大陸中央の恋物語
「約束ノ章」
芸者ミズキは異国の歌姫と出会う
「人魚姫ノ章」
ジオは叔母と彼女の友人が命を救った謎の女性と一緒に暮らすことになる
「絶望ノ章」
同級生が風邪をひいたので見舞いに行ったレイスは、同級生の妹に恋をす
る。
「恋慕追走ノ章」
孤児アリアは夢を見つける
など。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 19:14:55
424195文字
会話率:39%
マリ・フユツキの次女姉は借金をして役者に貢いで家族に返済を押し付けて失踪。
お家没落や奉公人達の失業、優しい長女姉の婚約破棄の危機を回避する現実的で効率の良い方法は、まもなく成人するマリを売ること。
そこに、個人的に期間限定で買いたい
という男性が登場。
期間限定の政略結婚のようなものと、遊女になることだと、どちらが良いのかは明白。彼女と両親は彼と交渉することにした。
シン・ナガエは厭世主義者で世捨て人のような小説家。育った環境ゆえに自尊心の低い彼にとって、自身の書物が売れることが唯一の拠り所。
今後の執筆活動の為に、世間から、特に男性から隠されているお嬢さんやお嬢様の生態の詳細を知りたかった。しかし、それは中々手に入らない情報。
そこで、彼は金で買える凋落寸前のお嬢さんやお嬢様を探し、マリ・フユツキを発見したので大金を使って購入。
マリは大型金貨五枚の為に、シンは小説に使う資料の為に彼と彼女は政略結婚すると決定。世間を欺いたり、犯罪と間違えられないように、二人はまず婚約から開始した。
【R-15はシンがエロ小説家、残酷な描写は物語の後半に少し辛い話があるからで、基本的にはほのぼの話です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 13:37:27
189684文字
会話率:55%
桜、ひらひら、ひらりと舞い落ちる中、登校中の私は転びかけて彼に帯を持たれて助かった。
彼は一言「危なかった」と告げた後に私を立たせてくれて何も言わずにサラッと去っていった。
ありがとうございますとなんとか告げたら、振り返った彼はとても優しい
笑顔。
光ったような桜の花びらが彼の顔の前を横切ったのであの日から私は桜好き。
身分格差で叶わない恋。そうではなかったかもしれないけれどもう遅い。私は病気だそうだ。
私の人生は幸せだったけど何も為せず残せなかった——……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 19:41:36
13748文字
会話率:28%