紫煙と外連味と一抹の寂寥感漂うレトロフューチャー風味スペースオペラ百合
かつて栄華を誇ったが国力の衰退著しいある国の国策企業による、安全性を黙殺した『圧縮恒星炉』開発が失敗した結果、その国民と国土の大半を吹き飛ばす事故を起こしただけでな
く、その残骸の膨大な熱量によって超々地球温暖化を招き、陸地の7割を海に沈めてしまう、という大惨事を起こしたことによって、人類は否応なく宇宙進出を果たさざるを得なくなり、衛星軌道上には大小様々なスペースコロニーがいくつも点在している新たな時代を迎えていた未来の太陽系。
系内の各地に潜む賞金首の犯罪者を追って宙を飛び回る賞金稼ぎを生業とする、通称『ロウニン』と呼ばれる人々の一員で、ぶっきらぼうな一匹狼の女性・ザクロは、根城にしている人口の約半数を同業者が占めるスペースコロニーの格納庫にて、どこからか逃亡して忍び込んだとおぼしき、常にオドオドしている様子を見せる若い女性・ヨルと遭遇する。
どこか不思議と惹かれる雰囲気を纏う彼女と関わる内に、ザクロはヨルの抱える事情に首を突っ込む事になり――。
※未成年者喫煙は法律で禁止されています。たばこは二十歳になってから。正しいマナーと節度を持って吸いましょう。
※この小説はフィクションであり、実際の出来事や個人名、団体名とは異なります。また、作中の描写には差別や受動喫煙等を肯定する意図はありません。
※無断転載お断り
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
262727文字
会話率:67%
地球と同じ銀河の海に『ファルトン』と『アーバイン』という、人型生物が繁栄し文明と技術を発展させている地球型惑星が有った。
『ファルトン』はいくつもの国家間の諍いを経験したが、急速に科学技術を発展させ自らの衛星だけでは無く外惑星へ進出してその
資源を使い宇宙空間にいくつもの生存可能な施設を建設し繁栄を更に広げていた。
しかし、『ファルトン』に危機が迫る。
この星の繁栄の源。恒星『ヨーカ』が赤色巨星への坂を降り始めたのだ。
次々と起こる異常気象。恒星風の嵐、公転周期の変化、自転軸の移動。
いずれも僅かな変動であったがもたらされる影響は大きかった。
植物が枯れ食糧危機が訪れる。物価は高騰し各国で暴動が発生する。
貨幣経済は崩壊に向かい人々は掠奪に走る。
ここに来て人々には『ファルトン』と運命を共にするか、見捨てるかの選択を迫られる。
多くの犠牲を払って生み出された『コールドスリープシステム(CSS)』を搭載した大型のコロニー艦を中心とした移民船団を外惑星軌道上で建造して外宇宙のまだ見ぬ惑星へ旅立つ一団が現れた。
次々に建造される移民船団。大国や資金力が豊かな団体は我先に『ファルトン』を後にした。
そして、最後の船団が『ファルトン』を後にする。
数奇な間柄に有る3つの船団。予め予定された目標惑星の星域は近いが、それぞれの星域へ向かう事する。
そのうちの一つが『アーバイン』の衛星軌道上に到達して、移民禁止事項を無視して侵略を開始。
あがらう事も出来ずに隠れ住む先住民。
だが、偶然にその中の一人が日本へ転移。日本の技術や『術』を使って隠れ住むアーバインの民を救う。
反抗の機会を窺う先住民達。
しかし、地球にも『ファルトン』をたった一団が迫る。
彼らはどう出るのか?
『侵略』か『協調』か『離脱』か
『アーバイン』そして『地球』いずれにも訪れる最後の時。
人類は生き残っているのだろうか?
そして去っていく者達に行き先は有るのだろうか?
