1998年7月、とある小学校で凄惨な立て籠もり事件が発生した。犯人の要求は国会議員全員の処刑だった。到底受け入れる事が出来ない内容だった。
犯人は、10分毎に生徒を殺していくと発言し、本当に10分毎に生徒が殺されていった。外に向けて死体を吊
り下げたり、生首だけが見えるうように置かれていた。
その死体には目がなかった。
もう待てないと判断した特殊部隊が小学校に乗り込んだ。
クラスには既に息絶えた30人分の死体と、犯人だと思われていた担任の死体がそこにはあった。床が血まみれの中で、一人の少年が目玉を食べていた。
真犯人は、そのクラスの一員の生徒だった。
日本中で話題になり、少年法を顧みるきっかけになった事件で、犯人の少年は、超特例として12歳ではあったが、処刑を言い渡される事となった。
本名は笹野蔵ゆうた。偽名はももたろう
死刑執行された瞬間に意識がなくなる。
死んだと確信したはずが、何故か知らない場所で目が覚める。
知らない場所に知らない服。そして頭に違った人格の声が聞こえる。
その声と体の主の名前は、ジャン・アウル。ジャンという名前の子供にゆうたは乗り移る。年齢は同じ12歳。
その世界は地球とは全く異なる世界で、魔法が存在する世界なのだという。
ジャンはその世界の貴族で、初等部に通っているそうだ。ゆうたは訳が分からなかった。そして同時にジャンも訳が分からなかった。
昔は名家と呼ばれていたジャンの家は、今では落ちぶれていじめの対象になっていた。
そんなジャンの身体に入ったゆうたは、いじめっ子を退治する。
ジャンの身体には、殺人鬼ゆうたとジャンの人格が同時に混雑する事に。
ジャンは名家復活の為に、ゆうたは自分の快楽の為に力を合わせる。
サイコパス殺人鬼と名家復活の為に動く男が織り成す、新感覚ファンタジー作品。
※他の投稿サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 11:37:28
96421文字
会話率:58%
「いつからだろう。俺/私は、自分以外の人間が敵に見えるようになったんだ。何もかもが嫌になった。だから俺/私は、嫌なことを全て吹き飛ばしたかった。ただそれだけ」
ある年、日本で学校が二校焼失する事件が起きた。犯人はどちらも高校生だった。
田舎生まれ田舎育ちの少年は、親の勧めもあり地元では進学校と呼ばれる高校へ進学したが、あまりに多すぎる課題や九州ならではの古臭い校則や校風、先生や生徒との人間関係に嫌気がさし、学校を爆破することを決意した。結果爆破は成功し、少年は追われる身となった。
都会生まれ都会育ちの少女は、第一志望の都立高校に落ち、第二志望の私立高校にも落ち、最終的に滑り止めのFラン私立高校に合格し通っていたが、度重なるいじめや嫌がらせに遭い続け、親からも責められ、人生に絶望していた。そんなある日、少女は募り募った怒りに耐えきれず、学校を燃やすことを決意した。結果学校は全焼し、少女は追われる身となった。
二人は佐賀から約650km、東京から約500km離れた大阪で遭遇した。同じ境遇に置かれた二人は、お互いに手を取り合って生き延びる方法を模索し、ほとぼりが冷めるまで一緒に居ようと約束した。
だが、この事件が「戦後最悪の大量殺人事件」として歴史に刻まれことになると、警察は大量殺人を行った少年と少女を「テロリスト」の名前で指名手配を開始した。あらゆるテレビ番組で名前と顔写真が放送され、ネット掲示板には二人の住所を特定しようと動き出す人も現れた。二人は、自分たちが少年法により最悪の事態は免れることができると思っていたが、これにより国内に逃げ場は無くなってしまった。
様々な政治家や評論家や記者は、これでこの残酷な事件に区切りが着くと考えていた。だが少年少女は違った。二人は最期まで抵抗すると動画配信サイトで宣言した。
この瞬間、「二人の小さなテロリスト」と日本国家の壮絶な戦いが始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 18:00:00
50743文字
会話率:62%
(内容紹介)
