「死んでくれて、ありがとう」
好きだった人の肩を抱きながら、あの男は歪んだ笑みを浮かべていた。転生しても、あの言葉がどこまでも付きまとってくる。
『悪役令嬢の失恋』の番外編です。
最終更新:2024-02-15 21:43:10
9515文字
会話率:48%
「明日の卒業記念パーティーで、アルマを断罪しようと思う」
クリーニ王国王太子、ピュトロのその言葉に、私は目眩にも近い強烈な既視感を覚えた。
この国でアルマと言えば、ピュトロの婚約者であるアルマ・デトルーロ侯爵令嬢以外あり得ない。
あー
このスチル見た事あるぞと思った瞬間、私は全てを思い出した。
「えっ……ちょっ、本当に……?」
私は転生者だ。
ただ、その役周りが非常にまずい。
まさか私、このゲームの、この役か。
徹底的にざまあされる側の。要人を片っ端から誑かし、悪役令嬢である主人公のある事無いこと吹き込んじゃう系の聖女。
私、『悪役令嬢物の悪役』に転生してしまった……?
思わず衝撃で口元を抑えてしまったが、私に残された時間は少ない。
急いで断罪劇を止めないと、悪役令嬢アルマは前世を思い出して銃火器ヒャッハーして私はざまぁされてしまう……!
「コイツこんな顔と声でこんな敬語とか使う奴だったか?」
「正直驚いています。こんな流暢な人語を話せることに」
これは悪役令嬢物によくある悪役男爵令嬢が、ざまぁを回避するためにヒィヒィするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 19:02:07
19311文字
会話率:43%
王子や兄に付き纏う令嬢を追い払う日々を過ごしていたリリリリリー・リンドリリーは、ある日初対面の男爵令嬢フェフェ・フェルターンに「このままだとあなたはヒロインである自分を虐めて破滅します」と宣言される。「乙女ゲーム」であるこの世界で「逆ハー
レム」を実現するのだ、と奮闘する彼女は、「攻略対象」らしい見目麗しい令息たちのセンシティブな部分をことごとく踏み抜き、逆上した彼らを返り討ちにしてしまうとんでもない恋愛音痴だった!
変な女が変な女に絆される百合風味の話です。恋愛要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 05:16:45
16838文字
会話率:40%
わたし、アナベル・ド・ベルネ子爵令嬢。に、転生してしまった一般人。
そしてこの世界は、生前愛読していたWEB小説の世界である。
悪役令嬢の敵役、望まぬヒロイン。王子ともどもの断罪エンドを回避するために全力で王子から遠ざかります!
最終更新:2020-05-23 23:40:38
6671文字
会話率:17%
婚約にあたっての……
そして現れる悪役令嬢の敵
ヒロイン?
そんなのよりも私の敵はあいつです!!
最終更新:2016-06-26 00:17:32
2724文字
会話率:30%