教会の管轄である、立ち入り禁止の池。
そこには時折、白い手紙が浮いていました。
しかし、その手紙を手にしてはいけない。読んではいけない。
教会の修道者たちは決して、その手紙に手を触れません。
昔、そこであったのは悲しく、恐ろしい出来事。
可愛らしい女の子のリズはとても結婚に憧れておりました。
そんなリズを祖母は優しく見守ります。
ある日、リズに弟ができました。
そして、それは祖母の秘密が裁かれるときでもありました。
何も知らないことも罪なのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 22:00:00
12079文字
会話率:12%
主人公の佐川 夏夜(さがわ なつや)には昔っから想いを寄せていた女の子が存在した。
だが、ある日。佐川を中心とした野外活動研究会。通称、野研にとある事故が襲いかかる。
それに生じて佐川が想いを寄せていた人物。鈴井湖蝉(すずい こぜみ)が
亡くなるという悲劇が起きてしまう。
湖蝉が死んでしまった事に嘆き悲しむ佐川だったが、どういう訳か死んだ筈の湖蝉は佐川の前に姿を現した。
だが、その姿は佐川にしか見えず…。
佐川自身も湖蝉が死んでしまった事実を認識していて。
いつまでも湖蝉という存在を残してはいけない。それが分かっていても佐川はどうしても湖蝉を喪いたくはなかった。
いつか訪れる最後。そこに佐川はどう立ち向かえばいいのかが分からなかった。
蝉の声が止んだ時…。
本作はそんな暑い夏が終わるまでの暑く涼しい青春ストーリーを目指しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-02 00:00:00
23733文字
会話率:62%