錬金工学と魔法が融合した魔導機関を発明した人類は、いくつかの戦争を経験しながらも、束の間の平和を享受していた。小国アゼルデンの王立中央工廠に所属する魔導機関技師エドガー・レイホウ大尉は兵器開発の虫だったが、パワハラ上司のラトクリフによる陰
謀で突然の左遷宣告を受けてしまう。
傷心するエドガーの新たなる任務は、ゴミ箱と呼ばれる南国の辺境部隊の整備係だった。
到着早々に大型魔導機関の暴走を止めたエドガーは、基地司令であるアゼルデン第一王女ラブリスに気に入られ、自由な兵器開発を許可される。辺境の予備部隊とは仮の姿、ここは王女殿下が率いるエリート特殊部隊だったのだ。
スケベ親父なAI付き魔導コア、ちょっと辛辣な美少女助手と共に、これ幸いと自分の趣味全振りの兵器づくりに邁進するエドガー。しかし、戦禍はじわじわと南国基地にも迫っていたのだった。
これは技術革新が起こす、新時代の英雄譚の幕開けを飾る物語である。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 22:50:06
120193文字
会話率:32%
恋愛経験ゼロなのに、いつの間にか校内中で「恋愛マスター」として有名になってしまっていた。
そして恋愛相談に来る生徒が次々に。
俺だってそんな青春を送りたいのにッ!
こうなったら崩壊・破滅狙いでひどいアドバイスをしてやる!
のはずがどう
してか毎回成功してしまうのであった。なんでだよ。
更には助手志望の美少女まで現れて……。
何故か異常なまでの慕い方にちょっとドキッとしてしまったり?
何故か無条件で慕ってくる無口な美少女助手と、訪れる恋愛相談を破滅へ導こうとする主人公の、凸凹コンビが繰り広げる歪んだラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 21:24:09
346702文字
会話率:38%
私はマオ。『開花路(カイホーロ)』という街の、とある路地の一角に事務所を構え、探偵をやっている。刑事からの事案、人々のごたごた、それに恋愛相談等、なんでも請け負う立場にある。否、請け負ってしまうと言ったほうが適切だろう。どうにも私はヒトがい
いようで、どんな案件でも持ち込まれた以上は引き受けてしまうきらいがある。とはいえ、暮らし自体は気楽なものだ。サービス業である分、利益率は高い。日がな一日をのんびりと暮らしていく分には充分な稼ぎが得られている。誰にも縛られない、また誰にも何も強制されることもない探偵業を、私はそれなりに気に入っている。
※『スカーフェイス・メイヤ』へと続く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 00:24:56
359941文字
会話率:82%