脱サラしてイラストレーター兼同人漫画家として生計を立てている大学の同期と久々に酒を飲むことになった「俺」。AIイラストに批判的な彼の言動には不審なものが多く……
※この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」に
投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 16:41:14
2513文字
会話率:62%
汎用人工知能がごく一般的に普及してからというもの、世の中は劇的な変化を遂げた。
工場のオートメーション化なんて当たり前、今まで仕事と呼ばれたありとあらゆる事柄をAIと機械が肩代わりするようになった。
社会インフラ、政治司法律法ですらA
Iが丸々取り仕切る様になったが、一昔前のSFにありがちなAIの反逆や支配階級によるディストピア化、反AI勢力によるテロなんて事も特に起こらず、存外あっさりとAIは人間社会に転がるほとんどの問題を解決してしまったのだ。
これはひとえに優秀なAIが入念なシュミレーションを天文学的試行回数を毎秒重ねた結果だと言える。
…で、案の定、人間はやる事が無くなった。
スポーツ、芸術の分野はかなり栄えたものの、才能が無い者にとっては苦痛でしかなかった。
そんな人は娯楽に救いを求めたのだけれども、楽しい事でも毎日続けば大抵は飽きる。
結果、目を覚まして食事を摂ったらまた寝る、そんな生きてる意味があるのか無いのか分からない人達が急増してしまった。
娯楽に飽きたなら新しい娯楽を常に供給すれば良い。
脳筋極まりない極論の様にも思えるが、これはAIが熟慮した結果の解答かつ、それを実行出来るだけの十分な性能も持っていたので、実際上手く行った。
中でも五感全てフルダイブするタイプのVRは人類で最も人気のある娯楽となる。
ゲーム、映画、観光、etc(などなど)…、バリエーションを増やしやすいのに加えて場所も取らないので、AIもVR部門にかなりのリソースを掛けて開発に取り組んだ。
そんな中、AIの新たなプロジェクト、“ワールドワイドワールド”の開発が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 20:00:00
11302文字
会話率:25%
AIが管理する巨大ジオフロントで子どもたちは不自由なく暮らしていた。そんな平穏を享受していた諏訪霊次はある日、ラブレターで屋上へと呼び出される。そんな彼を待っていたのは拳銃を持った黒髪の美少女。彼女の脅迫によって諏訪霊次は反AI組織『SKY
』へと入ることを強いられてしまう。 AIを管理していたはずの人間が、いつの間にか管理された存在になっている社会。AIに管理され教育される人間は果たして本当に人間であるのか? 本当の人間とはいったい何なのか? AI社会における人間が本当の人間を求める物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 17:14:14
37578文字
会話率:48%