現在とは違う時代。
こことは違うどこか。
かつて恒星間の通行を可能にする亜空間通路があった。
それは、簡単に別の惑星に旅行が出来るという驚異的なもの。
ひとりの人物が、その亜空間通路を使って惑星から惑星へと旅行中に
不幸な事故で、死の淵に
立たされてしまった。
普通なら、命を落としてもおかしくない程の事故を生き延びた人物に、
神々は救いの手を差しのべるのだった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 06:00:00
1451958文字
会話率:30%
かつて人間たちを蹂躙した魔族。その中でも最強の魔族のひとりだったエレーナ・レーデンが封印され、1000年の時が経った。
封印から解かれたエレーナは、勇者を育成する学園へと潜入するが……
現代に目覚めた彼女を待っていたのは、1000年前から
続く因縁、世界を取り巻く陰謀。そして未来への希望だった。
――私、諦めが悪いの
※第一章までは一時間おきに投稿、第二章からは2~3日から一週間くらいの感覚で投稿していきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 06:00:00
831424文字
会話率:36%
三國志に登場する英雄のひとり、劉備玄徳の嫡男・阿斗こと劉禅を主人公に迎えた物語。史実に登場する人物は数多く登場しますが、話の内容は必ずしも史実には沿いません…残念ながら悪しからず!これは主人公・劉禅が面白可笑しく人生を歩んで行く過程で、偶然
と必然を味方につけて、国を導いて行けるかのIF戦記物です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 05:00:00
857552文字
会話率:49%
張良は劉邦の天下統一に貢献した三傑のひとりである。そして天才軍略家として名を馳せた人だった。彼が居なければ劉邦も天下を手中に出来たか甚だ怪しいと言わざる得ない。
ところが彼には人に知られていない隠れた営みがあった。
最終更新:2022-10-24 21:59:35
10751文字
会話率:11%
『小指を握って呼びかけて』の番外編になります。
王太子レオナルド・ラルスト・オーギストは恋をした。
たったひとりの少女に恋をした。
愛されることが当たり前の彼は、今回も自分が1番になると信じて疑っていなかった———。
最終更新:2024-04-29 00:03:31
1891文字
会話率:18%
両親、姉と、相次いで亡くした少女は、家族の葬儀の際に見た、人間の本質に絶望した。
どいつもこいつも両親を、姉を悼みやしない。こんな世界でひとりでなんか生きていられるか。
だから少女は自害した。だが、少女は目が覚める。
そこは暗い
暗い洞窟の奥底。そして目の前に聳えるは、どこからどう見ても巨大なドラゴン。少女は混乱し顔を引き攣らせながらも、この理不尽な状況にブチ切れた。
ふっざけんな! 私はあんなのに殺されるために自殺したんじゃねーっ!
激昂した少女はスタンガンを片手にドラゴンを殴りつける。
訳も分からぬまま、こうして少女の新たな人生がはじまった。
「ようこそ、新たなる神よ。我々は君を歓迎しよう」
え?
「ダンジョンマスターとなりましょう」
は?
