連歌は続くよ
どこまでも
《連歌ノ法》が、施行された。
それ以来、日本中の神社本殿及び寺院本堂等の腰は、カラフルになった。
社寺の腰には、色とりどりのベルトが巻かれた。
神社仏閣の中心となる建物(本殿や本堂等)の外周りには、グルッと一
周、連歌を募る紙のベルト(帯)が巻かれた。
今、目の前にあるお寺の、本堂に向かって左端から始まる髪帯は、鮮やかなスカイブルーだった。
フォレストグリーン地の、Tシャツを着ている。
Tシャツには、前面真ん真ん中に、三つの図柄が入っている。
和尚さんは、天念に急かされ、草履を履き、庫裡をゆったりと飛び出す。
和尚さんは、天念に背中を押され、のけぞりながら、歩を進める。
青からの赤、鮮やかな青からの真紅の赤、スカイブルーからのヴァージンレッド。
僧侶二人組とは思えない色の軌跡を描いて、シグナルみたいな二人は進む。
その名も、[連歌ん雁]。
《ん》は、「私ん家、俺ん家」のような、《の》を表わす《ん》。
《雁》は、メジャーな渡り鳥を表わす。
よって、名が表わすものは、《連歌の渡り鳥》
この辺りの地域にある神社仏閣は、軒並み、紙帯の停滞に悩まされていた。
総じて、約一ヶ月前に投句された句が、停滞を引き起こしていた。
「なまじっか、連歌とか短歌とか俳句の心得があったり知ってたりするから、
《ん止め》と《本歌取り》に怯んでしまって、句を繋ぐのに、
二の足を踏むんだと思うんです」
連歌ん雁地元遊撃隊二チームは、盛況の内に決定した。
早速、明日より、各四チーム(飯与宗次一人チーム、県担当連歌ん雁チーム、PST、SCT)は、活動を開始することにする。
ちょうど、ヨサブソンという芸人が、テレビの中でネタをやっている。
三つの、半分にしたドラム缶のような、バケツのようなものに、細長いボードが入っている。
ボードには、文字が書かれている。
《お題作戦》を採用して以来、紙帯の停滞は、順調に解消されている。
U―22組の自由奔放と、O―23組のオーソドックスが、適度に矯正されて、ほどよくいい感じの句が詠まれるようになっている。
繋げ易い句が一度提示されるやいなや、各寺社の紙帯は、また滑らかに滑り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 09:30:42
42205文字
会話率:30%
「信号(シグナル)はプラスティックの赤青黄色」を上の句にしている短歌です。 文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2024-01-21 12:00:00
312文字
会話率:0%
一階は喫茶店。二階は大きな温室の園芸店。隣には一棟のアパート。
店主やアルバイトを中心に起こる、ゆるりとしたミステリィ。
連載小説として書き進める予定ではありますが、一話でも読めるようになっています。
2020.07.13 追記
pix
ivの方にメインキャラ3人を描いたキービジュアルを投稿しました。
https://www.pixiv.net/artworks/82957636
2020.08.13 追記
第一章を大幅に加筆しました。
その他の章でも、細かな修正を行っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 00:00:00
305070文字
会話率:49%
父親に頼まれた手紙を王宮にいる現王ロイ・アーノルド陛下に渡して帰る。
ただそれだけのはずだったのに……。
手紙を読み終えたロイ陛下から思いもよらない話をされて―――
私、これからどうなっちゃうの!?
田舎町に住むミレイ・シグナルドが、過去
の出会いをきっかけとして、現王ロイ・アーノルドの婚約者になるというお話です。
利権により現在の婚約者としての地位を獲得しているダリアへのざまぁや、急な立場の変化によりぎくしゃくしてしまうロイとの恋愛模様など、出来得る限りの王道を目指したつもりです。
全部で8000字ほど、最後はハッピーエンドですので、手軽にお読みいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 06:00:00
8604文字
会話率:58%
黄色の点滅信号、舗道に落ちる、恋の始まり
、
最終更新:2023-06-11 17:31:16
325文字
会話率:0%
雨の中、規則正しい色、進むこと、
最終更新:2020-08-09 10:55:05
237文字
会話率:0%
奇跡少女と呼ばれる町を守る人たちがいる。
彼女たちはゾディアックシグナルの手から町を守ることが出来るのだろうか。
主人公 サクラ・フォーチュンは元日本人。いつの間にか、ファンタジー世界に放り込まれて、
魔法少女として町を守ることに。
彼女は、困っている人を放っておけない性格、もはや病気と言われるほどのお人よし。
町を守ることも進んで受けたが、まさか奇跡少女になって戦うことになるとは思わなかった。
元の世界で憧れがあった魔法少女じみた活躍をすることが出来るのは、彼女にとっては嬉しいことだったのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 20:00:00
531077文字
会話率:50%
量子論を語って何がいけない?
