[作品紹介]
【長編戦記物語】【第01巻】 村娘、男装して王都を駆ける ~男装少女と第三王子の王都物語~
約三十万文字
【長編戦記物語】【第02巻】 村娘、ですわよ口調で帝都を駆ける ~戦斧少女と第三王子の帝都物語~
当作品。
[
作品の内容]
深い深い森の中。エマという名の少女が両親と穏やかで平和な日々を送っていた。
エマは家の裏庭の森で木を切り倒して薪を作り、その薪を王都で売って家計を助けていた。
エマの家は決して裕福ではないが優しい両親に恵まれ、エマは何不自由無く健やかに成長した。
友達もいる。第三王子だ。
エマと第三王子はひょんな事がきっかけで仲良しになった。
エマの事が気に入った第三王子は毎日エマと一緒に森へ入り、エマの仕事の手伝いをしていた。
第三王子とエマの関係は、家族公認であった。
第三王子は国王の第三男といういう身分でありながら、いや第三男という身分であったからこそ、
自由奔放に生きる事が許されていたのだ。
第三王子もまた、理解力のある優しい父、母、二人の兄に恵まれ、幸せな日々を送っていた。
その日が来るまで……。
ある日、隣国のハロルド帝国がエマの国へ攻め入り住民を虐殺した。
ハロルド帝国の兵士たちは田畑を荒らし、建物に火をかけ、見境なく住民を殺して回った。
王都が紅蓮の炎に包まれ切り刻まれた死体が大地を覆う中、
エマと第三王子もハロルド帝国の兵士たちに殺されそうになる。
絶対絶命の危機……。
しかし間一髪のところで、二人はハロルド帝国の皇后ソフィアに助けられた。
ソフィア皇后は幼い二人を哀れんだのだ。
二人はソフィア皇后の助言に従い、北方の軍事大国ギルバート公国へ落ち延びた。
故国は滅んだ。家族も殺された。
エマと第三王子はギルバート公国の軍部で出世をして、
いつかはギルバート軍を率いてハロルド帝国を滅ぼす事を誓い合うのだった。
この作品はエマと第三王子が、多くの人々との暖かい出会いと辛い別れを繰り返しながら、
ギルバート公国で出世をしていく様子を描いた戦記物語である。
注1) この作品は続編ですが、ストーリーはこの作品だけで完結しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 21:04:42
283250文字
会話率:30%
電脳世界「アルカディア」、全てがコンピューターの演算で決まるこの世界ではあらゆる空論を実現できる一方で、演算を支えるメモリ容量が足りなければ何もできない。戦闘から商売、普段の生活はおろか、五感、肉体、自我の維持すらメモリが無ければ不可能とな
る。
故に、この世界の住人はメモリを求めて争い、奪い合う。より高みに上るため、奈落へと蹴落とされないため、他人の持つメモリを奪う純白の武器「メモリーバイター」を振るい続ける。
北方の小都市で防衛隊に勤める青年ヴォイドはある目的のため、襲い来るならず者達を倒してメモリを奪う日々を送っていた。しかしある日の任務で謎の怪物に遭遇し、彼の運命は変わり始める。その怪物の登場こそ、ノイズと狂気に塗れた事件の幕開けだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:40:00
84277文字
会話率:43%
拙作『由緒正しき軽装歩兵』の続編となります。
もしご覧いただけるなら、前作の方もご覧いただけますと幸いです。
<a href=“https://ncode.syosetu.com/n6154hm/”>由緒正しき軽装歩兵<
/a>
(あらすじ)
ドレシア帝国北方にあるフェルテア公国の聖女クラリスが、偽聖女の汚名を着せられて幽閉され、そして処刑を恐れて出奔した。
フェルテア公国は長く聖女の祈りにより平和を享受してきた国であるが、聖女への冒涜がフェルテア公国の人々に不安を与えてしまう。
いち早く政情不安の到来を予期したシェルダン・ビーズリーは部下のバーンズに命じて聖女の保護を試みる。
1000年以上続く軽装歩兵の家系に生まれたシェルダン・ビーズリーは、結婚と我が子の誕生、身分の変化を経て、自らの人生を再確認していく。
歴史の主流傍流にかかわらず、それぞれの人物がそれぞれの人生を懸命に生きていく様を七転八倒しながら描いていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:05:43
