――兄様、助けてほしいの。
長年の遊学から戻ったセイラルに、懇願してきた妹、アレット。聞けば、妹の婚約者、リシュリエール王子が面倒な呪いにかかったそうで。
――あのね、リシュリエールさまは、私が笑うと、心臓が潰れるように苦しくなる呪い
にかけられてるの。
は?
――最近はね、私が他の人と笑うと、心臓が焼けつく呪いにもかけられたそうなの。
…………。
――ねえ、兄さま。この呪いを解く方法を教えて!
一途で健気のベクトルを間違えてる妹と、恋の無自覚王子の間に挟まってしまったセイラル。
いいかげんにしてくれ。
オレは遊学帰りでとっても疲れてるんだよ! さらに疲れさせるんじゃねえよ、このバカップル!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:00:00
4935文字
会話率:42%
プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 06:00:00
56949文字
会話率:35%
優雅な午後三時、英国紳士淑女がチャ会を楽しむこの時間に、私は公園のベンチに座ってぼんやりしていた。
声を掛けるのは、書生の彼。
暑そうにボヤくのを流しながら、私は話をする。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御
座いません。
注意事項2
も少し博物館と美術館と水族館があれば、良いのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 15:08:53
979文字
会話率:50%
「今日から高校生……か」
私立天ヶ室学園。
その高等部に、とある少年が入学した。
外空とのぞら光誠。
長身。くすんだ金髪。整った容姿。うっすらと隈が浮かんだ鋭い目つき。
疲れた表情をしており、何故だか疲労の滲む社会人のような雰囲気
を漂わせている。
「疲れてるんだもん。しゃーないやん」
そんな彼は、入学してから多くの少女たちと出会う。
学園生活に行事、無数のトラブルなどなど──。様々な出来事を経て、彼女らと交流を重ねていく。
しかしどうやらこの少年、何やら秘密があるようで───。
恋、信頼、嫉妬、軽蔑、退廃、憧憬───そして、ちょっぴりの不思議。
近未来変則ハーレムラブコメ、ここに開幕。
前日譚はこちら ⇒ https://ncode.syosetu.com/n1682ip/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 07:00:00
61273文字
会話率:51%
最近、身の回りの環境が妙な形で変化するようになった。何かやらかしても、自分に都合のいいようになっていたり、困っていることがひとりでに解決するようになったり、無理難題を押し付けられても、さらっと解決してしまったり。
それと同時に、義妹の様子も
おかしくなった。たまに夜いなくなったり、瞬間移動をするようになったり、音もなく背後に立っていたり。
何かが怪しいと思って問い詰めても「疲れてるんじゃないの?」と一蹴されてしまう。
そんな彼女の、真の姿は……忍者!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 02:00:00
48089文字
会話率:57%
第二王子に婚約破棄を言い渡された聖女リゼットは小さな歓声をあげた。
疲れてることすら分からなくなったリゼットは、友人たちの協力のもと、生まれ育った国から逃げ出すことに成功した。
これからは自分の生きたいように生きます!
最終更新:2024-03-11 05:00:00
124959文字
会話率:56%
毎年毎年、なにやら盛り上がっていると耳し、自分も……いや、もうそんなに若くないしそもそも仕事で疲れてるし……でも、いつか一度くらいはと思っており、そして勇気を出してこの日、ついに来たわけだが……なぜ……
「はい! 10月31日、ハロウィ
ンの夜! 私は今、渋谷に来ているのですが、ご覧ください! ずらりと並ぶ警官隊! ですが……あ! ちょっとあのコスプレした方にお話を伺ってみましょう……こんばんは!」
「あ、こ、こんばんは……」
「それはぁ……あっ、河童ですね! 河童のコスプレ!」
「あ、そう、ですね、はい、すみませんなんか……」
「すごいクオリティですねぇ! ねえスタジオの皆さん、ご覧ください! こちらの男性の見事な河童のコスプレ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 20:00:00
2111文字
会話率:97%
妄想日記です。今幸せな人、疲れてる人にも読んで欲しい……わけではないです(笑)
小説を書きたいなと思ってとりあえず書いてみて投げ入れることにした駄文、でしょうか?
よろしければご一読ください。
※更新は不定期となります
最終更新:2024-03-07 06:00:00
583文字
会話率:12%
お仕事ドラマ。私が見た実話を元に書きました。冷凍食材のあの店なのですが、苦労顔してる店長さんを見て書きたくなりました。さといも1つでてんやわんや。罪作りなさといもです。店長になったばかりの店長さん。顔がすでに疲れてるんですよね。大丈夫です
か?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 08:51:46
5518文字
会話率:60%
本気と
毎日疲れてることとは
キーワード:
最終更新:2024-02-15 19:09:20
268文字
会話率:0%
ぽっちゃり、根暗でボッチ、若干不登校気味の花乃 ののか14歳!何と魔法少女だった!
