"大きな節目となるタイミングに、
なんらかの方法で宙に浮いていた者は、
その間だけ地球上に存在しなかったことになる。"
主に年末年始に散見されるトンデモ理論。
もはや風物詩となりつつあるそれを、実際にやってみた人も少
なくない。
「───0時ジャストにジャンプして、その瞬間オレらだけ地球上にいなかったことにしようぜ。」
西暦2019年、4月30日。
平成から令和に跨ぐ改元の瞬間にも、件のトンデモ理論を応用できないか。
ここに、前代未聞かつ尋常一様な試みに挑もうとする、三人の男がいた。
「3、2、1───」
ニーナ、テル、トメ。
仲良しお馬鹿トリオ、縮めて三馬鹿。
いわゆる大学生のノリで浮かれた彼らは、日付変更のカウントダウンに合わせて一斉に跳んだ。
「どこだぁ、ここ」
こうして三馬鹿は、令和に置き去りにされた。
取り残されたのは、他に誰もいない、永遠の平成の世界だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 10:00:00
101326文字
会話率:52%
滅びた世界に取り残された者たちが、最期の時までに最高の結末を迎えるべく抗う話。
===
この作品は「暁小説サイト(https://www.akatsuki-novels.com/stories/index/novel_id~26476)
」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 07:54:32
7714文字
会話率:18%
魔王降臨によって滅亡に瀕した世界。
劣勢の人類が打ち出した秘策は「死者の記憶で強くなる人造勇者」だった。
最後の希望のために、人々は魔族に挑んで死に続ける。
彼らは自らの犠牲を残された者に託していった。
そうして幾千幾万の死体から学習した
人造勇者達は、やがて魔族の侵攻を食い止める存在へと成長する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 23:58:26
122221文字
会話率:32%
陸上部員の姉は高3の秋、雷に撃たれて亡くなった。弟、恋人、親友とその妹……残された者達の十年後の想いを綴る。全三話の短編小説です。
最終更新:2023-11-12 13:17:19
7480文字
会話率:64%
悲惨な交通事故であっても、ただの日常に溶け込まれていつしか忘れ去られる。事故の教訓はどこにいくのか。残された遺族はなにをおもうのか。残された者たちのそれぞれの選択。
最終更新:2023-10-23 22:00:57
3937文字
会話率:31%
古代の魔術師の呪いによって、文明が破壊された世界。
夜になれば呪いは強まり、死霊が人々を襲っていた。残された者たちは、聖域と呼ばれる数少ない安全地帯で、細々とした生活を送っている。
これはそんな世界に生きる自堕落な剣士ディンが、厳しい環境の
中でも、自分が自堕落に生きられる場所を作るために奮闘する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 23:35:23
5900文字
会話率:44%
中学三年生・安達日和は、いけないことだとわかっていながらも、屋上へ行くことがやめられなかった。自責の念にかられる日々の中で、死神様と出逢い、とある契約をする。それは、ひとりで生き物の生死と向き合うことに疲れてしまった死神様の傍に居ることであ
る。しかし、その為に日和は、この世界から“消える”必要があるのだという。日和に関する記憶も、記録も、思い出でさえ消えるまでの、最後の一週間。そんな中での新しい出逢いと、親友との別れ。居なくなることが判っている中で、日和は何を考えるのか。そして、人が消えたとき、残された者はどうなるのか。三人の主人公の思いが交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 20:18:07
27894文字
会話率:24%
あまりに高度化した人工知能ネットワーク〈ヴァハナ〉の暴走により、人類は滅亡の危機に瀕していた。ミリアム・トゥルオンら、残された者たちは、劣勢をくつがえすべく最後のチャンスに臨む。ポスト・シンギュラリティの黙示録!
カクヨムより転載。カクヨ
ムWeb小説短編賞2022(エンタメ総合)中間選考通過作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 09:00:00
5939文字
会話率:33%
救済を探し続けるループを
キーワード:
最終更新:2023-05-05 23:00:00
206文字
会話率:0%
2020年2月1日。その日、後に『東雲集団転移事件』と呼ばれる学生集団失踪事件が都会の閑静な住宅街で発生した。私立の高校に通う生徒、26人がその日を境に忽然と姿を消したのだ。その場に残された不可解な証拠から、この事件は生徒たちが集団で『異世
界転移』したのではないかと、ネットでは密やかに噂される。次第にその噂は世間を、ひいては警察を巻き込んでいく。そして、行方不明であるはずの生徒の凄惨な死体が発見され、事態は思わぬ方向へー
これは『異世界転移』も『異世界転生』もできなかった者、異世界に行けず、残された者、そして『異世界転移』を経験した者たちの物語。
※この物語はフィクションであり、実際の人物や団体などとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 19:00:00
5386文字
会話率:24%
僕はかつて就活生だった。就職先を見つけて仕事をし、給料をもらって独身貴族になろうと夢見ていたがそれは叶わなかった。僕の夢は山の中に転移させられて潰えた。
夢は叶わなかったがその代わりに様々な貴重な経験を得ることができた。
ここでは僕の体験談
を綴ろうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 16:11:05
9122文字
会話率:37%
ある日私はとあるやつらに復讐を誓った、
そいつらは私から大切なものを奪った 私から全てのものを奪った。
私は死も恐れない。
私は止まらない。
私は復讐のために。
例えそれが意味の無いものでも。
それが自己満足だろうが。
例え…残された者が
苦しむことになろうが。
やつに私からの「プレゼント」という名の「恐怖」をプレゼントしよう。
復讐は大量の血によって完遂されるだろう。
もう一度あの輝かしい日常に戻れるために。
私には「狂気」に囚われてるが亡骸は亡骸らしい行動と最後をもたらさなくてはならん。
さぁ「大審判」の始まりだ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-06 01:51:09
2956文字
会話率:13%
高度な医療実験が限界を超えて進化した時代、世界各地で新型の過激なウイルスが猛威を振るっていた。死が蔓延し、治療法の確立もままならない世界では、もはや人類が頂点に立つことはできない。ウイルスに意識を奪われ、肉に飢えた怪物「死神」となり、想像を
絶する力を持つようになる。人類と地球滅亡の間に立ちはだかることができるのは、人類と死神のハイブリッドである「ミッドナイト特殊作戦チーム」だけだ。多勢に無勢の中、人類は残された者を救い出すために団結する―ただし、その前に繰り広げなければいけない殺し合いが待っているのだった・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 10:17:43
8695文字
会話率:39%
死んでいく者より残された者の方がつらい
この一文から始まるある男の独白。
彼は何を思い、何を望んだのか。
最終更新:2022-10-27 21:17:06
752文字
会話率:5%
その神様は言いました。「我、首座の神として神命を下す。
転生者を地上に降ろしたので、定着までは死なせないように監視よろしく。
内密の案件だから他世界への漏洩は絶対禁止、調査とか伝達も全部禁止。
あ、定着するまで転生者への干渉も禁止ね。
」
どこの何をどう転生させたのか不明のまま、確認もできない状況に突入。
さらに干渉禁止で手出しできず、危険地帯で生存させろという無理難題。
命じた神様は監視すら丸投げして逃亡、残された者はいったいどうする?!