今、そのひとつの終わりが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 08:16:04
1849005文字
会話率:30%
カイル・リードは観測ステーションから、未調査の惑星を探索していた。そこで法規を犯し、現地の少女と接触をしてしまう。
賞罰対象になることを覚悟した待機中、彼は気がつけば地上に降り立っていた――――。
彼を強制的に衛星軌道から地上に転移させた力
は何か?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 07:56:18
1658048文字
会話率:63%
木星同盟軍が宣戦布告してからは約6ヶ月過ぎた。EMAFは多大な被害を受けて、衛星軌道防衛第9基地での戦いの後、来るはずの地球からの援軍は来なかった。
地球側に連絡するにもなんらかの妨害電波のせいで地球とのコンタクトは不可能な状態になってお
り、現状、地球での状況も不明のまま、援軍も期待できず、火星軍は孤独を強いられたまま抵抗し続けていたが、すでに本部は包囲され、残存戦力も30%しか残ってなかった。
当初、量産型MT計画がほぼ完成段階だったが、大規模な進撃を受けてた為、生産体制がまだ完全ではなかった。が、幸い火星の第一衛星フォボスの月面基地は月の裏に建造されており、戦略的に重要拠点ではない故に進撃から免れたである。そのため連合機関E・M・U・Sの最後の希望、切り札となる「G・プロジェクト」や量産型計画は完成しつつあった。
Gプロジェクトの開発は敵に発見されるのを防ぐため、フォボスの月面基地で行われたが、現在の状況では敵に発見されるのも時間の問題だと予測され、一部完成していたGシリーズや量産型MT「レーノス」計画を地球本部へ移転することに決断し、火星圏からの脱出の計画を試みる。
そして、ここで新たな戦いが始まろうとしていった・・・・
フォボスの月面コロニー『ホームズ』で妹と父と暮らす少年アーク・グルヴィスは幼馴染みのフィアナ・ヴァレンシアとの出会いから地球・火星と木星圏との戦いに巻き込まれていく。
pixivイラストレーター ジョガンダムさんのオリジナルストーリーが本人監修の下、遂に小説化!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 22:29:56
17442文字
会話率:65%
西暦5012年。突如として地球にエイリアンが襲来し、侵略を開始。人類はエイリアンと彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の手によって地上を追われ、月への退避を余儀なくされる。
生き延びた人類は奪われた地球を取り戻す為、アンドロイド兵士による抵抗軍
を結成。衛星軌道上に設置した基地群から反抗を開始するが、十数回に渡る大規模降下作戦を経てもなお決定的打撃を与えることができず、戦況は数千年に渡り膠着していた。
この状況を打破するため、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発。それらから成る「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成され、戦線へと投入されることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 19:34:31
12226文字
会話率:0%
天の川銀河系にある数千億の恒星。そのうち5%に満たないオリオン渦状腕。7つの勢力が派遣を争っていた。圧倒的な武力をもつ銀河帝国が6割を支配していた。
地球歴8024年。亡国の少数部族オラシオンの姫アシリレラは、14人の部下とともに、海
洋惑星OJONⅢの降下を命ぜられた。任務は偵察と本隊の陽動支援、それと軍務を終えた老犬を飼主に還すこと。当初順調だった任務は、反乱軍からの銃火を浴びて暗転する。
「2人やられた。姫。情報が漏れたとしか思えないですなぁ」
刻限になっても降下してない本隊にアシリレラはシビレを切らし、衛星軌道上の戦術級戦艦に連絡するが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 17:58:08
57877文字
会話率:56%
◆西暦2063年。 謎の地球外敵性体群『XENEMS[ゼネムス]』が突如として襲来。 衛星軌道上からの電磁パルス攻撃によって文明の利器の大半を無力化された人類は、なすすべもなく総人口の7割あまりを失った。 かかる危機に対し、生き残った人々
は対侵略世界同盟『GAIA[ガイア]』を結成。 かくしてヒトの存亡と尊厳を賭けた闘いが始まる。 その主力たるは、人外未知の敵性技術で造られた前衛戦闘機『ヴァンファイター』と、それらの殺人的な性能に適応すべく肉体を機械的に強化したパイロット──『ヴァンドライヴァー』たちであった。 時は今、西暦2083年。 太平洋の防衛を担うGAIA第3遊弋艦隊に新たな戦力が投入されるところから、物語は始まる。 ◆本作は〈ヒロインは戦闘機〉というキャッチコピーを掲げて送る〝近未来空想科学戦記〟です。 とあるSF小説に強くインスパイアされていますが、かといってハードSFではなく、あくまでも〝ラノベ〟。 そう思って読んでいただけたら幸いです。 ◆本作はカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 19:33:07
61978文字
会話率:26%
『戦後暦200年』文明を崩壊させた戦争から、二世紀が経った世界。
黒い義手を持つ傭兵の少女イブキは、宇宙を目指す少年ノアと出会う。
「友達に会いたいんだ」戦争中に打ち上げられ、今も衛星軌道を漂う機械の友達と。
「会いに行こうよ。200年
前のお姫様に」
旅立った彼等を、荒野に潜む自律兵器たちが待ち受ける。
【壊れかけた世界でも、垣間見た希望はそこにある――!】
荒廃した世界を旅する少女の【SFアクション小説】!!
