「くさい。酷い匂いがする」
嫌がる姉に代わって結婚した相手・獣人のエルフリートに、開口一番そんなことを言われてしまったキャロン。
自分はお洒落もお化粧もしないでずっとあくせく働いてきたのだから、くさいと嫌われて当然。キャロンはこんな自分が嫁
になってしまった申し訳なさでエルフリートから距離を取るが、エルフリートがキャロンを嫌う理由には、盛大な誤解があった。
すれ違いの連続で誤解は深まっていくが、キャロンは獣人の国のお嫁さん生活を想像の数百倍楽しく過ごしていた。
おなかいっぱい食べられるし、フワフワ布団で寝られるし、友達もできたし、馬鹿にされてきたしょぼい魔法もなぜか強力に使えるようになった。
そしてその奇天烈な想像力と強くなった魔法を駆使して、キャロンは周りの人を助けていく。
そしてついに、ずっとキャロンを誤解していたエルフリートの危機も救う……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 07:26:49
126041文字
会話率:29%
主人公はほとんど魔法が使えないしょぼい魔法使いなのに、なぜか誰もかれも彼のことを賢者だという。賢者は町を破壊するドラゴンを退治するものだと思われていて、行きたくもないのにドラゴン退治をするはめになる。
ドラゴンから逃げているはずがなぜかドラ
ゴンと遭遇し、小さな魔法を使っているうちに次第に賢者らしくなっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-10 20:35:52
100284文字
会話率:41%
大抵の事に魔法が必須な世界。少年アルフレッドは魔法の才能に恵まれなかった。
彼は魔法の無い世界について書かれた小説「カガクの世界」に憧れ、そんな世界に行くことを夢見る。
アルフレッドの幼馴染であるニーナが晴れて獣士となった今日も、アルフレッ
ドは図書館に入り浸って架空の世界に思いをはせていた。ひょんな偶然からアルフレッドは、その「カガクの世界」に魔法陣が仕込まれていることを発見する。
才なきアルフレッドには起こせるはずのない魔法陣の魔法がなぜか発動させてしまう。
彼が魔法で転移してしまった先は、魔法のない世界「ニホン」であった。
しょぼい魔法、新たな知識、たくさんの出会いと共に行く、異世界転移物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 19:06:01
13433文字
会話率:28%