昨日、父さんからメールが来た。
どうやらうちで家政婦を雇うことになったらしい。両親共に海外で仕事しており、おそらく高校生の僕の生活を心配してこその提案だと思う。
それに、家政婦の人はもう決まっているらしい。父さんの大事な友人の娘さんだという
。
可愛い女の子だったり、なんて期待を膨らませつつ、僕は玄関の扉を開けた。
「栞田、さん……だよね?」
だがその期待はある意味大きく外れた。そこにいたのはクラスメイトで通称『女神様』の栞田あかねだった。
※ジャンル別日間ランキング2位、ありがとうございます。(2019.10.8)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-09 16:00:45
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