*イラストを「しぐなる。」様、ロゴデザイン等を「友利まつり。」様にご協力いただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 12:25:12
45626文字
会話率:40%
人類が宇宙に拠点を設けてから既に千年が経過していた。
地球の衛星軌道上から始まった宇宙開発も火星圏、木星圏を経て今や土星圏にまで及んでいる。
ミハル・エアハルトは木星圏に住む十八歳の専門学校生。彼女の学び舎はセントグラード航宙士学校とい
い、その名の通りパイロットとなるための学校である。
ミハルは実技こそ学年トップであったものの座学成績の方は芳しくない。また卒業を間近に控えていたけれど彼女はまだ就職先が決まっていなかった。かといって別に学科成績のせいではない。実技成績トップである彼女は引く手数多であり、内定がもらえていないのは単に就職活動を始めていなかったからだ。
そんなミハルに転機が訪れる。就職指導のグレン教員から航宙機レースへの出場を勧められたのだ。
このレースがミハルの人生を左右するとは提案したグレンにも予想できなかった。彼が望むような展開になることはなく、ミハルは想定外の道を選ぶ。
ありきたりな生き方を選択することはなくミハルはパイロットの高みを目指していた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 09:26:47
566267文字
会話率:48%
時に銀河星歴(G.S.)0221年。ラムルはアルタイル星域 惑星マルドゥーク宙域にいた。
第三銀河帝国 防衛軍に所属する戦闘人形(ドール)ルミナスのエースパイロットだったが、突然、発生した次元断層にルミナスごと巻き込まれた。
気がつく
と、正体不明の惑星衛星軌道上だった。自由落下を始めるルミナス。制御AI:アリスと共に何とか湖に不時着し、そこに拠点を造る事になる。
見も知らぬ世界、そこでは、どんな出会いが待っているのか? やがて巡り合う5人の少女達と5人の精霊達。そして、ルミナスを含めた6体の機神(ドール)とは。
幻想(ファンタジー)の世界に紛れ込んだ空想科学(サイエンス)の物語は何処へ行くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 00:00:00
227734文字
会話率:57%
ユーグの隊員となったクリスタルは、惑星メイダで開催された広報イベントに参加していた。
その陰に、彼女もまだ知らない敵意が忍び寄る。そしてその敵意がクリスタルに忍び寄っていることは、ユーグ総司令官であり、クリスタルの身元引受人であるアルバ
ート・ロワーズの元に、差出人不明のメッセージという形で既に知らされていた。
イベントは事件もなく終わり、本部への帰路へ着こうという段階にあったクリスタルであったが、いくつかの不運が重なり、本部へとユーグの艦艇がすぐに出せなくなった、惑星メイダの衛星軌道上の基地、ラズルールに足止めとなってしまう。
そして、そんなクリスタルに、確かに、その狂気は忍び寄っていた。
それは、一隻の定期船が、星系内で襲撃、占拠されたことから、一気に噴き出すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 20:00:00
114894文字
会話率:41%
唐突に日本消滅!
衛星軌道上にあった超巨大宇宙要塞が降ってきたから仕方がないね。
なお、墜落させたのは俺の模様。
俺はヨシダ・タロウ。
悪の組織に殺され、正義の科学者に改造された元一般人のヒーローだ。
俺は戦った。人類のために戦った。
年中無休、完全無給、人権尊厳一切なしの状態で戦い続けた。
そしてついに悪の組織を壊滅させて、世界の平和を守らされたのだ!
