀に巻き込まれていく。長官の部下たちとも助けあって事件を解決に導くが、そのさなか長官が何物かにさらわれてしまう。長官の行方を追って西域に向かう水蘭たち。冒険の途中、水蘭は自らの出自と向き合うことになる。そこで彼女はなぜ自分がこのような特殊な技を使うことが出来るようになったのか、その秘密を知ることになる。
中華風の世界でのサスペンスものです。時代は特に限定していません。
テーマ②のサスペンス・推理ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-11 23:38:16
14041文字
会話率:49%
たぶん、これは純文学です。
スピリチュアルな感じかもしれません。
玄界灘という名前の人が出てきたら、その人が主人公です。
ただ、玄界灘は複数人出てくるかもしれません。
第一章《王国の物語》は異世界が舞台になっています。
第二章《東京の探偵
》は現代の日本が舞台になっています。
この二つの世界はやがて・・・
第三章《西域の王国》は《王国の物語》の続きの物語です。
第四章《世界の物語》がいちおう(?)最終章となります。
※ノベルアップ+様にて公開しているものを加筆修正して投稿させて頂いております。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-21 15:45:02
44175文字
会話率:29%
通報式とは文字と数字を羅列した符号で、様々なデータを一定の規則に基づいて変換したものである。符号化するには思想が必要であり、通報式が共通に利用できれば、言葉や風土の異なる人々同士でも情報をやりとりすることが可能となる。通信が発達した時代に
なっても、その利便性は変わらない。これは、その通報式で世界が一つになれると信じた男の物語である。
西域の空港ホッタイトで働くシムナナムナは、空港の気象予測の充実を願っていた。そのために、独学で気象を学び、ササジー通信という独自の情報発信サイトの運営も行っていた。ある時、意を決したシムナナムナは、大都市オーギュシティにある世界交通機関までやってきて、空港における気象予測の充実を直訴する。
世界交通機関に所属するジェロという男がシムナナムナと面談した。シムナナムナの願いは必ずしも世界交通機関の機能とは一致しなかったが、シムナナムナはそれを理解しない。このため、シムナナムナは情熱が空回りしてしまい、ジェロがその要望に理解を示すことはなかった。
後日、国際交通機関で空港の統廃合プロジェクトが始まり、シムナナムナのいる空港は規模を縮小することになる。ジェロはその説明に現地のホッタイトを訪問して、そこでシムナナムナと再会した。その晩、二人は夜遅くまで話し込み、ジェロは次第にシムナナムナの考えに共鳴するようになる。しかし、プロジェクト自体は淡々と進んでいった。
ホッタイトの空港規模縮小によりシムナナムナは職を失ったが、ジェロの口ききでワンジュという都市で働くことになった。そこには廃港となった施設を利用した天文公園があり、昼間は公園内の喫茶店で働き、夜は天体観測をする生活をシムナナムナは始めた。また、ジェロ自身もシムナナムナと親しむうちに、オーギュシティの暮らしに疑問を感じるようになっていたため、仕事を辞めて同じ街に移り住んでいた。ワンジュの街で、シムナナムナは天気と天体のことばかり考えて暮らし、通報式の発信を続けた。ジェロはそんなシムナナムナとさらに親交を深めていく。
ある晩、二人の住むワンジュの街を過去にない規模の砂嵐が襲った。そこでシムナナムナとジェロは何をすべきか考えて行動をとる。未曾有の災害の被害がそれでなくなりはしなかったが、わずかな報いがそこにはあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-05 12:00:00
113654文字
会話率:67%
2020年、一人の日本人青年が、パキスタン・フンザからの便りを最後に行方不明になった。名を、イヌイ シンイチという。
両親は、下町で「西域ラーメン」という名の店を営み、夕方は高校生、深夜は夜勤上りのナースで、そこそこ経営は成り立てい
た。ある日、同じ商店街に「豚骨ラーメン屋」が開業し、高校生の足が遠のき始めた。ナースは3交代制から2交代制へとなり、深夜帯に来なくなっていた。
長兄、シンイチは、H大学の4年時に、不明となる。(当時22歳)
次兄、ジロウは、高校時代からグレ始め、シンイチとは仲が悪かった。現在、中古車の陸送の仕事。
三男、カズミは、シンイチの跡を追うようにH大学に入学する。
親友アキヤマが、唯一、シンイチの真相を知ってはいたが、居場所は知らなかった。
ジロウは、シンイチに会えるのか? 3兄弟は、家族は、どうなってしまうのか?
テーマは、兄弟愛、家族愛、異国への旅、などについてです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-22 05:15:15
56800文字
会話率:39%
華王朝末期の事である。
主人公は、州牧の罪に連座して職を解かれ、
多くを失った或る郡令。
もはや我が身、天に見放されたと思い、
彼は旅に出ることにした。
行くあてもなくたどり着いた、西の砂漠の町「沙覇丘」。
西域情緒溢れるその町の市場で、
彼は奇怪な女と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 18:42:59
5809文字
会話率:19%