61690文字
会話率:30%
偽聖女の汚名を着せられ、ベルナレク王国王太子ヘリックから婚約破棄されたフォリア。
ベルナレク王国北方には『魔窟』という魔物の溢れる源があり、絶えずその対処に追われてきたのだった。
平民の出である彼女には、その能力を酷使され、魔窟への対
処に生命をすり減らされる運命が待つかに思えたのだが。
追放された当日のうちに隣国のブレイダー帝国皇太子レックスから求愛を受けて、隣国へと旅立つこととなる。
隣国へと流れたフォリアは『魔窟』のことも後に残してきたベルナレク王国の民のことも忘れて平穏に生きようとする。
反面、聖女フォリアを失ったベルナレク王国は『魔窟』から溢れ出る魔物への対処に頭を悩ませることとなるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 23:19:04
183374文字
会話率:28%
とある北方の街、エイビルム。そこから少しだけ離れたところに住む少女、カヤは、駆け出しの冒険者でありながらも、仲間を見つけられず、行き詰っていた。だがある日、海に流れ着いていた記憶喪失の少年に出会ったことをきっかけに、彼女の物語は動き始める―
―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 06:02:00
66082文字
会話率:30%
周華《しゅうか》国を統べる鬼族の王女・玉英《ぎょくえい》は、叛乱を受けて都を脱出。
従者の子祐《しゆう》に護られて落ち延び、白虎族の始祖・西王母を頼ったところ、何故か美しい婚約者を得る。
西王母の下で心身を鍛え、百合百合しながら復讐と
天下統一の旅に出る!
古代中華風ファンタジー戦記(百合風味)、爆誕!
第二話か第三話で上記の最後「旅立ち」までいく予定です。
第一話はどうしても出しておきたいところまで含めたので文字数多めです。
プロットは切りの良いところまで作ってあります。必ず最後まで書きます。お付き合い頂ければ幸いです。
作中の様々な呼称や単位等については、古代中華の資料・推定等を基盤にしつつ、作劇上の都合で変更しております。
関連して、(~~~。)という形で注釈を施している部分があります。不要な方は該当箇所を読み飛ばして頂ければ幸いです。
もし「他の記述と噛み合わないな」「作者が計算ミスってるっぽいな」と思われたら、こっそり教えて下さい。
なお、学校の試験等に用いることの出来る資料は『国語便覧』『世界史/日本史/地理資料集』等に掲載されているはずですので、別途ご確認下さい。
一応「残酷な描写あり」としていますが、自分が12歳の頃に読んでいた北方謙三作品を鑑みて、R15には設定していません。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 12:37:29
35227文字
会話率:49%
核戦争後、人類は滅亡することなくたくましく生き続けた。
彼らは、被害の少なかった南半球の孤高、オーストラリアに根を張り、母なる大地を『サルフ』と呼んだ。
原住民の子孫が打ち立てたビクトリア王国と、かの国を宗主国と崇める七王国。その繁栄
をよそに、北方の辺境で生まれたザルツ王国は、厳しい環境で鍛えられ強くなった。
ザルツ王国は豊かな南部に侵攻しビクトリア王国を滅ぼし、帝国として七王国を支配する。
暗黒の時代が訪れる中、ある伝説が生まれた。
ビクトリアの治世を望む彼らは、消息不明の王子が生きていることを願い、それが伝説を生んだのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 22:25:56
24618文字
会話率:22%
架空の列島世界にある”神奈ノ国”は前史文明の滅亡後、蛇眼族と呼ばれる種族に長く統治されてきた。蛇眼族は普通の人々である”常人”の精神を操れる能力”蛇眼”を持っており、厳重な血統の管理によってその能力を保ってきた。それに抗う人々、常人との融和