周囲に流されるまま、こうして少女の新たな神生がはじまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 00:00:00
698696文字
会話率:30%
たったひとり取り残された。そうだ、旅に出よう。
最終更新:2022-07-30 00:00:00
5908文字
会話率:15%
生と死、魂の輪廻を司る神々に魅入られ、【使徒】のひとりとなったマリアマリア。今回、彼女に与えられた使命は、連続殺人鬼の粛清。
リンスベルド王国で発生した錬金術師殺害事件を発端に、犯人は殺人を続けていく。残されているモノは、切断された被害
者の遺体と、被害者の血で綴られた『実験』の文字だけ。そして遂に、農場をまるごとひとつ、数十人が殺害される事件が起こる。
だが依然として、犯人の動機どころか、容疑者さえも見つからない。
既に長期化している捜査に、少女は焦りをつのらせていく。
※推理ものではありません。
※タイトル※※※は、本編の時系列と一致していません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-14 12:00:00
62408文字
会話率:19%
かつて、世界は太陽竜マスター=マリアの従える十一体の神竜によって創世されたと伝えられている。しかし、実際に創世に関わった神竜様は十体。最後の一体、傀儡竜ミラー=ノアは汚れ仕事を引き受けさせるためだけに、神の時代の終末に追加で作りだされた。
「はじまりの神竜戦争」によって同士討ちした結果、神竜達は人間に転生した。傀儡竜が転生した人間は神殺しの罪を償うために生まれてくる。殺めた神竜様一体につき、ひとりずつが神罰を受ける運命として。神罰が発動するまでの二十年しか、健康体で生きられない。
限られた一生であっても、少しでも幸せに。満足して生きたい。夢を追って、叶えたい。そんな人々の一瞬の輝きを描くオムニバス形式の物語です。
※Ⅱ(セカンド)と書いてありますが、本作が「GRASSBLUEシリーズ」完結編になります。
エブリスタでコンテストに参加するために本シリーズ作品をたくさん書いていたら長編程度の文量になったので、時系列順に並べて一作にまとめました。
そのためエピソードごとに主人公が違うオムニバスですが、テーマは「限られた一生で、いかに満足して幸福に生きるか」で一貫しています(そのせいで、どの話も似たようなオチになってしまいがちですが)
参考資料:
図説剣技・剣術 新紀元社
武器事典 新紀元社
若駒ちゃんねる youtube
その他webサイト検索折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 23:00:00
82089文字
会話率:49%
成り上がりを夢見る青年オース。ところが、その夢を叶えたのは見下していた瓜二つの双子の弟ルースだった。夢と幸せを奪われたオースは、村で悶々とした日々を過ごすこととなる。
そんなある日、彼は蝶の魔物に村を襲われる悪夢を見る。それが、ただの
夢ではないような気がした彼は、一人で村を飛び出して討伐に向かう。
だが、結局何も見つからず村に戻ると、目前に燃え盛る村と変わり果てた村人達、蝶の魔物の姿があった。果敢に立ち向かう彼だったが、あっという間に劣勢に追い込まれた挙句、火事で崩れた家の下敷きとなり、瀕死状態になってしまう。
そんな彼に差し伸べられた魔の手。間違いだと気付きながらも、甘言に乗せられた彼はその手を掴んでしまう。
魔王の配下となった彼は、弟に勝利するために暴れまわる。別々の道を歩み始める双子の運命は、一体どこで交わるのか――!?
――勇者はひとりじゃない。
これは、成り下がりダークファンタジーである。
***
基本的に、週一更新を予定しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:25:32
623243文字
会話率:52%
聖夜に出会ったのは、ひとりの少女だった。彼女いない歴=年齢という悲しき等式を成り立たせてきた俺だけれども、今日ここにきて運命の出会いが……なんて思っていられたのも束の間。サンタクロースからの贈り物は――人生の終止符でした。それでも生前に積ん
