百瀬美波は、お菓子作りが趣味の、平穏を愛する高校一年生。
手作りケーキを持参し、入学してからずっと好きだったクラスメイトに告白しようとした美波は、彼が他の女子生徒に告白している場面に遭遇してしまう。ケーキを持ったまま逃げるように走り去った
美波は不運にも運動部の流れ弾に当たり、転んでしまうのだが、それを助けてくれたのは、学園の有名人、その華やかな外見から王子様的存在である三年の久世忍だった。面識のない自分を助けて、優しい言葉をかけ、さらには口説くようなことを言う彼に、ときめいてしまう美波。しかし、彼が口説いていたのは、美波ではなく、美波の作ったケーキだった!?
大のスイーツ好きらしい彼は、美波に自分が部長を務める部活、倶楽部・シリウスに勧誘する。久世の人間性を問題視していた美波はそれを拒否するが、調理部を廃部にされ、友人達を味方につけ、入部せざるを得なくなってしまう。
かくして、倶楽部・シリウス部長、久世忍の専属パティシエとなった美波は、校内のトラブルに巻き込まれていくことに……。だけど、事件を解決できそうな先輩は、謎を解くよりも、スイーツを食べていたいという、名探偵らしかぬ性質なのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 02:18:30
162165文字
会話率:40%
僕には、さくら姉さんという母親が違う姉さんがいる。
そして、さくら姉さんには、父親が違う蓮と結愛という弟妹もいる。
僕が小学校6年生のクリスマスイブ、さくら姉さんは、父さんや僕達に、手作りケーキを贈ってくれた。
更に、それがきっかけ
で、結愛ちゃんは、僕を悠真兄ちゃんと呼ぶようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-19 21:41:28
2994文字
会話率:34%
ヴァレンタイン・ディは聖なる日。腹黒大魔王に捧げる供物に作っていたガトーショコラを愛猫に悪戯されてしまった。
代わりに持参したのは、かなりチャチになってしまったカップケーキである。果たして魔王は満足してくれるのか。
最終更新:2014-02-09 00:03:36
6211文字
会話率:12%