を望む一部の蛇眼族は断崖絶壁によって隔てられた北部に逃れている。北部と神奈ノ国は前史文明によって築かれた”北の大橋”と”北の大門”によってのみ繋がっていたが、蛇眼族は北の大門を塞いでしまった。その数百年後北の大橋が謎の力により自ら大地を揺らし、北の大門が再び開く。この機に乗じて北方遠征を企む蛇眼族、そしてそれに異を唱える神奈ノ国の北方に暮らす常人の主人公と蛇眼族たち。そして大橋の向こうにいる未知の王国の人々は現れるのか。人間たちは蛇眼族に対抗できる”蛇眼破り”を手に入れることができるのか。人間の自由を賭けた冒険と戦いの物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:04:34
168030文字
会話率:29%
18世紀半ば、北方の大国ブリタニアス連合王国エイグランドで一人の女性科学者エルデティーナ・フォトンが提唱し実現させた無尽蔵のエネルギー発生装置、フォトン・コア・リアクター、そしてその力を利用して精製される超金属エルディウム合金、それらは世
界に大産業革命を起こした。
当初その力を独占しようとしたエイグランドであったが、その目論見はエルデティーナ・フォトンの裏切りによって瓦解する、彼女は全世界に向けてリアクターの核であるフォトン・コア・クリスタルの精製方法を開示したのである、クリスタルの精製に適した『理力の泉』の場所と、精製失敗による甚大なリスクと共に。
それでも各国は夢のリアクターを求め、精製を強行する、その結果、百数十年の間に幾つかの都市や町が壊滅、若しくは消滅する、その中には大都市も含まれていた、ゲルマニア帝国の首都リヒト・ベルリン、コメリア合衆国の経済都市ネクサス・ヨーク、そして大日輪帝国の帝都皇京である。
結果として1930年までにフォトン・コア・リアクターの所有に成功したのはブリタニアス連合王国、フランジアス共和国、ロシエト連邦(旧ロシエ帝国)、ポーラスカ共和国、コメリア合衆国、大日輪帝国の6ケ国であった。
そして各国はこの夢のエネルギーと超金属を当然の如く軍事利用していた、鋼鉄よりも遥かに強靭で軽いエルディウム合金で作られた兵器はより強くより速くより大きく、と。
数々の紛争や戦争、そして第一次世界大戦を経て、兵器はより巨大に膨れ上がっていた、それによる経済の破綻を恐れた各国はワシントン軍縮条約を締結し兵器の膨張は止まったかに思われた、しかしそれは虎視眈々と牙を研ぐ大戦敗戦国に隙を与える事にも繋がっていた。
そして1939年9月1日、先の大戦の敗戦国、ゲルマニア共和国はフォトン・コア・リアクターを求めて隣国、ポーラスカ共和国へと侵攻する、これが後に、第二次世界大戦と呼ばれる戦いに発展する事になるのである。
そしてそれは、日煌戦争真っただ中にある極東の軍事国家、大日輪帝国に巨大な火の粉となって降り注ぐのであった。
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史実のアジア太平洋戦争をベースにSF要素を加えた作品です、基本的にフィクションです、歴史物としては成立していませんのでご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:00:00
691831文字
会話率:46%
ラーダ王国の武器商、カロネード商会の跡取りとして生まれ育ったエリザベスは、ひょんな事から軍人としての道を歩む事を決意する。
しかし女性が故に、軍隊への入隊志願を受け付けて貰えず、終いには家を継ぐ気が無いと判断され、彼女の父からも勘当を言い渡
されてしまう。
エリザベスは最後の手段として、実家から大砲を盗み出し、隣国であるオーランド連邦の紛争地帯に乗り込み、実戦で戦果を挙げ、地方領主様に砲兵士官へと取り立てて貰うという、無謀極まり無い作戦を決行する。
近世末期の異世界。世界の中心で産業革命の産声が上がる頃、そこから少し外れた北方大陸においても、砲兵令嬢(カノンレディ)の砲声が今まさに轟かんとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 07:03:17
416388文字
会話率:55%
多様な種族が暮らす巨大な大陸ゲオルキアと、そこから大海を隔てて遠く離れた上空に浮く小島サヴィノリア。翼の生えた碧空の民の少年シュカは、いつかその大陸各地を巡りたいと興味を抱いていた。
ある日、妹がこの国では解決することができない難病に罹