だ徳のおかげで勇者に転生できる手筈だったのに、次に目が覚めた時には異世界で間抜けな鶏になってるし、クソ生意気な年下女子の下僕になってゲームの世界を初期化だとっ!? 瀕死の魔王を手当てしたり、調合したアイテムを宝箱に戻したり、毒の沼を作ったり……。おまけに〈魔獣蟲(バグ)〉とかいう謎の存在と戦う羽目になるし、こんなんじゃあ命が幾つあっても足りねぇよ! ……んま、とりあえず可愛い娘がたくさんいるからいいけどさ、トリだけにってな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:20:00
37553文字
会話率:38%
以下第一章ネタバレ含みます。
10個の宝石を集めると願いが叶う――そんな言い伝えがある世界。
冒険者のはじまりの地である原点回帰の島。そこに存在する「新人の宴」という試練。
その試練を合格して、冒険ははじまる。合格率は100%……だ
った。投球士レシュリー・ライヴひとりを除いて。
冒険者で試練に初めて失敗したレシュリー・ライヴは落第者と呼ばれ、そこからニ年、一度も試練を合格できずにいた。二年間合格できなかったことが原因で投球士は世界から激減しレシュリーもまた辛酸の日々を重ねる。
そんなおり、大陸からひとりの冒険者がやってきた。
彼女の名前はアリー―-アリテイシア・マーティン。魔充剣と呼ばれる特殊な剣に魔法を宿しそれを魔法剣として、ときには魔法として解き放つ放剣士という職業に就いていた。
落第者と呼ばれるレシュリーを見かねてか、アリーはレシュリーとともに修業を重ねていく。
その修業のさなか、アリーに危機が迫る。
その危機がレシュリーを変える。
実はレシュリーは〈双腕〉と呼ばれる才覚の持ち主で、その才覚があったゆえに冒険者の常識がレシュリーには通用していなかった。
解決の糸口を見つけたレシュリーはそこからめまぐるしい進化を遂げた。
その年の「新人の宴」の日。大陸に帰るアリーとまた会う約束をしたレシュリーは試練に挑む。
その「新人の宴」では試練を取り仕切る初心者協会が突破一位に賞金を用意したことで新人のいざこざが発生していた。それに巻き込まれたレシュリーはそこで出会ったアーネックやアルベルト、リアネットたちと協力しながら問題を解決し、レシュリーは見事試練を一位で突破する。
合格した翌日。合格を祝福する祭りを抜け出したレシュリーはいち早く船に乗り大陸へを目指した。
放剣士アリーとの約束を守るために。
大陸に渡ったレシュリーのもとに待ち受けるのは予想だにしない冒険と、多くの仲間との出会い、そして死だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:01:35
2154689文字
会話率:33%
真実のキスを交わすまでログアウトできないオンラインスクール【高天原・真恋学園】。少子化対策のために創られた脳ミソお花畑な学園に、不登校で引き籠もりの男子高校生、笠原晴美は入学することになった!
強制的に始まった新生活に不安を抱く晴美を待
っていたのは、ゲームみたいな学園と、ネトゲで仲良くなったフレンドと、全校生徒で最後のひとりになるまで殺し合う新入生オリエンテーション!?
挙句の果てには人類の存亡を賭けたイベントまで仕込んでくる学園を舞台に、晴美は充実したスクールライフを掴み取ることができるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:21:44
163403文字
会話率:33%
世界に迷い込んだ「謎」を解く……。
魔法師、それは「謎を解く者」。
異世界から迷い込んだ「遊子」のしがらみを解き、元の世界へと還る路を開く者の総称。
魔法省に勤めることになった少年・スクナ。
彼もまたその名で呼ばれる者のひとりだ。
新米魔法師の少年が様々な謎と出会い、それと向き合っていく話
シリーズとしていますが、1話ごとに完結してるので、気軽にお読みください。
BLじゃないです。濃い家族愛です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:20:00
43219文字
会話率:43%
僕はニザ。魔法玩具師の弟子だ。いまは木工細工職人のフリをしている。僕と親方とおかみさんは境海を越える際に海賊に襲われた。攫われた僕はなんとか逃げ出せたけど、異郷の地でひとりぼっちに。でもぬいぐるみ妖精のシャーキスがずっと一緒にいてくれたん
だ。僕は親方の手掛かりをもとめ、親方が昔住んでいたかも知れない〈職人がたくさんいる国〉へたどり着く。そして魔法玩具師の古い言い伝えをたよりに〈月と太陽の砂時計がある街〉を訪れようと考えるが、そこは、魔法玩具師がけっして訪れてはいけない理由があったのだ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
