ナイアガラの玄関とも言われているカナダのトロントに住む咲本・ソフィア・実桜《さくもと・そふぃあ・みお》は大声で怒れば泣く、皿が割れた音に驚いては泣く、苦手な食べ物が出たら泣く、家の外に虫がいては泣く、犬に吠えられては泣く、何もないところで
躓《つまず》いてと涙を流していた。
現地の学校に通うもののイジメに遭い、日本人学校に行き直して隣の席には倉敷桃姫《くらしきぴいち》、通称モモちゃんと仲良くなる。その後にモモちゃんの家にある軒下で雨宿りをしていた男の子、その名は横手万里男《よこてまりお》君だった。
それからはそれぞれの家が近いことから仲良しトライアングルとして何をするのにも3人で動いていた。 大切な友達が引越しのツラさ、会えなくなるツラさは図りきれない。また会える火が来ますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 16:43:28
58934文字
会話率:13%
在日朝鮮人の主人公チョンは日本人学校に通っていたが、母子家庭で育つが帰国を考えている母親に朝鮮民族学校へと通わされるがチョンは同級生のスンジャに恋心を抱くと、帰国への思いはさらに薄らいで行く。思想の異なる同級生との学園生活はあっという間に過
ぎ帰国の時がせまる。帰国船に乗り込むべく新潟に向かうが収容所のような宿泊施設で過ごす同胞の顔に帰国への不安が膨らんでいき、母親を一人で帰国させることに戸惑いながら逃亡をするチョンは再び大阪の地に立っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 09:36:47
23665文字
会話率:47%
少年期、香港で生活した私は数々の貴重な体験をする。それと同時に普通のこどもだった自分が皆のリーダーになって行くのを肌で感じる。
一年過ぎて帰国する事になったが、忘れられない思い出が今も時折浮かんでくる。
最終更新:2018-05-30 13:29:23
1596文字
会話率:0%
メキシコの中部にある、小さな日本人学校。
平和な日々を過ごしていた5人の生徒に、突如異変が襲い掛かる。
目覚める不可解な力。
それは、知らぬ間に背負わされた宿命の証だった。
―――失うことで得られる強さなんて、私は信じない
失うことを厭わぬ男と
失うことを畏れる少女
畏れは希望になるのだろうか
畏れは強さになるのだろうか
☆実在していた人物の名前が出てくる場合がありますが、名前のみお借りしてあとはフィクションとして作っております。
☆エブリスタ・taskeyでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-04 19:40:21
64657文字
会話率:27%