ってしまい、特効薬となる薬草を手に入れるため、ゲオルキアの北方にある白雪の大地を目指して危険な旅へと出発することに。そこで出会う人々と、初めての経験をしたシュカが何を思うのか。一人の少年の成長物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 00:04:16
157576文字
会話率:29%
ケンブリッジ大学に合格したのにイギリスで不慮の死を遂げた岩崎はるかは、以前プレイしたことのある乙女ゲームの世界に転生した。
岩崎はるかはこの乙女ゲームの世界で6年間を過ごし、魔法や新しい知識をたくさん学び、北方最難関の魔法学校フォスタン
イーンに見事合格した。それはすべて、入学式という最初のゲームシーンに備えるためだった。
ヒロインルーナ・レイバウェスはフォスタンイーン魔法学校で攻略対象となる全員に出会うが、それは嵐の前触れだった。
※外国人なので、文法や語彙に問題があったら、教えていただけるとありがたいです。
この小説をお楽しみいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 23:08:52
398603文字
会話率:48%
帝国北部に所領を持つローゼリア伯フランツが納めるローゼリアには2人の子がいた。
長男アレクスは優しく穏やかな気質ゆえ荒事を嫌い、次男アルザスは武芸が好きな反面、武芸が苦手な兄をうとんでいた。
兄が家を継ぎ、弟が兄を支える。
そんな未来を夢
み、父は次男に北方領を託す。
時は進み、穏やかならぬ北方領に戦雲の気配ます帝国南部。
時代の荒波に揉まれ沈みゆくアレクス。
彼の中に、若くして悲運な最後を遂げた前王国の”最高傑作”の魂が宿る事は誰も知らない。
本作品に使用されるテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 18:24:10
161142文字
会話率:34%
二十九歳童貞独身。
魔法使いまで後一歩となった元ひきこもりのオレこと春日居 光一は、ミリタリー大好き兵站大好き塹壕大好きの軍オタである。
これはそんなオレが、異世界に転生してなんだかんだで成りあがったりしていくお話だ。
銃にライフ
リングに冒険者たちに戦いと、魔法使いに化け物に、王国を揺るがす戦争だって。
それらすべてをひっくるめても、これって異世界転生ファンタジー。
オレが現れた土地は北方の辺境伯領、タウリカ。
オレが成り上がっていく国こそは、多くの種族を抱えるベルツァール王国。
そしてオレはそんな国、そんな世界で、いろんな奴らと関わりながら、二度目の生を生きていく!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 17:09:10
448306文字
会話率:30%
歴史上初めて、ムンドゥス大陸を統一した男「アウラ・ハリ」
後世、統一帝の異名で呼ばれ、偉大な英雄として歴史に名を刻んだ男は、フェブリス王族の末子として、この世に生を受けた。数奇な運命により、十五の時に王族としての地位を奪われたものの、
彼自身はそのことに満足していた。王室より除名を受けて七年、アウラは、フェブリス王国北方の辺境、ラウルスの領主として平穏な生活を送っていた。辺境の小領主として静かな生活を望んでいたアウラであったが、その平穏は王都からの急報によって打ち砕かれるのであった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 17:10:00
23489文字
会話率:58%
皇創暦1002年...
突如現れた魔獣により人類は互いに争うのを止め大いなる厄災に足並みを揃えて立ち向かうことを余儀なくされる。
当初、どこからでも襲ってきて魔法が効かない魔獣に苦戦していた人類はある賢者の発案により、己に宿る魔力を放
出して攻撃する魔法を止め、体内に循環させて身体能力の強化を行う魔術を鍛え、魔法の代わりに銃器を開発することによりなんとか互いの勢力が拮抗するまでにいたる。
この出来事に喜ぶのも束の間、この状態が何年も続き未だに人類は存亡の機に立たされていた...
そして、これから話すは魔獣が現れてから50年の月日が流れた皇国というある一国での出来事...