少年法が改正され、未成年は「自白法」によって守られ、自白以外の起訴ができなくなった。たとえ証拠が揃っていても容疑者が自白しない限り、有罪とはならない。
未成年犯罪を専門的に取り仕切る「自白班」の白石秋羽(しらいしあきば)は
個性的なメンバーたちと共に、未成年の容疑者を自白させ、真実をあぶりだしてきた。
そんな中「鮮血ずきんちゃん事件」と呼ばれる猟奇殺人が世間を騒がせていた。3人の女子高生が殺害され、全員が同じ高校の生徒だった。
そして、その容疑者として浮かんだのが同じ学校の生徒の秋山菊乃(あきやまきくの)
という少女だった。秋羽は彼女の捜査を始めるが、彼女の証言に違和感を持った。
秋羽の同期であり、彼にライバル意識を抱く女刑事の赤西茉莉(あかにしまつり)の捜査で、学校内のいじめが全ての原因だと発覚する。
被害者の少女達三人と容疑者の菊乃は仲のいい友達同士であり、そこにもう一人の少女・四季という少女もいたが、彼女は中学の時に美術室から自殺をしたが、事故として処理され、その原因は一部の同級生と当時の美術教師だった。当時の美術教師に作品を盗作され、絶望のまま死んだ四季への弔いのため、彼女達は「鮮血ずきんちゃん」事件を実行した。
事件は猟奇殺人ではなく、連続自殺であり、一人目が自殺し、その後にその遺体を切り刻み、切り刻んだ人物は次に自殺し、違う誰かが遺体を切り刻み......そして菊乃が最後に自殺する事で彼女達の復讐は完成する。
しかし菊乃の中には死にたくないという思いがあり、それを見抜いた秋羽は彼女から「死にたくない」という本当の言葉を引きずり出
し、「自白」させる事に成功した。
事件が終わった後、秋羽は今回の事件はまるで脚本通りに動いているようであり、その背景に「物語」の提供者がいる事に気づく。
それこそが秋羽の実の父親であり、必ず捕まえてやると決意を新たにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 00:52:53
82327文字
会話率:48%
1989年に発覚した『女子高生コンクリ詰め殺人』と双璧をなす悪名の高さで、令和の現代にいたっても語り継がれる凶悪未成年犯罪である『名古屋アベック殺人事件』。
その極悪さはそれまで日本社会に漠然とあった少年少女が犯すであろう犯罪の凶悪さの閾値
を大きく振り切るものであり、未成年の犯罪がすでに成人が犯すもの凶悪さの点で変わらず、何より彼らが少年法により大した罪に問われないと高をくくって犯罪を犯していることを日本中に知らしめた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 16:07:15
3505文字
会話率:28%
俺は遊歩道になっている土手の上から川岸に下りる階段に座り朝食を摂る。
夏のホラー2023参加作品です。
最終更新:2023-08-22 13:00:00
951文字
会話率:8%
この物語は、衝撃の場面から始まる。
早朝、犬の散歩をしていた男性は、愛犬が異常に吠えるので、その犬に引っ張られるように、散歩コース近くの児童公園へ行った。
だが、そこで見たのは、無惨にも首を切断された猫たちが、まるで、キャベツか、
スイカの、小さな畑のように、5匹づつ縦に並べられ、しかも、それが3列もあったのだ。
それだけでは無かった。近所の中学校の制服を着た、アイドル顔負けの美少女が、「じょうろ」で、その「猫の首の畑」に、水を撒いていたのだった。
後に、マスコミによって銘々された「猫の首の畑事件」の始まりだった。
で、即、現場に駆け付けた警官に身柄を確保され、彼女は既に万満14歳の誕生日を迎えていたため、現行刑法上の刑事責任無能力者にはならずに、少年法の適用を受け、家裁送致後、精神鑑定の結果、医療少年院送りとなった。
付けられた病名は、解離性人格障害。
しかし、彼女は、猫神様が自分に取り憑いて、猫神様の命令の通り実施したのだと言って聞かないのだ。
だが、この現代に、猫神様などが果たしているのか?それが憑依してこのような残虐な事件を、果たして起こし得るのか?
