生まれた時から、ずっと地下牢で暮らしてきた第二皇女。
家族から、使用人から、貴族から疎まれて育った彼女は“愛”を知らない。
また、感情に乏しく、誰に何をされても無反応だった。
そんな皇女が、ついに地下牢を出ることになった。
でも、それは決
して良いことじゃなくて……傍から見れば、悲劇そのもの。
だって、彼女はこれから────“生贄”として、大公に嫁ぐから。
初代皇帝と大公が交わした血の盟約により、死ぬ運命を課せられた皇女は「これが自分の生きてきた理由だから」と受け入れ、一切抵抗しない。
そのまま大公領へ連れて行かれ、恐ろしい怪物と対面した。
そして、早速殺されるのかと思いきや、妙に優しくて……?
温かい食事、清潔な洋服、自分の居場所を与えられ、皇女は驚く。
────何故、生贄である私を丁寧に扱ってくれるのだろう?と。
暴力を振るわれることも、暴言を吐かれることもない暮らしは皇女にとって、衝撃だった。
最初は戸惑うものの、周りのサポートもあり、だんだん慣れてきて……?
ついに笑顔を見せるようにまでなった。
────これは生贄として虐げられてきた少女が、自分の人生と温かい心を取り戻すまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 19:23:40
110089文字
会話率:28%
周囲から虐げられてきた皇女が、幼馴染であり、婚約者でもある騎士に『惚れた女に子供が出来たから、お前から婚約破棄を申し出てくれ!』と暴言を吐かれて、国を捨てる覚悟を決めたお話。皇女を虐げてきた面々にはそれにふさわしい因果応報があります。皇女
は当然幸せなる予定。大好きな婚約破棄系のお話です。それぞれの目線で、2000字から10000字くらいと振り幅が大きくてすみません。他との連載も含めて週一更新。気が付かないうちにさらりと書いてしまいそうなので、残酷な描写タグ、15禁は保険につけておきます。*無断転載厳禁。タイトル、設定、メインのシーン、後書きなど、あまりにも類似する表現は勘弁して頂きたく思います。
2018/11/30 アマゾナイトノベルズにて電子書籍化! 記念に小話を投稿しました関係で、しばらくは連載中の表示になりますことをご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-07 10:28:54
194092文字
会話率:36%