夢は希望のピースを繋げたパズル。
小さな希望のカケラを紡いで組み上がっていくその様子は、周囲の人々を魅了する。
まるで魔術師にかけられた魔法の様に――。
モンスターの駆除業務を生業としている青年、クシード・シュラクスは、仕事中に突
如、異世界に転移した。
右も左も分からない異世界で、クシードは猫の耳と尻尾がある獣人ミルフィ・アートヴィーレと言う女性と出会う。
ミルフィは、過去に国王を暗殺したと言う理由から封印されていた禁術、“魔神召喚”が復活したと知り、独自に調査をしていた。
しかし、彼女は人とのコミュニケーションを取るのが、とても難しい性格の持ち主だったため、調査は驚く程進んでいない……。
こんな性格の彼女が、何故そんなことを?
クシードはミルフィの行動を不思議に感じ、一旦は距離を置こうと思ったが、転移先の異世界は、転生転移系ではもはやお馴染みとも言える中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界。
何も知らない異世界を生きていくにはどうすれば?
考えた先にクシードは、“安定した生活基盤が必要”と思いつく。だが、頼れそうなのは最初に会った現地人、ミルフィぐらいしかいなかった。
クシードは、極度に人見知りな性格のミルフィを言いくるめ、魔神調査に協力するフリをしながら、彼女と行動を共にする。
しかし…………
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※方言が使用されております。作者が使用可能な範囲で書いております。苦手な方はご注意ください。
※楽しんで読んで頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 22:16:16
175171文字
会話率:37%