ある日、多田羅町から土地神が消えた。
天候不良、自然災害の度重なる発生により作物に影響が出始めた。人口の流出も止まらない。
日照不足は死活問題である。
賢木朱実《さかきあけみ》は神社を営む賢木柊二《さかきしゅうじ》の一人娘だ。幼い頃に母を
病死で亡くした。母の遺志を継ぐように、町のためにと巫女として神社で働きながらこの土地の繁栄を願ってきた。
ときどき隣町の神社に舞を奉納するほど、朱実の舞は評判が良かった。
ある日、隣町の神事で舞を奉納したその帰り道。日暮れも迫ったその時刻に、ストーカーに襲われた。
命の危険を感じた朱実は思わず神様に助けを求める。
まさか本当に神様が現れて、その危機から救ってくれるなんて。そしてそのまま神様の住処でおもてなしを受けるなんて思いもしなかった。
長らく不在にしていた土地神が、多田羅町にやってきた。それが朱実を助けた泰然《たいぜん》と名乗る神であり、朱実に求婚をした超本人。
父と母のとの間に起きた事件。
神がいなくなった理由。
「誰か本当のことを教えて!」
神社の存続と五穀豊穣を願う物語。
※カクヨム、アルファポリスにも投稿いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 09:30:36
128380文字
会話率:54%
俳句短歌2023 参加歌詠です。
最終更新:2023-11-28 14:00:00
226文字
会話率:0%
「君との婚約を、破棄する」
幼少期からの思い出が詰まった小さな丘の上。
少年は告げる。婚約者への別れを。
いくら涙を流しても無駄と知る少女は受け入れる。死の旅に出る元婚約者の決意を。
※家紋 武範様主催『夕焼け企画』参加作品です。
最終更新:2023-11-01 08:30:48
1500文字
会話率:21%
気がつくと、わたしは知らない世界にいた。
自分の名前もわからない。
その世界で、わたしは捕えられていた。
ここの役に立たなければ、殺して食らうと、その世界の長に告げられた。
日暮れまでに、役に立つところを見せなければ、殺されることになった。
わたしは役に立つところを見せるため、活動を始めた。
わたしの監視役となった、ナウとともに、わたしの命をかけた、賭けに出ることにした。
わたしは生き延びられるのか。
そして、この世界で、どんな生き方をするのか。
そして、わたしは、どこにたどり着くのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 16:35:31
8361文字
会話率:20%
砂漠に囲まれた国々の真ん中にとても不思議な湖がありました。
その湖の中から、一年に一度だけ、美しき森が姿を現すのです。
何故森が現れるのか、人々は知りませんでした。
ただ、その森に近づこうとする者はいませんでした。何故なら、その森に入って、
帰ってきたものは誰一人としていなかったのです。
毎年一度だけ森は姿を現し、日暮れと共に湖の中に沈んでいきました。
この湖は、かつて砂漠にすむ龍神が、旅の美しい乙女に恋をして、乙女の為に、作り上げた湖です。地下水路を集めた枯れない湖でした。
やがて、エメラルドの湖といわれ、人々が集まり、エルメリッド王国が形成されて行きました。
龍神は、乙女を妻とし、力をゆだねたので、国は栄えて行きました。それから数十年後、乙女は、年を取りなくなってしまいました。嘆いた龍神は、その力を子孫に残し、乙女の後を追ったのでした。
年月が過ぎて行くうちに、かつてのエルメリッド王国は、エルド、メリドの二つに分かれてしまい、龍神の力を扱えるものも稀にしか生まれなくなっていました。
そして、水を巡った争いが起こり、唯一水を操れたエルドの女王は、追い詰められ、大洪水を引き起こして、すべて水の中に沈めてしまったのです。
それから、百年の月日が流れ、エルドの王女として転生した乙女は、アザリーとして、メリドの王子として転生した龍神は、ナハルとして、湖のほとりで、再び出会うのでした。
前世の記憶のない二人は、見えない絆に導かれるようにひかれあい、洪水に苦しむ人々を救うため、龍神の宝を求めて旅立ちました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 16:31:31
208178文字
会話率:41%
いつも日暮れ前に帰る彼女と、夜一緒にいるためには?!