26751文字
会話率:29%
僕はニザ。魔法玩具師の見習い職人だ。最近、木彫り細工はほめられるほど上達したけど、親方の技術にはまだまだ及ばない。悩んでいたら、親方は特別な絵の具を作る秘密を教えてくれた。夏の雨上がりの夜、森に魔法の泉が湧き出し、魔法の青い花が咲く。その
花から作る青色こそ、親方の特別な職人の工夫だそうだ。せっかく教えてもらったのに、ひとりで青い花を摘みにいった僕は、花摘みの掟をやぶってしまう。青い花をまもる妖精鳥に怒られた僕は、お詫びのためにある物を家へ取りに帰るが……。魔法玩具師ニザとぬいぐるみ妖精シャーキスのお話第三弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 23:00:00
10662文字
会話率:27%
ふたりの女性がいる。
ひとりは高校教師の高津実莉(たかつみのり)。
43歳独身。微妙に要領が悪く、人生目標を絞り一点集中することでどうにか望むような人生を歩んできた。仕事に充実感を持っているが、自分の満足感のみを優先してきた人生に一抹の後
ろめたさを感じていた。
もうひとりは魔女の緋山奈智子(ひやまなちこ)。
43歳既婚者で一児の母。容姿と人格に恵まれ、何事においても人並み以上にこなせる器用で聡い人物。『子供のような恋愛』に並々ならぬ執着を抱き、若返って身分を偽り、実莉の勤める高校に入学した。
ーー彼女らが青春を迎えていた時代はいわゆる『恋愛至上主義』的価値観が幅を利かせていた時代で、そんなものを誰もが忘れた現代においても、彼女らの価値観の根幹には、恋愛が、深く致命的に根を張っていた。
突如現れたかつての同級生の魔女との共同生活を通し、実莉は、忘れ去っていたかつての『心象風景』を再び垣間見ることになる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
155745文字
会話率:38%
自由を愛する冒険者たちの集う街、自由都市ラグ。
そこに、ひとりの冒険者がいた。来る日も来る日も神殿から依頼される薬草採取を続けて18年、いつしか彼は“薬草殺し”と揶揄され馬鹿にされる存在になっていた。
彼はそれに甘んじつつ、ただ人々のために
恩ある神殿のために薬草採取に精を出す日々を送っていたが、ある時それを快く思わない者たちの襲撃を受ける。絶対絶命の彼のピンチを救ったのは、うら若き美少女勇者であった━━。
この物語は、そんな運命の出会いを果たした“薬草殺し”と勇者が、仲間とともに世界を滅ぼす魔王を封印するための旅をする物語。道中で巻き込まれる様々な試練、日々変わりゆく彼らの関係、魔王との戦い、そして最後に彼らを待ち受ける結末とは━━。
断罪なし、ざまぁなし、転生なし、チートは少々。何の変哲もない冒険物語です。若干コメディ、うっすら恋愛要素。転生者設定はあれどこちらの本編には影響しません。同一世界の物語がいくつもあるので、評価を頂けましたら順次投稿します。
どこか地球に似て非なる『アリウステラ』のラティアース世界の物語。毎話4000〜6000字程度で程々に読み応えありつつもサクサク読める話を目指します。興味がありましたらブックマークや評価を頂ければ有り難いです。面白いと思って頂けるよう執筆・更新を頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
745221文字
会話率:47%
「君は、辞退しようという気にはならないのか」
今日も今日とて、彼を侮る高位貴族の子弟が学園内で子爵家の次男を呼び止める。誰だか知らないが、知らなくても誰かは分かる。その用事も。
「子爵家の次男ごときが、本当に自分が彼女の夫として相応しい
とでも思っているのか?」
「あ、その件でしたら公爵家の方へ直接お願いしますね」
「なに……?」
「そもそも婚約者を公募なさったのは公爵家ですし、公募自体も公女さまご自身のご意向だと伺っております。私をお選びになったのも公女さまご自身だと、当の本人から伺っておりますので」
「くっ、それは」
「ですのでご不満がお有りなら公爵家に、そして公女さまに直接申し上げてくださいませ。では」
そこまで言い捨てて一礼し、子爵家の次男は踵を返す。まさか反論されると思っていなかったようで驚きに顔色を染めていたが、知ったことではない。
やれやれ、自分だって釣書を送って、その上で落選したんでしょうに。相手がしがない子爵家だからって、思い通りにしようとか傲慢ですよ先輩?
