――〝孤高の眠り姫〟
それが彼女に付けられたあだ名だった。
流れるようなポニーテールに、汚れを知らぬ真っ白キメ細やかな肌。
いや、美辞麗句さえも必要ないかもな。
目にした誰もが絶世の美女と認めることだろう。
しかし
、そんな彼女には常人とは違う一つの大きな特徴があった。
彼女は〝全ての人を拒絶する〟のである。
見た目が良ければそれだけで彼女の周りには男女共々集まってくるはず。
……まるで角砂糖に群がるアリのごとく。
しかし、それすらも決して受け付けることはなかった。
眠り姫は今日もまた、己の世界の中でくぅくぅと寝息を立てていらっしゃる。
だが、そこに馬鹿電波ツインテールと変態秀才腐れ縁野郎も加わって……!?
「……見るな、寝にくい」
「美佳は先輩のことが大好きなんですーッ!」
「でも僕は可愛いモノが大好きなんだ。それはもう、蜂蜜塗って食べちゃいたいくらい」
あ、いや、なんだどうした畜生め。
平和な日常はどこに飛んでいっちまったのか。
どいつもこいつもキャラが濃すぎる。
……さすがの俺でもお手上げかもしれん。
天の神様よ、いるなら今すぐ降りてこい。
ワンツーパンチを二、三発噛ましてやるからさ。
「畜生め、お前ら少し黙ってろぉおッ!!?」
喜劇、純情、時々涙。
今から紡ぐは、そんな温かな恋物語。
――――――――――
こちらの作品は『第12回ネット小説大賞』に
エントリーさせていただいております。
よろしければブクマや感想や星評価などで
やんわりと応援していただけますと幸いでございます!
読者の皆様にじっくりとお楽しみいただけますよう
始めのうちは毎日3話ずつ公開いたしますっ。
それでは何卒っ!
よろしくお願い申し上げます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 13:10:00
61663文字
会話率:14%
中立国サンベルツ
この国にはやけに評判の高い相談所がある。
相談所を営むのは、とろけるような蜂蜜色の髪をした少女と少女に付き従う青年の二人だけ。
今日もまた一人、悩みを抱える仔羊が……
「私はレティシア、ただのレティシアよ」
ようこそ、
私の相談所へ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 12:00:00
1758文字
会話率:55%
むかしむかし、妖精の国に大層美しい妖精の姫君が居られた。蜂蜜の色をした靡く髪、極彩色の羽根、翡翠の瞳を持つ麗しの姫。そんな姫を一目見て心を奪われる者は少なくない。白銀の騎士もその一人。
白銀の騎士は幼い頃に目にした妖精の姫に一目ぼれした
日以来、姫に仕える為、近衛騎士を目指す。だが、実力を示す功績を見せる機会に恵まれず騎士には成れたものの、姫に仕えるまでには到れず悶々とした日々を過ごしていた。
そんなある日、白銀の騎士の元に姫が恐るべき邪竜に攫われた事実を知る。王はすぐさま姫を助ける為に軍を再編するが、それが終わるのを待っていられない白銀の騎士は、すぐさま姫を救い出す為に邪竜の後を追うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 07:24:23
18408文字
会話率:27%
ゴツン。2階から落ちた衝撃で前世を思い出したリリー。
鏡を見るとこちらを見つめ返している少女がいる。髪や肌は荒れて体もふくよかだけれど、蜂蜜色の瞳は髪と同じ白銀の睫毛に縁取られて、キラキラと輝いている。すっと通った鼻筋に薄い桃色の唇は完璧な
位置に配置されていた。
「……間違いない。この子、原石だ。」
リリーは前世で憧れだったキラキラした女の子になるために動きだす。
そしてある日、美貌の次期公爵アデルに出会って______
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:17:43
8151文字
会話率:34%
南北戦争真っ只中の1863年7月16日
人種の違う二人の男の
互いに自由を勝ち取るための戦いの前夜のお話
※びーえるというよりブロマンスです
苦手な方の閲覧はご遠慮ください
最終更新:2024-04-21 18:00:00
6419文字
会話率:66%
ロイヤルナイツとしての活躍が認められリーダーに任命された北郷一刀。だが同時期に親友の悪行が暴露されてしまいその親友は闇に堕ちて国を滅ぼしてしまう。
そんな一刀が別世界で出会ったのは小さなお姫様だった。
最終更新:2024-03-13 20:36:03
218056文字
会話率:57%
養蜂で生計を立てる一家の十四番目の子として生まれたイヴァンは、家族からこき使われ、あくせく働く毎日であった。
そんな中で、山々で養蜂を営む一族の中年男が、自分の娘と結婚してくれと訴える。
