腕利きの傭兵グランバッシュと、旅仲間の神官エレムが手に入れた古代の秘宝『ラグランジュ』。どんな願いも叶えるという秘宝の実態は「願いを叶える為の機会と試練をもたらす」と称して厄介事を招き寄せ、持ち主に苦労させる疫病神的なものだった。
「そ
んな言われ方は心外ですー。『ラグランジュ』は願うものにふさわしい試練と、努力にふさわしい成功を約束する……」
「やかましい! 勝手に人を持ち主に認定してるんじゃない!」
前代未聞、伝説の秘宝を『返品』するための、二人……と一人の旅の行く末は――?
※お待たせしました! <第十一章>灰色の亡霊と救済の姫 更新開始です! 2020/07/22
※<番外編> 副官フォルツのおおむね平穏な日常 完結しました! 2020/06/25折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 10:40:00
1617318文字
会話率:50%
〜これは4聖人と呼ばれた、とある勇者の英雄譚の裏話〜
ダークエルフの少女、エミリア・ルイジアナは【死霊術士(ネクロマンサー)】だ。
彼女は、人類の横暴と『帝国』に抵抗する戦争のさなか敗北し、帝国の勇者に捕縛される。
だが、ダーク
エルフに目を付けた勇者たちによって、戦利品として囚われることになる。
しかし、彼女に飽きた勇者は、あっさりとエミリアを見限ってしまう。
そして、
勇者、賢者、神官、騎士から、死霊術に必要な『アンデッド』の呪印をズタズタに引き裂かれたあげく、家族をも惨殺されてしまうエミリア。
さらに、信じていた仲間にも裏切られ絶望の淵に叩き落とされる。
ドン底に落ちたエミリアであったが、裏切り者と勇者たちへの復讐を糧に最後の力を振り絞り、再び立ち上がった。
これは、どん底に落ち、魔族最後の一人となった少女が全てを蹂躙しつくすまでの物語。
弄び、蔑み、捨てられたダークエルフの少女は何者になったのか。
彼女を足蹴にした男たちが、何を生み出したのか───。
「その時」が来るまで、誰も知らない……。
※注※
序盤、胸糞展開!!!
だけど、その後はヤバいくらい爽快ッッッ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 17:16:44
141546文字
会話率:24%
「数多の神々よ。処分に困った魂や己のミスで散ってしまった魂を私の世界へ放り込むのはいい加減にしてくれないか。何回世界が無茶苦茶になったと思っている?そろそろ堪忍袋の尾が切れた。こちらとしてもそれ相応の対応を取らせていただく。…その通りだ。や
ってきた転生者、転移者を選定して、混乱を招く者と判断した者は即刻処分させていただく。文句は無かろう。処分の内容?…そんな甘い対応はせん。…やかましい!ぶっ殺すと言っておるのだ!え?チート?スキル?不老不死?やかましい!問答無用でこの世界から排除だ排除!いいかよく聞け、神だなんだと言うのならそもそもミスをするな。他者を頼るな。次元が違う者に干渉するな!そもそも私は創造神だの一神教だのが嫌いなのだ。ふらふらと当たり前のように人間の前に現れる神が信仰だの云々だのを語るな!ああもう頭にきた!この世界だけは守るぞ!遊びに遊んで出来あがった私のこの世界だけは、何でもかんでもがごちゃ混ぜになったこの世界だけは守り切ってみせるぞ!お、そこな人間、私の従者となり私の世界を守ってみせよ!それなりの地位は与えてやるし手伝ってやる。どうせうだつの上がらないサラリーマンだったんだろ?知らんけど。お前のドストライクイエットな女も男も近くに置いてやる。文句を言うなら神と名乗るクソどもに言え。分かったな!?お前は今日からこの国の大臣として任命する。しっかり職務にはげむよう。…は、ハゲちゃうわ!地毛ですぅ、これホンマもんの地毛ですぅ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-23 12:12:04
778文字
会話率:100%
魔法使いと、魔法を使えないものが共に生活する、多くの科学都市が創られた。そんな世界での絶対的な掟の1つは、色への従順。色に支配された世界で、そんな掟に違和感を覚えながらもアンジーは冒険者として、自分の力を隠して生きている。朝の始まりは悲鳴か
ら。万年寝不足でマイペースに地を行く。が、ある日自分の持つ力が普通ではないことが周りにバレてしまう。最悪のタイミングで魔物に都市が襲われて・・・。
のちに、『悪魔』とレッテルを貼られ失い奪われ、復讐・恨み・悲哀を抱えながらも、歩みを止めなかった『悪の根源』と呼ばれた男の物語。
え、マイペースすぎ?今に始まったことじゃないです。敵が多い?そんなもの、スルーです(手を出さない限り)。面倒臭がり?平和が一番!友達が少なそう?...やかましい!そんな主人公です(第1章では)。
未熟者ですがよろしくお願いします。更新は不定期です。ちなみに、途中から人が死ぬ設定が多いです。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-06 16:47:00
15475文字
会話率:38%
ーーこの島は、私たちの終わりの場所だ。
どこともしれない無人島に、集められた死刑囚と一般参加者、約百人。
クリアすれば自由と大金を手にできるデスゲームがはじまった。
ゲームクリアの条件は『自分以外を全員殺す』こと。
殺されたくなければ
、殺すしかない。
復讐を果たした殺人鬼の少女。
相方を失った過去を引きずる男。
兄により島に送り込まれた青年。
様々な事情と思惑を胸に、彼らはゲームの終わりへと進んでいく。
「あなたには連続殺人犯がついている。これ以上に心強いことなんてあります?」
ナイフ片手に、踊りましょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 23:00:00
267352文字
会話率:31%