筆頭公爵家には女児がひとりしか生まれなかった。将来的に男児の誕生を期待したものの生まれずに、唯一の娘である公女は正式に跡継ぎとなった。
そんな公女の婚約者を、なんと広く公募して決めると公爵家が表明したのだ。たちまち彼女の元には応募の釣書が殺到した。
そんな公女に悲劇が訪れる。学園の放課後に友人たちと街遊びに行って、ひとり公女だけが誘拐され乱暴されたのだ。
純潔を失ったことで、公女の婚約者への立候補者たちはみな辞退していった。そうして中々決まらなかった彼女の婚約者は、公募開始から2年を経てようやく決まった。
なんと、しがない貧乏子爵家の次男だったのだ。しかも決まったというのにふたりの仲はどう見ても険悪で、だから一旦は辞退した高位貴族の子息たちも色めき立った。
そういうわけで、今日も子爵家次男の元には婚約者を辞退するよう迫る子息たちがやって来る。公女とその婚約者が何を画策しているか知らぬままに。
そんな中、王国の第三王子が声高に宣言したのだ。公女の誘拐暴行事件の犯人が、他でもない子爵家次男だと⸺!
◆例によって設定なし、主役のふたり以外に名前はありません。全11話、1話あたり約1500字ですっきりハッピーエンド。
◆この作品はアルファポリスでも同時公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 21:00:00
17786文字
会話率:43%
「ただでさえ“魔力なし”の役立たずのくせに、パーティの資金まで横領していたお前をリーダーとして許すことはできない!よってレイク、お前を“雷竜の咆哮”から追放する!」
探索者として“雷竜の咆哮”に所属するレイクは、“魔力なし”であることを理
由に冤罪までかけられて、リーダーの戦士ソティンの宣言によりパーティを追われることになってしまった。
森羅万象の全てが構成元素としての“魔力”で成り立つ世界、ラティアース。当然そこに生まれる人類も、必ずその身に魔力を宿して生まれてくる。
だがエルフ、ドワーフや人間といった“人類”の中で、唯一人間にだけは、その身を構成する最低限の魔力しか持たず、魔術を行使する魔力的な余力のない者が一定数存在する。それを“魔力なし”と俗に称するが、探索者のレイクはそうした魔力なしのひとりだった。
魔力なしは十人にひとり程度いるもので、特に差別や迫害の対象にはならない。それでもソティンのように、高い魔力を鼻にかけ魔力なしを蔑むような連中はどこにでもいるものだ。
「ああ、そうかよ」
ニヤつくソティンの顔を見て、もうこれは何を言っても無駄だと悟ったレイク。
だったらもう、言われたとおりに出ていってやろう。
「じゃ、今まで世話になった。あとは達者で頑張れよ。じゃあな!」
そうしてレイクはソティンが何か言う前にあらかじめまとめてあった荷物を手に、とっととパーティの根城を後にしたのだった。
そしてこれをきっかけに、レイクとソティンの運命は正反対の結末を辿ることになる⸺!
◆たまにはなろう風の説明調長文タイトルを……とか思ってつけたけど、なんかあんま上手くないですスイマセン。
◆テンプレのパーティ追放物。世界観は作者のいつものアリウステラ/ラティアースです。初見の人もおられるかと思って、ちょっと説明文多めですゴメンナサイ。
◆まだ書き上がってないけど、多分四万字に満たない中編です。現在約三万字まで執筆済み。
◆同一作者の連載中ハイファンタジー長編『落第冒険者は人の縁で成り上がる』のスピンオフというか、微妙に伏線を含んだ繋がりのある内容です。どちらも単体でお楽しみ頂けますが、両方読めばそれはそれでニマニマできます。多分。
◆この作品はなろうのほか、アルファポリスとカクヨムでも同時公開します。3サイト同時は多分初。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 21:00:00
33941文字
会話率:57%
──吹っ飛べ。これが私の全力だッ!!