この物語は、猫神様の憑依をめぐっての、「オカルト」と「児童青年精神科医」との、激しい闘いの話なのだ。
この物語の、実質的主人公でもある、K大学医学部教授の大口秀夫教授は、この難問に果たしてどうやって、取り組んで行くつもりなのだろう……。
そして、驚愕のラスト。
是非、是非、御一読下さい!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 09:20:32
14106文字
会話率:27%
十五年前に日本のみならず世界中を震撼させた大事件、『赤坂事件』の犯人の死刑が執行された。
当時未成年だった彼は少年法に守られ実刑を受けることはなかったが、驚くべきは成人した彼が新たに二人の人を殺めたという事実にある。反省の意思はなく、謝罪の
言葉も発さない。弁明するそぶりすら見せなかった彼はあろうことか自己弁護を申し出て、何も発さず死刑の判決を待ち続けた。
そして死刑が執行された当日。縄につるされ動かなくなった彼を医師が死亡と診断した次の瞬間。
一瞬目を離したその隙に、男の死体はあろうことか姿を消していたのである。
この話は『呪われた少年A』による怪事件としてしばらく市井を騒がせたが、如何せん何の進展もないので、やがてゆっくりと人々の記憶から忘れられていった。
姿を消した『少年A』の体はどこへ行ったのか。
またついぞ語られることのなかった二つの殺人事件の真相は。
ただ一人、真実を知るものは『少年A』のみである――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 12:21:15
6930文字
会話率:31%
少年犯罪、更生、少年法。後悔と反省。なぜ人は犯罪をするのか?
そんなテーマに興味がある人には刺さる作品かと思います。
目立つ為にゲーム感覚で殺人をした少年と、クソガキを憎み少年法撤廃を望むイケメン弁護士が、お互いの存在を特別に思いながら、「
更生」をテーマに、数奇な運命に翻弄されるお話です。
序盤は胸糞展開が続きますが(カケヤさんの作品を知っている人には通常運転)、それだけでは終わらない作品にしたつもりなので、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
ちゃんとカタルシスはあります。
(書籍化歓迎)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 18:57:04
89430文字
会話率:37%
少年法や上級国民などを裁く正義のヒーローがもしも、異世界からきた勇者たちだったら。
異世界で世界を救った英雄と呼ばれる勇者ソラ=アマテルは、仲間のサクラ=ハルカゼ、セレナ=ヴァレンティナと共に日本の闇に天誅を下す。
理不尽な暴力に対して
勇者が圧倒的な力を使い世直しをしていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 12:09:08
3747文字
会話率:50%
ある日、記憶を失った白髪の少年が島国へと流れ着く。
ネロと名付けられた少年の異国風の顔立ち、人のものとは思えないほど真っ白な髪、鍛え抜かれた肉体、それら全ては、瞬く間に国民の注目を浴びることとなった。
ネロは当初、首のひしゃげた老夫婦の死
体の横で気を失っているところを発見されたため、殺人犯として扱われるが少年法により”学園”にて保護、及び観察されることになった。
その理由は「彼が国にとってある利益をもたらす可能性が非常に高い」ということ、そして仮にその少年が再び殺人を犯そうとしても「全校生徒、及び教師陣の”異能”によって即刻処理、又は捕獲が可能」と判断されたためである。
何を隠そうネロが流れ着いたその国は100年間の鎖国中であり人口1億人を超える全国民がそれぞれなんらかの異能を持つ、八百万(やおよろず)の国、ジパング帝国であった。
国立異能養成高等学校ー通称『学園』は全国の15歳〜18歳を集め中学卒業時の「全国異能一斉適正調査」によってA(能力使用者)、特A(特殊能力使用者)、B(能力発現者)、特B(特殊能力発現者)、C(能力確認者)、特C(特殊能力確認者)、D(能力未発現者)、X(未分類、分類不可)、の8つのクラスに分けられる。適正調査を受けていないネロはそのうちのXクラスに配属されることとなった...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 22:00:00
2756文字
会話率:25%
少年法第61条をある記者が破ってしまった。実名や写真を公開したのだ。その記者はネットで叩かれてしまっているのだけど……
最終更新:2021-10-09 12:16:12
2077文字
会話率:44%
ある日、日本国憲法第零条少年法が改正された。静岡県警捜査第一課に所属している畠山健が担当していた事件がその模範事件になってしまう。容疑者の少年の過去、それに関わった人々を知るうちに健は容疑者に感情移入していく。果たして本当に少年が犯人なのか
