あたしの名前はサラ、地方都市にある小さな宿屋で働く労働者、齢18歳のうら若き乙女である。
ほんのちょっぴり童顔で、乙女というよりは少女にしか見えないのがちょっとした悩み。
あとはごく普通のどこにでもいる娘、というのは世を忍ぶ仮の姿で、実は殺
し屋をやっている。
まあ、あたしがやれるのは隙を突き、急所を突くの二点だけなんだけど。そこそこ需要があるのが割りと謎。
ある日あたし指名で大物殺しの依頼が舞い込んできた。
勿論断ることなどできずターゲットを始末しようとしたが、さすが大物だった、任務は失敗。
自爆とも言える最後の手段を使っても状況は打開できず。
しかも、その手段のせいで、拗らせアホ男と結婚しなければならない羽目になってしまった。
どう考えてもおかしいでしょ。なんでそうなるの。
任務失敗からの逃走で組織からも追われ、拗らせた男には滅茶苦茶嫌そうな顔で結婚をせがまれたこの状況。
せっかく組織という戒めと、殺しという忌々しい職業から逃れられそうなんだもの、こうなりゃ絶対に逃げ切ってやる!
結婚? 逃げ切れるんだったら甘んじて飲み込んでやるわ。たとえ生理的に無理目な相手だとしてもね!
殺し屋を生業にする少女にしか見えない女サラが、徹底的に手段を選ばないという捨て身戦法で、必死に平穏無事な生き方を手に入れようとする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 21:33:36
59329文字
会話率:38%
初投稿とさせていただきます。
暖かい目で見守ってください。
-実は俺年相応の顔じゃあないんですよ。大体の人もそうなのかもしれないですけど、俺は他の人より異常に・・・
老け顔なんですよね・・・・。
よく「三十路超えてるよね。」とか言われ
るんですけど、まだピチピチの16歳ですから!
-実は私年相応の顔じゃあないんですよ。大体の人もそうなのかもしれないですけど、私は他の人より異常に・・・
童顔なんですよね・・・・。
よく「小学何年生?」とか言われるんですけど、いやいや!私もう16歳ですから!
―こんな二人と学園の皆の笑いあり、涙あり、感動ありの物語―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-25 23:44:30
788文字
会話率:22%