夏の夜を詰め込んだ詩です。
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【目次】
◆「夜の彼女を知りたくて」(明るい詩)
◆「横顔のぞいて」(しんみり詩)
◆おまけ写真等
この作品はノベルアップ+様に2022年、
「チームホワイトミルク」名義で投稿した作品となります。
表紙と作中の素敵イラストは"アニメーター・ますこ"先生の御作品で、ますこ先生のご企画でお借りしました。このほど許可を得、「小説家になろう」様に転載しています。ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 18:18:11
1719文字
会話率:0%
日暮れ。駅の前で「ばいばーい!」と叫び続ける子供が見ていたものは。
最終更新:2023-07-24 21:35:24
623文字
会話率:24%
お盆の帰省で母の実家がある田舎へとやってきた「私」は、そこで出会った一人の女の子にアイスをおごった。友達になった二人は、日暮れまで楽しく遊び、最後にお寺へと続く長い石段でグリコ遊びを始める。二人はどこまでも続く石段を、じゃんけんを交わしなが
ら登って行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 18:06:45
4481文字
会話率:45%
「願いを叶える力」を持つ少女、野田蔵いのりは、自分の力のせいで家族を狂わせ、姉を失い、そして正常な人間として生きていくはずだった自分を失った。ある日の日暮れ、彼女は今の生活から抜け出したいと願ってしまい、一頭の黒い龍と出会う。その龍に強引に
連れられた先は、争いの起こっている龍の世界だった。
「黒」と「白」、「正常」と「異常」、「過去」と「現在」......これは、様々な二項対立の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 14:38:43
204990文字
会話率:64%
隣国マインランド皇国によって攻め滅ぼされたゾラの王子エディンは、マインランドに奪われた故国の伝説の武器を盗み出し、幼馴染で魔導師のメルリと共に帝国から逃亡する。が、途中で皇国兵に見つかり攻撃される。辛うじてその場を逃れた二人は国境である『忘
れじの森』を目指すが、途中で日暮れになってしまう。夕陽に何気なく伝説の短剣を当てたエディンは、反射した光の中、何も無いと思われた草原の真ん中に一軒の家があるのを発見する。
取り敢えずの宿として立ち入った家は、美しい春の草花に彩られていた。しかも、主人はエディンの祖先、ゾラ建国王スゥメルと共に双子の邪竜ヘーベル倒した大賢者アウリルだった。ゾラの宮廷魔導師長を辞し、何処へと姿を消したと伝えられていたアウリルに出会った驚きと、アウリルが何故、朋友スゥメル王の元から離れたのかという真実に、エディンは困惑する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-05 20:35:00
28188文字
会話率:34%
ハワイをこよなく愛するカメラマンの俺の周囲には、どこか切なくホロ苦い彼女達の姿があった──。そんなちょっぴり大人な短編小説集。1話読切なので、どこからでも気軽にどうぞ。
ここからは軽く解説になります。
20年近く昔に書いた作品です。当時は自
分の文体じゃないと感じてお蔵入りにしたのですが、久しぶりにデータから引っ張り出してみて、WEB小説のスタイルにはちょうど良いのではないかと思い、改めて書き直してみました。
そのため、当時の情勢とかなり変わっている部分もありますが、基本的に時代性を感じさせないようにしつつもあまり手を加え過ぎないようにしています。特に昨今のコロナ禍の影響は大き過ぎるため、反映させていません。一刻も早く、この小説の頃の生活に戻れるよう願っています。
なお、作中に未成年者の飲酒や大麻等の表現がありますが、あくまでフィクションとして登場人物のキャラクター性を描くためであり、法律や法令違反を助長する意図はないことをお断りしておきます。
※「カクヨム」でも公開しています。また、「カクヨム」でしか公開していない作品もありますので、そちらも是非ご覧ください(https://kakuyomu.jp/users/nok_amn)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 12:10:42