そんな神様に転生させられ異世界に落とされたお姉ちゃんの物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 04:00:00
256497文字
会話率:26%
カクヨムの企画に参加したものです。
「亡くなったパートナーのメッセージが残された者を再び走らせる」という内容で皆違う物語を書いたものでした。
この作品はアルファポリス、カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2022-05-04 21:23:52
3715文字
会話率:40%
20××年×月××日突如として世界中のとある管理下の施設が一斉に爆発、全ての施設にあったカプセルから極悪なウイルスがまき散らされた、ウイルスに感染したものは2時間以内に死亡そして―ゾンビとして生まれ変わった。
ゾンビは常に肉に飢えており生
存者に襲い掛かる更にそのゾンビに嚙まれた者もゾンビにという悪循環もあり人類は次第に数を減らしていった
この物語はそんな世界で生きていく一人の研究者によって意識を保っているゾンビの少年少女と一人の少女的場鈴音の物語―ではない
実はこのウイルスの萬栄ゾンビのこのパンデミックには一人の人間の手で起こされた。その人物その名は天野孔明、本名蛍野六花という。
天野孔明はかつて日本の技術力を30年は進めたと言われている技術者でありそのカリスマ性や頭脳で人々を魅了していた。天野孔明の功績と言えば有名なところだと超能力の証明そして―不老不死の付与、どちらも世界を驚愕させた。しかも超能力に至っては小学生の頃に証明したのだから中には神の子と崇める人もいたぐらいだ。
さて、その天野孔明だが彼女も一応人間だ、もちろん学生生活を謳歌していた時期もある
この物語は「僕」から見た天野孔明になる前のまだ蛍野六花だった彼女とその周囲を取り囲むゆかいな仲間たちとの笑いあり異能あり襲撃あり殺意マシマシの異能学園青春ストーリーである折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 20:39:35
17464文字
会話率:77%
死に逝く騎士の心残り……それは隠したエロ本が見つかることだった。 「ゴフッ、た、頼む。あれは……アレだけは燃やしてくれ……」 それだけを告げると、ハンフーン・エロボンの腕のなかでその若い騎士は息絶えた。「安心し
な。そのブツは俺が引き受けてやる」 彼は立ち上がるや、亡くなった騎士の最後の心残り『鎧櫃のフタの裏に隠した官能挿し絵小説』を回収するため騎士の陣営へと立ち去った。 戦乱冷めやらぬここ『スミノホーニミュエル連合王国』では生活レベルに比べて芸術に対する活動は活発であった。もちろんエロ方面でさえも……。所在地不明の『ダレモヨマンデス大文殿』において『官能書籍』の担当者であるハンフーンは、散逸しつつある官能書籍の収集に奔走していた。何処にあり、誰が譲ってくれるか定かでないそれを求め、彼は戦場へと赴き死に逝く者と約束を交わす。「それを残された者達の目にだけは触れさせぬ」と……。 ※すんません。かなりゆっくり進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 03:29:21
3633文字
会話率:30%
残していく者として、残された者への気持ち。
最終更新:2021-12-19 09:44:25
417文字
会話率:0%
周囲からバカにされ続けながらも、部下のゴブリンたちと共に国を守ってきた四天王のエレズ。しかしその功績は認められず、エレズは唯一の理解者であった魔王の娘、ラティーナと一緒に国を追放されてしまう。
そんなエレズは、新天地で新しい国家を建国する
こととなった。それに協力してくれるのは、エレズを慕ってついてきたゴブリンたちだ。
ラティーナは女魔王様になり、エレズはその補佐官の『何でも大臣』に任命される。国土拡大。大国との交易。同盟。凶悪な国家との戦争。ほぼゼロからの建国は、やることが盛りだくさん。それでも、新しくできた居場所を守るため、エレズは奔走する。
一方の古巣は、人口の九割を占めていたゴブリンがいなくなり、国力がガタ落ち。その挙げ句、他国に攻められて滅びを迎えようとしていた。
残された者たちはそれをエレズのせいだと感じ、彼に対する恨みを募らせるのだが……。
これは、頑張っても報われなかった青年が、自分の実力を評価してもらえる人たちのもとで幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 12:34:53
103893文字
会話率:45%