そのときは甲斐性なしだからと断ったが、事態は思わぬ方
向へと傾く。
ある事件をきっかけに家を出ることとなったイヴァンは、養蜂家の“娘”との結婚を決意する。
出会った娘は十九歳だというが、十四歳くらいの少女にしか見えなかった。
儚い印象の娘は、恐ろしく元気で、よく食べ、よく眠る健康優良児であった。
さらに、娘は蜜薬師と呼ばれ、蜂蜜を使った健康によい暮らしをもたらしてくれる。
苦労人だった養蜂家の青年と、童顔美少女の、蜜月新婚生活。※書籍化決定!2021年発売予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 00:00:00
343599文字
会話率:44%
十歳になったばかりのカミーユは、仲良しのリュカと一緒に教会で女神様の絵やステンドグラスを見るのが大好きな少年だ。
ある日、女神様の絵を描いていると、いつも怒ってばかりの父親に絵を破られてしまい――
全4話、1日1回更新予定。
カクヨムでも
公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 15:20:01
10000文字
会話率:65%
蜂蜜たっぷりの思いが詰まったパンケーキが恋に破れた乙女の心を救い、恋焦がれる星を呼び寄せる味となる。
最終更新:2023-12-19 20:11:33
5753文字
会話率:39%
病弱で貧窮している幼馴染の子爵令嬢の元へ足繁く通っているという侯爵家の婚約者を持つ公爵令嬢の従妹から押し付けられたのは、その『病弱な幼馴染の令嬢』の調査だった。なんで俺が……と思いつつ調べた先にいた令嬢は、話と随分違うようで?
そして夜
会で叫ばれる婚約破棄の結末は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 10:00:00
17376文字
会話率:29%
人類は『災害』と呼ばれる怪物たちによって窮地に立たされていた。絶望的な状況を打開したのは『ワルキューレ』と呼ばれる女性たちであり、『天威』という彼女たちを統率する組織である。多くの犠牲を払いながら『大災害』を乗り越えた人類は終わりなき闘争の
道を歩んで行く。▽▽▽『大災害』から十数年、男性でありながらも戦う力を持つ主人公リンドウは天威に入隊する事となる。▽▽▽(ハーレムものにはなりません。段々、群衆像よりのお話しになる予定です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 16:52:31
245778文字
会話率:41%
転んで頭を打った衝撃で思い出した誰かの人生の記録。それは人生を変える程の大きな転機となった。▼▼▼これは乙女ゲーム(現代風)の悪役令嬢に異物混入した事で始まるもしかしたらの物語である。(尚、本人は乙女ゲームの世界であると知らないものとする。
)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 16:50:25
8703文字
会話率:21%
目が覚めたらビックリ異世界系ファンタジー。
最終更新:2023-09-28 14:15:32
142626文字
会話率:53%
目の前で燃え広がる炎。足下に見える黒い影。
その先に見えたのはかつて、自分の悪夢を見せた城の変わり果てた姿だった――
かつては田舎貴族の子爵令嬢として生まれたエミリア・ハールトネン。牧草に塗れながら大口を開けて笑う日々。貧しいながらも幸せ
な日々だった。優しい兄と幼馴染の少年と愛馬のハミル、厳しいけれど優しい母と、蜂蜜のように甘いけど芯の通った賢い父。エミリアは貧しくても健やかに活発に育っていた。
そんな幸せな日々は、突然崩れていった。
母が何者かに殺され、エミリアはルター公爵に拐かされた。目的はエミリアの父への復讐。エミリアは光も届かない地下室で少ない食糧で労働を強いられた。女がやらないような仕事まで強いられていたが、味方のいない場所では助けは期待できなかった。
このまま、生きるか死ぬかの瀬戸際で苦しみ続けなくてはいけないのだろうか。生きる希望も見出せないまま生きていると、ある日突然隣国の軍が攻めてきた。混乱に乗じて地下室から出ると、城は原型を留めないほどに壊されていた。
どこに行くことも出来ずにいると、ルター公爵に見つかり捕まってしまった。
敗戦国として金、土地、糧、武器、あらゆるものを取り上げられ、王家や公爵家から娘を差し出すことも求められた。愛娘を差し出したくないルター公爵はエミリアを娘だと偽って差し出した。
その時、彼の男の心を揺さぶった。
「まさかお前が献上されるとは夢にも思わなかった」
