森の奥のお屋敷には、“未亡人”の二つ名を持つ恐ろしい魔女、ディアナが住んでいる。彼女のそばに控えるのはとっても無口で忠実な下僕、ゲオルク。
教会が最も警戒する魔女であるディアナは、どんな討伐者にも負けたことがない。自身に向けられる恐怖を糧に
、不死身の彼女は、誰にも討伐され得ない。
はずだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 17:48:37
25543文字
会話率:33%
「お前を愛しく思うことなどありえない。俺には心がないのだ」
戦国の世に、鬼と呼ばれる男がいた。
ひとの心を持たない「もの」。ひとの情けを解さないけだもの。容赦なく人を殺める殺人鬼。
冷酷な暗殺者である彼が最後に受けた指令は、景姫と呼ば
れる美しい少女の命を奪うことだった。しかし、なにも知らない景は、偶然暴漢から自分を守ってくれた鬼を慕いはじめる……。
【江戸時代前半あたりを意識しておりますが、現実・史実とは一切関係のない和風ファンタジーとしてお楽しみください。中編連載中】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 17:10:44
49221文字
会話率:23%
可もなく不可もなくなカロリアン子爵家の三女、ルーシェ。
彼女の婚約者は、見目麗しく社交界の華であるロナルド=シュタイナーだ。
彼についている二つ名は「社交界の氷柱王子」。
そう―――「『氷柱』王子」。
ルーシェはそんな彼の婚約者
。
お飾りの、婚約者。
これは二人の思いがけない恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-28 17:34:18
6802文字
会話率:38%