13466文字
会話率:25%
寒い寒い冬の日の日暮れの事です。一人の少女が真っ白い息を吐きながら、一人森の奥を目指し歩いています。
淡い榛色の髪と、透き通るようなエメラルドの瞳が印象的な、彼女の名はリア。リアは七年ぶりにやってくる流星群を見る為、森の奥深くの湖に向かって
いくところなのでした。
先を急ぐリアの前に、次々と助けを求める動物達が現れます。
心優しいリアは、リアに助けられたことに恩義を感じついてきたオオカミの忠告を聞かずその動物達を助けてやるのですが……。
果たして、リアは夜明けまでに湖にたどり着き、流れ星を見る事が叶うのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 11:41:04
7512文字
会話率:20%
弱きものを救わない仕組みには
最終更新:2021-08-26 18:54:36
260文字
会話率:0%
夏の夕暮れのひとときを表す
最終更新:2020-08-18 17:06:25
258文字
会話率:0%
魔法のランタンが灯るころ、居酒屋の息子ランディは、今日も忙しく働いていた。
最終更新:2021-07-17 15:00:00
1455文字
会話率:42%
これは、木漏れ日の国と呼ばれ、森に囲まれたルスリエース王国の物語。
希少なジュエラベリーを日暮れまでに集めろと城を追い出された、新人侍女のララ。
それは無理難題であった。雨降る森の中で途方に暮れていると、ジュエラベリーがたくさん詰まった
カゴを見つける。
その中には、手紙と、見たことのない素材の手帳が入っていた。ーーそれは、“前世”の自分の持ち物であった。
侍女の中でも底辺である黒侍女として蔑まれていたララだったが、取り戻した記憶を武器に、自分を、周りを、ひいては歴史までをも変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 23:14:47
42131文字
会話率:29%
ある日散歩中に青年が吸い込まれたのは不思議な店員の居る古本屋。
様々な妖や術師の集うその古本屋で、青年は無事元の日常に帰ることが出来るのか。
最終更新:2021-05-18 20:10:54
198045文字
会話率:32%
rolling stone.
(日暮れまで更新・全4回:済)
28-21, 35.
キーワード:
最終更新:2021-04-09 02:35:05
12958文字
会話率:19%
夏の日、母親からの電話を受けた太一はスマートフォンで話ながら家の庭に降り、今年も帰省できなかったことを母親に詫びる。というショートショートです。
この作品はわたしのブログ(https://ameblo.jp/zanjitsu)、「エブリス
タ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-15 17:33:31
1076文字
会話率:56%
セリクとララムは、とてもなかよし。そんな二人の前に、ある冬の朝、妖精ゴンザレスが現れました。
「キラキラな宝物を日暮れまでに見つけないと、オイラは消えちゃうんだ」「えええ!」
それは大変! セリクとララムはゴンザレスのために、キラキラな宝物
を探すことにしたけれど――?
小さな子どもたちと不思議な妖精さんが、さがしものをするお話。全3話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 08:13:26
7838文字
会話率:36%
放課後のちょっとした「ボランティア」。やってみませんか?
最終更新:2020-11-11 22:00:00
2878文字
会話率:7%
節句の前後に、彼らはやって来る。
こどもの日に回ってきた回覧板。それに書かれていたお知らせを見た時、大人の目が変わった。
「『影』が現れました。できる限り、ひなたを歩くようにしてください」
見えない何かに、弾き飛ばされた友達。
親が
、先生が、子供たちに注意をうながす。
日暮れが近づき、悲鳴が上がる。
影は一層、その気配を濃いものにしていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-13 20:09:40
3075文字
会話率:10%