守ったじゃない。守らされた。ここ重要。
しかも決戦の地の宇宙要塞は自爆寸前で脱出不可。
どうせ死ぬなら俺を戦わせるばかりだった日本人共も道連れだ!
くらえ、要塞墜落日本消滅アタァァァァァァァァ――――ッック!!!!
こうして俺は日本ごと死んだ。
気がつくと俺は異世界にいた。しかも何故か女の子になっていた。
これは、俺が全てのしがらみから解放されたということだ。
だったら今度こそ好きに生きてやるぜ。ヨシダ・ハナコとしてな。
俺は『俺の正義』の味方、転生仮面イセカイザー!
世界の平和なんぞ知ったことか!
この異世界で俺が守るのは『俺の平和』だ! ――いざ、変身(リンカネイト)!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 23:34:21
101323文字
会話率:35%
元パイロットの万網奔(28)は、今や乞食をやっている。
彼女は後に人型兵器「人肢戦闘車」のエース・パイロットとして「煙草の死神」とあだ名され、革命運動に奔走することになるが、その半生のうちに何を見て、何を目指し、何を恐れたのだろうか。
衛
星軌道の汚染によってインターネットが崩壊した未来、歪んだ封建社会を敷く『貴族連合』を舞台に、ミリタリーロボット大河が繰り広げられる。
カクヨム・なろう同時連載作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 19:43:34
12188文字
会話率:39%
世界から戦争を、兵器を無くそうと真剣に考えた男がいた。その意志を継ぐ者がいた。衛星軌道兵器”天幕”を用いて加害者たちを打ちのめす計画が立てられた。
時が経ち、国々は廃退し、国家と呼べるのは日本国のみになった世界で、彼らの敷いたレールの上
で生きる若者たちの苦闘と青春の人生を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 18:19:04
129971文字
会話率:46%
オレの名前は佐藤|麻里亜《マリア》。|顧客企業《クライアント》の|経営者《トップ・マネジメント》を相手に企業戦略の立案やら商品開発、マーケティング等の支援をする、いわゆる経営コンサルってのを生業にしている。今日は|顧客企業《クライアント》
であるスペースリフト社の新商品「|宙間《スペース》|浮遊《フライング》」の商品戦略を見直すため、これからシャトルに搭乗して宇宙に上がるところだ。
あぁ、「|麻里亜《マリア》」という名前の人物が「オレ」という一人称を使っていることに「男装女子」や「オレっ娘」を想像した輩がいたら申し訳ない。オレはノン気でノーマル-という表現は最近では適切ではないらしいが仕方がない-、LGBTQなどとは縁もゆかりも無い、所謂「身も心も」男だ。|異常《アブ》なのはオレの性ではなく名の方、つまり「|麻里亜《マリア》」という名前の方である。
シャトルが衛星軌道上に定位すると、船内の空気が一変した。まるで顧客達の興奮と緊張が伝わってくるようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 19:54:32
13793文字
会話率:35%
遠い遠い未来。人類は生活圏を荒廃していく地球から静止軌道衛星軌道上にあるオービタルメトロポリスへ移し、過酷な宇宙空間に適応するため、その体を金属でできた不変の体「マシンナライズ・エゴシステム」へ変えていった。
そうして2000と25年が経っ
た頃、人類は地球を再生するため、多数のユニットから構成される多目的汎用作業機「メシア」とその管理AI「ハイファ」を創り上げた。
しかし、ハイファは突如人類に対して反乱を起こし、人類と機械の最悪の戦争「電脳戦争」が勃発することになる。
死力を尽くしてこれに抵抗した人類は、戦争の中で突如現れた謎の存在「銀翼の悪魔」の協力もあってハイファを倒すことに成功するが、この戦争の影響で一部の区画を除いて地球環境の荒廃が加速、オービタルメトロポリスは甚大な被害を受け、人類はエゴシステム、非エゴシステム含めて60%が死滅することになった。
それから更に100年後、エゴシステムの生みの親である科学者、アーネルベ・エンデはハイファの製作者であるシリウスライト・アステシアスと共にハイファが遺した技術データを捜索していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 08:18:58