皇国軍北方方面第5魔獣討伐大隊・第13陸戦小隊に所属する魔力が少なく周囲から落ちこぼれ小隊と揶揄され罵倒されてきた6人の少女達による生き残りをかけた戦いの物語...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 00:00:00
351368文字
会話率:40%
太平洋上空を飛行中の航空機が行方不明に。
人為的に作り出された次元の狭間に吸い込まれて辿り着いた先は、元の世界に似た異世界。
特別な能力を持つ者達を求めて召喚された結果の行方不明事件であったのだ。
その異世界で勇者となったニイノウ・アーシ
アを始め、魔剣士となったムネトラ、魔術師となったセキシュウ、ヒーラーとなったシィオの4人は、召喚儀式を行った大魔術師カクケンが仕える北方大帝国のシュン皇太子の配下となっていた。
4人を中心に、渦巻く人間模様が織りなす、ファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 20:28:40
227605文字
会話率:39%
大陸の中心に位置する巨大帝国。
歴史がその帝国を中心に動いていたこの時代、北の北方国家群、東の連合王国、西の共和国、さらには南の都市連盟が時には戦であるいは謀で帝国と覇を競っていた。
そんな中で帝国の南に存在する公国は帝国のアキレス腱とも言
われ、常に各国の野心の矛先が向いている。
帝国暦489年、公国の若い姫とその従者が歴史の舞台に登場する。
剣のみ魔法は登場しません。
気が強い姫と無理やり付き合わされる臣下の、国家の存亡をかけた戦いの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 00:00:00
969834文字
会話率:55%
主人公の北方誠一は、通り魔に刺されて死んでしまう。異世界で新たな生活を始めたいと願う主人公だったが、転生するためには倍率がとてつもなく高い試験を突破せねばならないようで……?
まったりとした話になるかと思います。
最終更新:2024-04-21 07:38:55
95789文字
会話率:32%
【短いあらすじ】現地住民達が、はた迷惑な転生者達をどんどん〇していくお話。
【ちゃんとしたあらすじ】『運命の女神』から超人的な力を授けられて別の世界からやってくる『転生者』と呼ばれる存在。彼らは多くの知識や技術を世界にもたらしたが、同時に、
自然環境や社会状況に多大な影響を与えた。「憧れのスローライフ」は無秩序に様々なものを生み出し、流通を狂わせて社会不安を招いた。「癒しのモフモフライフ」は周囲の生態系バランスを崩し、住処を追われた凶悪な魔獣を野に放った。「最高の無双チーレム」は独善的な判断基準による蛮行の嵐となり、おびただしい禍根を各地に振り撒いた。自己中心的な転生者は、傍若無人・悪逆非道な存在でしかなかったのである。そして、ついに、北方のグーテ王国が転生者によって滅ぼされるという事態が発生してしまう。忠臣ロアリテート家の才媛ロイエは転生者の危険性を明確に悟り、招かれざる来訪者達を誅していくことを決意する。暗殺者として仕える家臣のナハト、転生者への復讐を語る謎の女ノイン、故郷を滅ぼされた狩人アーベント、亡き王家に剣を捧げた騎士モルゲンら、対抗しうる希望がかき集められ、彼らは強大な力を持つ敵に戦いを挑んでいくのだった。
※各話2000字程度
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 06:12:07
182640文字
会話率:45%
我々が平和と繁栄を享受できるなら、我々以外の全ての人間が苦しんでいても構わない。
魔導文明世界の近代初期とはそういう時代だった。
この時代、大陸西方や大陸北方の各強国は周辺国との領土の削り合い、言うなれば、自分の家の庭先で延々と殺し合
い、奪い合うことに疲弊し辟易し嫌厭していた。苦労してモンスターを駆除して切り拓いた土地を台無しにし、汗水流して稼いだ国富を小便のように垂れ流し、限りある人口を使い潰すことに疲れ果てていた。
そこで、彼らの一部はもっと建設的かつ生産的な希望を求め、外洋へ踏み出した。
現代日本の教科書なら「大航海時代の到来」などとロマンティックに記しただろうが、その実態は悪辣極まりない。軍事力を背景にした強国による大侵略時代が到来したのだから。
列強の外洋進出は幾多の苦難と困難を乗り越えて成功し、彼らに大きな富と繁栄をもたらした(侵略される側には決して忘れぬ恨みと怒りをもたらした)。
そして、時が流れて大陸共通暦18世紀。
戦乱と革新の気配が強くなったこの時代に、ベルネシア王国の大公令嬢ヴィルミーナが前世覚醒を遂げた。
前世同様の野心と強欲と上昇志向が目覚めたヴィルミーナは、激動の時代をどう生きるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 17:00:00
2312889文字
会話率:29%