ふと見下ろした先にはきゃきゃと笑う可憐な笑顔の赤ん坊。
その空色の瞳と、母の優しい声を聞いた瞬間、この世界が小説の世界であることを理解した。
俺はユーリック・ジュスター。
超絶イケメンであり、最年少公爵であり、幼くして『大賢者』『大魔導師
』『剣神』の名を欲しいままにし、ついでに最強のシスコンと恐れられる、小説で、あまたの強キャラを押し退け最強の座に君臨する男の名である。
・・・ちなみに、最終章で死ぬ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 13:21:51
13172文字
会話率:32%
はっきり言おう。
エフィは決してこのように令息達に囲まれ取り合いをされるような器量ではない。自分で言うのも虚しいけれど、容姿も中身も取り立てて取り得のない田舎領地の男爵令嬢である。
今の立場が相応しくないものであることは、あのように嫉妬の
目を向けられるまでもなく、誰よりも理解していた。
それが何故こんな傾国の姫のような扱いを受けているのかと言えば。それはこの国が聖女に行った仕打ちのため。
偏に彼等の自業自得である。
物語の外側で生きてきた平々凡々な令嬢エフィが幸せになる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-02 21:53:31
21976文字
会話率:63%
昔、祖国を戦火に燃やした傾国の姫。それが私。
反乱軍が攻めてきた時は、見知らぬ少女を身代わりして逃げ出した。
そう、まさに極悪非道。私には幸せになる権利なんてない。
だから、お願い。てめぇら、私に優しくすんじゃねぇえ!
スラムで鍛えられた
傾国の姫が、学園生活をしたら?そんな話。
【ただいま私用により更新がエグいほど遅れております……が、落ち着きましたら必ず更新いたしますので、どうか……どうか、お待ちください……お願いします……今……あなたの心に……直接語りかけて……おります……。】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-08 18:04:37
19517文字
会話率:36%
マリアローゼ・フィス・カイザ。それは、カイザ国のフィス王家の三人目の末姫の名前だった。
金色の美しい髪と緋色の瞳を持つ、美しい少女。その美しさで、全てを魅了するような少女。至高の姫と、国内で謳われる少女は、まさしく傾国の姫のように影響力を持
っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-30 23:40:19
87260文字
会話率:29%
高原由梨花は最近ついてなかった。その不運の全て、二十歳になってから見始めた幽霊のせい。そしてとうとう人生最大の不幸を味わう。「高原由梨花死亡。お前は俺の記念すべき160番目の玩具だ!」「いやよ!」「じゃあ転生しねーの?」「え!?」突然現れた
死神と名乗る男に、転生させる代わりにこれからの私の人生を玩具にさせろと言われる。ふざけんなー!って言いたいのに……
逆ハー的な主人公が、逆境に泣きそうになりながら立ち向かっていくお話です。
※逆ハーですが最終的には一人です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-13 12:45:38
319501文字
会話率:30%
傾国の姫。亡国の騎士。姫は民のために戦い、騎士は姫のために戦う。ある大国に咲いたひとつの華と、それを守る騎士のお話。
最終更新:2012-10-25 12:38:05
32162文字
会話率:24%
カナン国第一王子、ジェイド・アレキサンドルは、大陸一と言われる美男子だ。
そんな彼がとある舞踏会で唐突にこう言った。
「余はこの女を妃として迎え入れる事をここに宣言する」
誰もが喉から手が出るほどに望み羨むジェイドの妻の座を手に入
れたのは、傾国の姫ではなく、一剣士だった。
「これは悪い夢だ。そうに決まってる……」
王子に見初められた女剣士、ローザの運命や如何に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-06 09:42:00
22329文字
会話率:41%