最終更新:2022-12-28 09:00:00
603文字
会話率:0%
この世界では誰しもが何かに特化した能力を持って生まれる。
超人的な速度で計算できたり、運がずば抜けてよかったり、火を操ることができたり。
その種類の多さから人々はこの能力のことを記号能力【シンボル】と名付けた。
そんな世界で俺、華島成未
はこの世界では珍しく高校一年生になっても能力を発言できていない異端児として虐められていた。
少しの期待を持って望んだ国民適正シグナル調査の結果はまさかの適正なし。
絶望の淵に立たされ、人生終わったと思われたがそれは勘違いで、成未が持っていた能力は今までに類を見ない唯一無二の能力【 】(空白)だった!
この物語は世界の常識からかけ離れた能力を手にした少年がどの様な結末を迎えることになるのか、それを見届ける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 00:56:42
755文字
会話率:23%
銀河帝国が滅びて数百年、再び宇宙を統一する勢力は現れなかった。やがて星々はそれぞれ自治を始め、緩やかに交流をするのみであった。そんな宇宙を冒険家のオリバーは宇宙船ホライゾン号と共に旅をする。宇宙の地平線を目指して。
カクヨムにもありま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 22:08:22
26800文字
会話率:51%
言の葉を透かして光るシグナル
覗き込む
短歌と川柳
キーワード:
最終更新:2022-06-24 19:00:45
213文字
会話率:0%
この世界には電気を帯びた人がいる。しかしそれは家電が壊れやすいなどのメリットはなかったが、日本がとある技術を開発し便利になった。それが電気をその人にあった別の属性に変える技術だ。炎、風、水、雷、光の5つであり、炎属性になったからと言って火を
出せたりする訳ではなく物を少しだけ暖めることが出来るなどの便利なものだ。かっこよく言っているだけである。主人公は電気を帯びていても属性が変わらないそこそこ珍しい体質であった。しかし、とある日に街中に怪獣のような化け物が現れ妹がピンチに陥ってしまう。どうにかしないとと思った時、壊れていたはずのスマホが喋りだし、、、(この作品は同タイトルでカクヨムの方にも投稿をしております。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 12:47:34
22108文字
会話率:68%
すれ違うたび
まるでそれが決まりごとのように会釈を交わす
ただそれだけの関係
キーワード:
最終更新:2022-05-14 23:48:52
3461文字
会話率:46%
学校帰りの少女は、突然三つのボタンを差し出され、どれを押すかを決めろと言われる。
【この作品はカクヨムやアルファポリスなどでも公開しています】
最終更新:2022-01-31 23:42:39
1884文字
会話率:38%
「横断歩道は私のバージンロードなのですから」──
〝絶対に渡れない交差点〟vs〝絶対に渡るマン〟
シグナル紳士が一方的にプライドをかけた戦いは、思わぬ結末を迎える。
最終更新:2021-12-30 22:36:12
1000文字
会話率:11%
青い右目に赤い左目──オッドアイ。
シグナル少女が、信号無視した俺を追いかけてきた。
捕まれば学校に遅刻してしまう。
心の危険信号が足にムチを打つ、刹那の逃走劇。
*この作品は『カクヨム』にも掲載しております。
最終更新:2021-03-12 21:04:11
1480文字
会話率:28%
小学6年生の少年・ユーリと天平(たかひら)は、新型コロナの感染が収まらない中で、どうするのがいいかを話し合っている。
今回の話題は――変異型ウィルス。
変異型ウィルスはマスクでは防げないかもしれないと言われ出したというところから、それじゃあ
マスク会食はリスクがあるのか? という話になって――。
そもそも会食なんてしなくていいんじゃないかと思っていたユーリは、天平と話し合っていくうちに、徐々に会食をしたがったりお出かけしたりしたがる人の気持に寄り添っていくようになる。
そして天平が言い出した。「おしゃべりルーム作る?」