、政府の本当の目的は何かのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-15 00:00:00
1338文字
会話率:15%
絵麻は中学2年生の女の子。数年続いていた家族崩壊という状況に耐え切れなくなりとうとう家族を殺してしまう。遺体発見はかなり遅れて絵麻は当然のことながら犯人扱いされる。しかし、指紋も何も発見されなかったため事情徴収だけで終わった。外部の犯人だと
警察は発表する。だが、調べていくうち絵麻が犯人だということが判明した。だが絵麻はその直前に逃亡をしていた。警察と絵麻の追いかけっこが始まった。その間、絵麻は美容整形をし他人に成りすましていた。そしてとうとう1ヶ月の末、絵麻は警察の手によって捕まった。が、未成年犯罪という異例な状態で世間はたちまち騒がしくなった。少年法が改正されていなく死刑判決にはならなかった。少年院に10年間過ごすことになる。
10年後、24歳になった絵麻は生まれ育った我が家に帰ることになる。家は取り壊しが決定されている。その間、絵麻は不思議な体験を過ごすことになる。
絵麻はキャバ嬢になっていた。そこで知り合った彰夫と付き合うことになる。彰夫は10年前の事件のことなど忘れていた。だから絵麻が犯人だということにも気がついていなかった。彰夫はIT系の社長になった。彰夫は絵麻と結婚するつもりでいた。幸せもつかの間になった。絵麻は妊娠に気がつき産む決意をするが10年以上前のトラウマが頭の中から離れられなくなっておりたびたび悪夢にうなされるようになる。そして彰夫と結婚式目前のところに彰夫の親が決めた縁談により無理矢理別れさせられ過去のことまでバラされてしまう。絵麻は絶望的に陥る。やがて絵麻は赤ちゃんを産む。シングルマザーとなった絵麻はまたキャバ嬢に舞い戻る。彰夫は結婚し、たびたび絵麻のお店へ行く。彰夫は絵麻の過去も受け止めてくれるようになる。彰夫は家族から勘当され奥さんと離婚し絵麻と結婚する。そして絵麻は幸せをつかむ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-28 00:31:28
61712文字
会話率:66%
現実を見て、少年少女は絶望する。
法の人間の限界に
※この作品はpixiv、カクヨムにも掲載してます
最終更新:2019-09-08 20:28:07
1955文字
会話率:4%
16歳の時、僕は世界の不条理を知った。
最終更新:2018-09-22 21:01:55
2867文字
会話率:6%
僕が報道で思う矛盾した事
最終更新:2018-04-14 02:00:00
395文字
会話率:0%
少年法が廃止されて十数年。学生が警察官として教育を受け、高等学校にて取り締まりを行う学生警察制度が立案された世界。主人公の七条渉は春から1年間私立白鷺学園に学生警察として配属される。新しい1年間の間に青年は何を思い何を成すのか。
最終更新:2017-06-08 18:50:52
106688文字
会話率:70%
有明椿は突然、同級生の少女に殺された。何の前触れもなく、理由も分からず命を奪われた。このまま知りたくないと彼は強く願った。そうして彼は幽霊になった。
優秀な刑事のおかげで犯人は捕まった。未成年だから、名前は報道されない。ニュース番組はこぞっ
て殺人事件を取り上げた。彼は思う。――なぜ僕の名前は明かすのに、犯人の名前は出さないのかと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-18 03:09:13
2685文字
会話率:59%
あなたは自分の子供が殺されたときどうしますか?逆に誰かを殺したときはどうしますか?
「私は少年法は必要だと考える! 」と、二人の息子がいる私は、コメンテーターとして番組ではっきり断言していた。
しかし、ある日長男が亡くなった。
しか
も、その後すぐに次男は…。
私は少年法は何なのかと考え始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-27 20:22:21
716文字
会話率:0%
少年事件。それが起きるとと大半の人が少年法に対しての不満を声にあげる。ただ(決して煽っているわけではなくて)少年法をしっかりと理解している人はその中にどれほどいるのだろうか。ここでは、少年法について解説しつつ、現在法学ついて調べているthe
August Sound の意見を入れて解説していき、一人でも多くの人がしっかりと少年法を理解したうえで意見を述べることができるようになるようにしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-02 12:21:00
1096文字
会話率:0%
「こんなのダメだ」僕たちにだって自由があるはずだ。
「革命を起こそう」自分たちの自由を造るために。
少年たちは、立ち上がる。
自由と夢の為に・・・。
最終更新:2015-10-24 11:55:23
803文字
会話率:46%