不摂生極めた陰キャ生活、突然出てきたマスコットに、実は美少女でなんでもできちゃう主人公だなんて……冗談よしてくださいよ。疲れてるんでカップ麺食べて寝ます……
。えっ、とりあえず変身してみろ?……いでぇ!いででて!!腰、腰が死ぬ!決めポーズは強制なんですか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 18:36:05
4028文字
会話率:55%
爆音の勇者と徹夜してる魔王の話。アホと疲れてるやつと振り回されてる人たちと低みの見物決め込んでるやつの話。
最終更新:2024-01-15 22:49:46
1992文字
会話率:60%
たぶん、疲れてるんでしょうね。
それとも、憑かれてる?(笑)
最終更新:2024-01-08 22:00:30
552文字
会話率:0%
人生に疲れた。仕事くそ、人間関係くそ、彼氏に振られて、大事な愛犬は寿命を迎えて亡くなった。
それでも生きていかねばならぬし、金も稼がねばならぬ。
すり減る精神をなんとか省エネにして死んだ目で帰る午後23時。
コンビニで夜ごはんを買って帰る道
で、ふと声がして――
「疲れてるなら、異世界行ってみない?」
――そこにはでっかくなった愛犬(フェンリルらしい)がいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 10:52:35
9847文字
会話率:30%
月曜日から週の真ん中を過ぎてほっとしつつも疲れてる木曜日。だけど翌日がお休みの金曜日のように浮かれられない。意外と木曜日って憂鬱。そんな木曜日をクスッと笑って乗り越えましょう!毎週木曜日に更新します。素敵な日になりますように。
キーワード:
最終更新:2023-11-30 05:00:00
6191文字
会話率:31%
疲れてる目を持つ人が動揺するのは、あり得ないだろうっていう常識を持つから。
最終更新:2023-11-25 07:00:00
1581文字
会話率:46%
いつもと変わらない日常の中、高校の授業中に窓際の席でボーっと外を眺めていた主人公。しかし、その光景が一変したことで彼の穏やかだったはずの日常は変わっていく。
何故なら、『人が落ちていくのが見えた』から。
しかし彼のその驚き叫んだ声にクラ
スメイト達が急いで窓の下を見るも、遺体は無かった。
疲れてるんだよ、などと声を掛けられた主人公だが、あまりにもリアルな映像に幻とは思えず。
いつもと同じように授業が始まり、静けさに包まれた教室で
『人が・・・落ちていった!!』と叫び声が轟く。
主人公が見えた映像から、僅か10分後のことだった。
それはまさに彼が見たそのままで。
自分がおかしくなったのかとフラフラして帰宅する主人公の前に、ギリシャ神話で有名な『パンドラ』を名乗る少女が現れ、彼に『パンドラの箱』の底に残っていた希望を意味する『エスペランサ』を与えたと言う・・・
それは『10分後に起こる悲劇が垣間見える』というものだった。
主人公は、エスペランサによって次から次へと見せられる悲劇を防ぐため、奔走する・・・
という、普段はラブコメ、事件が起きたらシリアスというお話です。
特に推理物を意識しているわけではなく、トリックとかはほとんど無いです。
あくまでヒューマンドラマと、エスペランサを軸に作成しています。
素人の拙い小説ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 21:51:14
32489文字
会話率:36%
〜隻眼の令嬢、リーゼロッテさんはひきこもりたい!〜
に登場するアメリアさんのお話です。
リーゼロッテさんの本編を未読の人はネタバレがありますので注意してください。
建国の大魔導士アベル・セーメインさんは日々のお仕事に追われて休む暇があり
ません。
「人手不足を何とかしろ、私は今日で23日まともに寝ていない」
「疲れが限界になると少女になる呪いをかけられたのだ!」
「私を起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる」
こんな事を続けていたら不老の身体でも過労で死んでしまうのではないか・・・。
危機感を覚えたアベルさんはある日、転移魔法陣を使って未知の世界へ転移します。
「ここはどこだ、言葉が全く通じない」
「魔法の概念が無いだと!、陰陽術・・・なるほど面白いな」
「この子はワイバーンのエリザベスちゃんだ、空を飛べるのだ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 21:30:29
3581文字
会話率:94%
毎日疲れてる年上OLを虎視眈々と(恋愛の意味で)狙う元ヤンキーの料理上手な男の子の話。
最終更新:2023-08-04 18:16:41
4315文字
会話率:30%
作者は疲れてるシリーズと銘打った作品集です。
作者が勢いに任せて書き殴った短編小説群です。この短編集が増える度、作者に嫌な事があったんだなと慰めて下さい。
ここには正気では書けない短編が並ぶ事でしょう。この短編集が増える事を期待しない
で下さい。
うん。多分後日羞恥心で悶えると思う。でも消さない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 20:00:00
14370文字
会話率:20%