おしゃべりルームって――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 23:08:24
15555文字
会話率:32%
運行と開発の仕事をこなしていた僕。無理している所為で、暗い話が思い浮かんでしまう。これって、もしかしたら……
最終更新:2021-02-06 11:58:23
2064文字
会話率:3%
突如として現れた新鉱石『エレクトロシグナル』
それによりもたらされる異能の力をもつ人間『シグナルエラー』
人類の生活は新しいステージへと進む。
東京を含む八都県は東京地区と名を改め、能力者を一斉管理する大きな檻となった。
軍事産業への能力の
利用により、富裕層と貧困層で大きく分かれてしまった東京地区では、貧困層に人権はない。
力のない子供たちは一日を生き抜くことに苦しんでいる。
だが、ごく稀に貧民街にも、高レベルの能力を持った者が現れる。
行く場所のない若者達は自然と集まり、貧民街でグループをなしている。
幾つもある少数グループの一つ『ストレイキャッツ』には、野良猫のような身寄りのない人間が集まっていた。
異能力を使えるものと、そうでないもの、親を亡くしたもの、親友を亡くしたもの、経験してきたものは違えど目的は同じ。
この社会制度を作った金持ち連中に一泡吹かせたい。
リーダーの"ジョーカー"こと成島優は、東京地区の貧富の差をなくすために仲間とともに立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-23 15:00:00
48942文字
会話率:27%
何があるかわからない世の中
何がしてあげられるわけじゃないけど
いたわる気持ち
その声を発していけば
きっと届くはず
あなたの推しにも…
最終更新:2020-12-02 20:31:22
414文字
会話率:0%
信じるべきは
自分の 直感
最終更新:2020-09-30 21:00:00
283文字
会話率:0%
ある日突然異形の怪物(後にバイスと呼ばれる)が世界中に現れ世界は混乱と絶望の渦に叩き落とされた。それから五年、シグナルと呼ばれる対バイス専用特殊部隊が結成。名目はバイス専属の捜査本部だが実際は不要な人材を切り捨てるための掃き溜め場であった。
そんな人材の処分場へ所属することになった優、彩夏、秋、冬香、シキそして彼女たちをとりまとめるリーダーの春樹は謎多き怪物、バイスに関わる事件を日夜解決していき、その正体まであと一歩というところまで迫っていた。そんな時、彼女らのもとへ世界サミット(四年に一度行われる世界の首脳が集まる会談)開催までイギリス大使アリサを護衛する任務が届く。 ここから始まる世界の終わり。終わりの始まりの物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 00:00:00
105771文字
会話率:51%
ある日突然異形の怪物(後にバイスと呼ばれる)が世界中に現れ世界は混乱と絶望の渦に叩き落とされた。それから五年、シグナルと呼ばれる対バイス専用特殊部隊が結成。名目はバイス専属の捜査本部だが実際は不要な人材を切り捨てるための掃き溜め場であった。
そんな人材の処分場へ所属することになった優、彩夏、秋、冬香、シキそして彼女たちをとりまとめるリーダーの春樹は謎多き怪物、バイスに関わる事件を日夜解決していき、その正体まであと一歩というところまで迫っていた。そんな時、彼女らのもとへ世界サミット(四年に一度行われる世界の首脳が集まる会談)開催までイギリス大使アリサを護衛する任務が届く。
ここから始まる世界の終わり。終わりの始まりの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-05 23:18:30
13182文字
会話率:46%
優はシグナルという組織に所属する警察官
旦那のことが好きすぎて仲間たちからはあきれられているが・・・・
仲間たちとともに優はこれまで多くの事件を解決してきた
そんなある日、オーシャンネットワーク社長の失踪事件が発生
この事件が後に世界中を巻
き込んだ事件へと発展していく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 11:11:47
176330文字
会話率:64%