エミリアの目の前にいるのは、幼馴染の少年の面影を残した青年ルドヴィク・ガルデッラだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 19:00:00
6059文字
会話率:49%
ハチミツ皇帝と言われた袁術は本当にタダの道化であった
という定説を覆す
現代科学による新考察を加えた超新説
最終更新:2023-08-03 14:25:10
1160文字
会話率:50%
『異世界スラム』の原点的作品。ブランダン10歳。やっぱり石につまずいて異世界転生を思い出す。エルフと猫耳族の美少女二人と一緒に裏街道にある峠村の〈スモーレル〉地区でスローライフ!ユニークスキル「器用貧乏」に目覚めて蜂蜜ジャムを作ったり、カタ
バミやタンポポを食べる。ニワトリを飼ったり、地球知識の遊び「三並べ」「竹馬」などを販売したり、そんなのんびり生活。
#65話約12万文字。当作品は2018年10月~2019年10月に書かれたものの非公開だったもので途中で終わります。とりあえず暫定公開として、その後の予定は不明です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 19:00:00
119288文字
会話率:38%
虫人である蜜蜂族の作る蜂蜜に魅せられた、「俺」こと商人のルーク。門外不出の蜂蜜の販売ルートを開拓するため、蜜蜂族の町を訪れたルークは、そこで蜜蜂族のメルと出会い恋に落ちるが…。
珍しい虫人モノに挑戦してみました。男主人公目線の異世界恋愛ファ
ンタジー。
※独自の番・獣人設定があります。
※ケモ要素はほぼない人型ですが、虫嫌いな人はご注意ください。
※ぬるいですが暴力シーンがあるので、一応残酷描写ありにしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 18:38:48
8893文字
会話率:38%
狼に転生した男は、見知らぬ世界を彷徨い歩く。
最終更新:2023-07-01 13:00:00
7100文字
会話率:9%
夏と言えば肝試し。
かといって、軽い気持ちで実行してはいけません。
恐ろしいことに見舞われる事となるでしょう。
最終更新:2021-07-08 18:29:02
3567文字
会話率:18%
魔のものと天使と人間が存在する世界。天世界に住む風の天使・パティは変わり者と呼ばれる、自由奔放な天使だった。パティは十四歳の誕生日に、地の神により地上へ降りることを許された。地上へ降りた天使パティは人間の王子・アルタイア(アル)と出会う。し
かしその出会いの時、パティは眠っていた。だが眠りながらも一瞬だけ目を覚ましたパティは、アルの蜂蜜色をした、優しく、どこか悲し気な瞳だけは覚えていた。
アルは旅に出たため、二人は出会うことはなかった。パティは一瞬で恋に落ちたように、アルに会うことを望んだ。小さな天使の、人間の王子に出会うための旅が始まるー。
旅を通して様々な人と出会い、別れ、パティや彼女の周囲の者は成長していきます。また物語が進むにつれ「選ばれた者」と呼ばれる個性的な人たちに出会い、人と魔のものとの戦いに巻き込まれていくことに。
※魔族との戦いや旅物語がベースではありますが、あくまでも恋愛もののファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 10:01:08
586821文字
会話率:31%
呪歌使いと呼ばれる魔法使いの一派「キャンウィール」の名を継ぐことになった少年、プイス・キャンウィール。
師ルイス・キャンウィールとの出会いから始まる、彼の不思議な物語。
同名義の「note」との同時連載です。
原作:「蜂蜜色の瞳」品野 優
喜(夏のサボテン)
(https://www.pixiv.net/novel/series/872981)
書いている人間は別名義の同一人物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 21:06:08
3990文字
会話率:50%
【蜂蜜溺愛男子×気弱敬語女子】
「おはよう、りぃ今日も可愛いね。可愛すぎて天使が現れたかと思っちゃった。あ、でも本当に羽が生えてボクの前からいなくなっちゃわないか心配だな。」
毎日歯の浮く様な台詞と共に、手の甲へのキスを贈る蜂蜜溺愛男、木崎
優斗(きざき ゆうと)。そんな彼が溺愛してやまないのがちょっと気弱な敬語女子、岸田 里奈(きしだ りな)。果たして優斗は糖分過多の蕩けるような愛で里奈の心をとろとろに溶かすことができるのか・・・。一度、蜂蜜に溶かされたらもう抜け出せない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 18:00:00
2708文字
会話率:48%