浅倉シオンは剣聖になるという夢を果たすため、魔剣師の養成校「魔刃学園」に入学する。桜舞う季節、新入生たちは国防の担い手たる魔剣師になることを夢見て学園に入学するが、待っていたのは過酷な試練、強いライバ
ル、癖のある魔剣──。そして剣聖になれるのはただひとりのみ、蹴落とし蹴落とされ、その先に待つものは何なのか。
※この作品は「カクヨム」様でも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:10:00
777007文字
会話率:44%
☆1日3分、悪役令嬢のひとりごと。
大公爵の第一令嬢であるレイナ様は少し変だ。「ついったぁ」とか「すまほ」とか「いんたぁねっと」とか、この世界にそんなものはないのに、いつもそんなことについて頭を悩ませている。
けれど僕はそんなレイナ
様が好きだ。この人には不思議な魅力があって、どうしても僕は逆らえない。せめて彼女の力になれるように、僕なりの見解で、彼女の思索に力添え出来たらなと思うばかりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 19:30:00
2905文字
会話率:71%
魔法で溢れ、神の祝福に彩られた世界。
もしも、奇跡をも凌駕するだけの魔法使いがいたならば、その魔法使いは、奇跡の恩恵の外にいるのだろう。
しかし、神が彼の者を祝福せずとも、魔法使いは奇跡を信じ、それが故に魔法を使う。
《 現在
の投稿頻度:毎日 》
森の中の小さな村で、慎ましやかに、けれど幸せに暮らしていた少女、アンティルレア・プレナの穏やかな日々は突然に終わりを告げた。
人喰いに村は壊滅させられ、ルレアはひとり、たまたま通りかかった魔法使いグラシゥスによって助けられる。
その事実に打ちひしがれながらも、少女は――。
世界に味方のいなくなってしまった、まだうら若い魔法使いは、それでもちゃんと生きていく。
自分はここにいるのだと、声高らかに宣言する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:00:00
3466文字
会話率:14%
ツアー会社『ネバーランド海外』の抽選で最大一組七名様、二泊三日サイパンを楽しめるモニターツアーに当選した島谷類は、友達六人を誘って旅客機に乗った。
当然、左右のメインエンジンが発火し、制御不能となった旅客機が無人島に墜落。機体は木っ端
微塵に吹き飛んだ。大勢の乗客が死亡。
鉄の塊の機体ですら大破したというのに、どういうわけか類たち七人だけが無傷で目を覚ます。
奇跡的すぎて何かが変だ……と、仲間のうちひとりは疑懼の念を抱く。
常識では考えられないことが起きる驚異の島。自分たちの身にいったい何が起きたのか……
ここはミクロネシアの無人島ではないのか?