18697文字
会話率:42%
第2部『大シラン帝国崩壊』
2019年5月7日 17時に『序章 進軍』を公開予定
※ 久しぶりに確認したら、ブックマークしてくれている人がいました。
ありがとうございます。
ゆっくりのペースになると思いますが、連載を再開します。
約1万字の短編『さあ、4人の勇者よ。人類を滅亡より救うのだ』を以下のリンク先で掲載しています。すぐに読み切れる文章量ですので、一読をしていただけると幸いです。
https://ncode.syosetu.com/n9137fg/
感想、要望を頂けると幸いです。楽しい物語にするための参考とさせて頂きます。
少年“ソウヤ”と“ジヨウ”、“クロー”、少女“レイファ”は銀河系辺縁の大シラン帝国の3等級臣民である。4人は、大シラン帝国本星の衛星軌道上の人工衛星“絶対守護”で暮らしていた。
4人は3等級臣民街の大型ゲームセンターに集合した。人型兵器を操縦するチーム対戦型ネットワークゲーム大会の決勝戦に臨むためだった
4人以下のチームで出場できる大会にソウヤとジヨウ、クローの男3人で出場し、初回大会から3回連続で決勝進出していたが、優勝できなかった。
今回は、ジヨウの妹“レイファ”を加えて、4人で出場し、見事に優勝を手にしたのだった。
しかし、優勝者に待っていたのは、帝国軍への徴兵だった。見えない艦隊“幻影艦隊”との戦争に疲弊していた帝国は即戦力を求めて、賞金を餌にして才能のある若者を探し出していたのだ。
幻影艦隊は電磁波、つまり光と反応しない物質ダークマターの暗黒種族が帝国に侵攻してきていた。
徴兵され、人型兵器のパイロットとして戦争に身を投じることになった4人だった。
しかし、それはある意味幸運であった。
以前からソウヤたち男3人は、隣国オセロット王国への亡命したいと考えていたのだ。そして軍隊に所属していれば、いずれチャンスが訪れるはずだからだ。
初陣はオセロット王国の軍事先端研究所の襲撃。そこで4人に、一生を左右する出会いが待っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 17:00:00
191742文字
会話率:41%
ファンタジー風の世界として構築された巨大な地球型惑星「スーパーアース」を監視するアルバイトをしていた坂木 蓮。ところが衛星軌道上にいた調査船が突如として「敵」の攻撃を受け墜落。
脱出カプセルに乗り込んだ蓮は、気がついたらまさにファンタジー
世界に落ちてきてしまっていたのだった。
そこで彼は戦に敗れ落ち延びてきた姫騎士「リル」を助けた。
「なぜ敵の位置をそんなに正確に予測できるの!?」彼女はサファイヤのような翠色の瞳に驚きの色を浮かべた。
彼女は魔道騎兵旅団を打ち破られ敵に追跡されているところだったのだ。
幸い惑星を監視する衛星とリンクが繋がっていた蓮は敵の配置全てを明らかにし無事に姫騎士を安全な城まで送り届けることに成功する。その能力を買われ軍師としてエンリル王国を助けることになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 21:45:43
17457文字
会話率:29%
故郷を魔物に奪われただ一人生き残ったカールは、【通信】という平凡なスキルを授かった。
しかし、このスキル──ただ長距離通信ができるだけの代物で、一般に通信魔道具が普及した今となっては雑魚カススキル扱いでしかなかった。
ただし、侮る
なかれ。
なんと、このスキル……ただ長距離通信ができるだけのスキルではなかったらしい。
仲間に騙され、無情にも単身でダンジョン奥地に捨てられた時、
その【通信】スキルが真価を発揮する──────!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 20:51:07
40257文字
会話率:30%
数多の人間がアンデッド化したことによる混乱と戦災の「ゾンビ禍」より百年余り、地上へ再びの戦乱の火種が落とされようとしていた。雲の彼方、空の遥か、衛星軌道上に白い威容を誇る「雲上カタコンペ」よりまるで神話のようにして。//企画原案:津幡佳明(
アニメーション監督)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 10:21:06
202423文字
会話率:40%