人類史が西暦2000年に突入してからおよそ100年後。傲慢たる人類に自然の鉄槌が振り下ろされた。未開の熱帯雨林から発見された新型ウイルスは瞬く間に感染を広げ、全人類の約半数を死に至らしめた。
世界で唯一、感染爆発を逃れた日本だったが、その事
実がまた別の問題を生み出していた。
反ワクチン・反医療を掲げる自然派組織の跋扈である。
これは、世界中の動向に逆行する自然派組織団体へ潜入取材する、ジャーナリストの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 16:53:41
35061文字
会話率:59%
引き篭もり歴も十年と歴戦の勇士である鷹斗は、ある日、目が覚めるとリゾートアイランドに放置されていた。そばに落ちていたリュックサックにはサバイバル用のキットと、黒い手紙が一通。
あぁ、これは、アレだ。どうせ殺し合いをさせられるんだろう?
陳腐な設定だと鷹斗が鼻で笑いながら読んでみた手紙の内容は違った。
要約するならば「頑張って一年間生き残ってね? 暴力は嫌いです」。
こうしてデスゲームではないがサバイバルゲームでもない、一年間のサバイバルライフが幕をあける。
十年間、磨きぬいてきた脂肪は時には味方に、時には敵に、鷹斗のグルコサミン&コンドロイチンを探す冒険の一年が始まったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-30 18:24:42
173135文字
会話率:20%