墜落の衝撃で偶発的に異世界へ来てしまったのか、それともツアー会社が仕組んだ人為的な罠なのか……
のちに七人は現実世界へ帰るために必要な情報を得ることができた。それと同時にこの島に留まれば自分たちの時が止まってしまうことを知る。
ツアー会社名と同じ、まさにネバーランドだった。
現実世界に戻るためのゲートを探すが、それは皮肉にも……
先が読めない展開。切なくも美しい精神世界とヒューマンドラマを軸にした今までにない異色の青春ミステリー小説。
ファンタジーとホラー要素を含みます。最後まで是非お付き合いください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:00:00
22244文字
会話率:43%
果たして、其れは、ひとつの創造と呼ぶべきか。
或いは、其れは、唯の妄想と謂うべきか。
目に見えるモノがすべて真実とは限らない。
目に見えないモノがすべて偽りとは限らない。
其れをどう捉えるかは、己の想いのみ。
されど、人は誰もが不完全
で。
常に、完全を求めて、彷徨い続ける。
そう、誰もがその迷いの森の中で。
ほら、また一人。
己の闇に囚われし者が、此の森へと迷い込んだ。
幻影化され、容赦なく襲い掛かる闇は、囁くように問い掛ける。
『あなたが望む世界は?』
さぁ、それでは始めましょう。
ひとりの少女が描く、嘆きの世界を。
終焉りと始まりの物語を。
その幕は、もう開かれているのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:00:00
150866文字
会話率:31%
それはありふれたクラス召喚だった。異世界の王国に突然クラスごと呼び出された『道立山士幌高校一年一組』20名と先生がひとり。入学式から三日目の出来事だった。彼らは召喚時に『神授職』といういわばジョブを得ていた。そんな学生たちの中、この春に高校
があるこの町に引っ越してきたばかりでまだ友達も少ない主人公、八津広志(やづこうし)は【観察者】という職を得た。どうやら直接戦闘には向いていなさそうで、実に微妙だ。他のクラスメイトたちが強そうな職を持つのに対し、この手の物語に造詣がある八津は追放に怯える。だがこのクラスの連中は違った。八津と一緒で【鮫術師】というこれまた微妙な職を得た綿原凪(わたはらなぎ)は言う。「大丈夫、ウチのクラスは頼りになるわ。長い付き合いだもの、わたしは信じてる」そしてそれは事実だった。これは普通だけどちょっと普通じゃない高校一年生たちが、大人たちの都合に振り回されながらも日本への帰還を目指す、そんな物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:10:28
886658文字
会話率:42%
現実をしばし離れて 胸きゅんな時空の旅へおこしやす……
一途な可愛いヒロインと “本物” のイイ男達がお出迎えいたします
今年(2020年)中の完結をめざしつつも
永遠に続いてほしくなる非日常を……お送りできたら幸いです
☆ 歴
史の事前知識は いりません ☆
せつなめ激甘系恋愛小説 × シリアス歴史時代小説 × まじめに哲学小説 × 仏教SF小説 歴史恋愛哲学ファンタジーラノベ風味 ……です。
これは禁断の恋?――――――
江戸幕末の動乱を生きた剣豪 新選組の沖田総司と
生きる事に執着の持てない 悩める現代の女子高生の
時代を超えた 恋の物語
新選組の男達に 恋われ求められても
唯ひとりの存在しかみえていない彼女の
一途な恋の行く末は
だが許されざるもの……
タイムスリップものだからこそできる方法で
歴史にシリアスに沿い、
史料から読みとれる沖田総司像に忠実に
甘くせつない加工してます
歴史の前提知識は要りません
小説内で時おり補足してまいります
さりげなく幕末のお勉強をしたい方もぜひ
覚めたくなくなる時の旅へ いざないましょう
新選組の 本物のイイ漢達で お魅せします……
☆ 10年以上前に第1部を書いて放置していたため、現代設定が平成12年です
プロットだけ大幅変更し、初期設定に関しては直さずそのまま続けてます
☆ 未成年の飲酒の記述がありますが、この物語は法律法令に反する行為を容認推奨するものではありません
★ …と・は作者の好みで使い分けております ―もその場に応じ個数を変えて並べてます
☆ 間者役で架空の隊士も登場します
☆ 史料考察に基づき、本小説の沖田さんは池田屋事変で血を吐かないのは勿論のこと、昏倒もしません
ほか沖田氏縁者さんと病の関係等、諸所で提唱する考察は、新説としてお受け取りいただければと存じます
☆ 本小説は親子問題を扱っており、少しでも双方をつなぐ糸口になればと願っておりますが、極端な虐待を対象にはできておりません
万人の立場に適うことは残念ながら難しいものです、恐縮ながらその点は何卒ご了承くださいませ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:01:56
825410文字
会話率:27%