早田英志は、羽田空港でパンナムのラインメカニックとして働いていた。
日に何機ものジャンボジェット見送りながら、早田の心は遥か南の地「中米コスタリカ」にあった。
最終更新:2023-02-13 18:00:00
3749文字
会話率:29%
エメラルド王国王太子妃アナスタシアは膝を抱えて丸くなって落ち込んでいる敵国だったルビー皇国皇帝の肩を労わるように叩く。どうしてこうなったと心の中で思いながらも目の前の大柄な男に何も感じない。すでに燃え尽き症候群で生きる気力もないアナスタシア
は籠の中でただ命が尽きるのを待っている。
勘違いして燃え尽き症候群を起こした少女と目を閉ざした現実のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 20:14:59
7442文字
会話率:43%