ここは、いま私たちがいる世界とは別の世界。
異形の「魔物」たちが野山を跋扈し、崇高な「神」という存在が世界を司っていた。
そんな場所にも、「人間」という種族は生きていた。しかし魔物たちの前では、その力は乏しいものだった。人々は魔物の影
に怯えながらも、協力して毎日を力強く生きていた。
辺境の地………深い森の中にウッドプールという村があった。その村に、ライタという少年がいた。
彼は幼くして両親を亡くし、村の戦士・ボイスカに育てられた。
ライタは17歳のとき、都会で行われている武闘大会で準優勝をおさめた。そしてその直後に、村から旅立つことを決意する。
彼には幼馴染みがいた。ルルゥという可愛らしい女の子だった。しかし彼女は、12歳のときにアイグラント帝国の軍隊にさらわれてしまった。彼女を探し出すことが、ライタの旅の目的の一つだ。
アイグラント帝国というのは近年大陸で幅を利かせている新興国で、その暴力的な統治の仕方と、勢力を拡大するためには手段を選ばない強引なやり方から、悪評を世界に響かせていた。
ライタの旅が、まさかアイグラント帝国とこれほど関わる旅になるとは、誰も思ってはいなかった。そして結果として、あの両親の死と向き合うことになるということも、誰一人予想できるはずがなかった。
この壮大な物語は、カリンという小説家がライタに話を聞くところから始まる。これからカリンの書く物語は、天と地を巡り、種族を越えて大勢の存在が関わるこの世界の、一大叙事詩となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-28 05:09:10
2290文字
会話率:37%
【1章終了】
世界は異常に陥った。
8年前、"境界大戦"と呼ばれる戦争があった。戦いは激化し、その影響で世界の境界が一部弱化してしまった。結果として、違う世界から人やものが迷い込む「転移現象」が現在多発している。
科学技術、特にAI技術が発展し、アンドロイドと人間が共存するようになった世界。一際大きな都市"プレスティア"には、境界から迷い込んだ人が生活できるように案内する案内人(ガイド)がいた。
ガイドの1人であるエルミナ・ネストと、そのサポーターであるアンドロイドのステラは、異邦から来たという少年を担当することになった。世界の異常による事件に巻き込まれる中で、彼女等は境界の秘密へと迫ってゆく。
【*……挿絵あり】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 18:36:51
127246文字
会話率:43%
九州北部を走る新幹線に一人乗る『俺』は、通路を挟んだ向かいの席に座る、幼い姉妹と両親から成る四人家族に遭遇する。
四人家族の幸せそうな団欒を見た『俺』は、微笑ましく思いつつも、自分がいつしか「他人を信頼する気持ち」を失ってしまったことを思
い起こし、悲しい気持ちを抱く。
新幹線がトンネルに入った時、『俺』は反射する窓の中に、四人家族の中の幼い姉が、こちらを見つめ、さらには手を振る様を見出す。
二度目のトンネルでも同じ光景を見た『俺』は、少女が自分に手を振っていたと確信し、さらに、それは悲しい気持ちを抱いていた自分を励ますためではないかと考える。そして、そんな少女を、自らの肉眼で確認しようと思う。
しかし、少女の方を向くことで、不審者扱いされ、傷つけられるのではないかと恐れた『俺』は、結局、少女の方を向けずに終わる。自分の頭で生み出した無垢な少女さえ信頼出来ないこと、そしてその結果として、向かいの四人家族のような幸福を、自分が永遠に手に入れられないであろうことを痛感し、『俺』は絶望する。
新幹線から降りようとした『俺』は、「寂しい人だね」という幼い女の子の声を聞く。誰が言ったのか、また誰に向けられたものなのか、確かめようともせず、『俺』は足早に改札へと向かう。ふと振り向いた時、そこには、空っぽのプラットホームが広がるのみであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 11:52:07
8425文字
会話率:15%
これは、私の一番新しい小説ですね。
で、どのような話かというと ・・・
その前に、先ずは人類の話をしますね、生物としての人類の話です。
私たちは人(ヒト)の類(たぐい)です。
私たちはホモ・サピエンスという人類です。
しかし、実のところ太古の昔には、私たちホモ・サピエンス以外にも人類がいました。
例えば、ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)とかホモ・フローレシエンシス(フローレス人)とかです。最初の人類から数えれば、数十種類の人類が存在したそうです。
特にネアンデルタール人は私たちホモ・サピエンスのライバルだったとされています。最終的には私たちホモ・サピエンスが彼らを淘汰して、ネアンデルタール人は4万年前に絶滅したとされています。
そのような私たちホモ・サピエンスですが、私たちはこの地上に10万年前に登場したとされています。ただし、20万年前に登場したとする説もあります。
いずれにせよ、私たちホモ・サピエンスには10万年以上の歴史があるはずなのです。
しかし、私たちが承知しているホモ・サピエンスの歴史は古代エジプト以来の5千年のみです。
それって短すぎると思いませんか?
そのように感じる歴史学者も一部にはいて、そのような人たちがアトランティス大陸やムー大陸に文明が栄えたと主張するわけです。
それで、この小説ですが、この小説ではホモ・サピエンスの文明が9万年前からあったということにしています。
しかし、その文明は今から5万年前に滅びました。
ところが、ある一族のみが生き残りました。
その一族は、何らかの事情から、外から見れば山にしか見えないように偽装したピラミッドを建造してその中に籠ります。
そして、その一族がピラミッドの中に籠ってから5万年の歳月が流れて現在に至ります。
しかし、その一族の存在は、ある偶然から外の世界に知られてしまいます。
その結果として、悪いことに、ピラミッドに籠る一族と外の世界との間で戦争が勃発してしまいます。
しかも、その戦争は半端なものではなく、核ミサイルによる攻撃のやり取りを伴う全面戦争です。
果たして生き残るのは、ピラミッド側の一族か? はたまた外の世界か?
そのようなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 18:39:39
32377文字
会話率:45%
遥か昔に実在した稀代の魔術師オルクス・リュドー。
魔術師達の頂点に君臨していたオルクスだったが、彼にはある欠点があった。
オルクスは"恋愛運が全くない"男だったのである。
惚れた女性に告白するも、その全て振られてしま
った。
結果として、オルクスはその生涯を独身で過ごしたと言われている。
しかし、実はオルクスは死んでいなかった。
諦めの悪いオルクスは、長期睡眠による若返りの秘術を使ってこの時代に望みを繋げたのだ。
ところが、目覚めていきなり奴隷に落とされてしまい、オルクスの二度目の人生は前途多難なスタートになることに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-20 13:35:24
29501文字
会話率:30%
就職氷河期真っ只中!
大学を卒業し、いざ社会人!彼女も仕事もバリバリやるぞ!と夢見てた神川啓祐《かみかわけいすけ》。
しかし、世の中はそんなに甘くいかず資格も経験もない彼には残酷な未来《ニート》が待っていた。
それから数年後………
バイ
トも続かず実家ぐらいを悠々と続けてた彼に家族から最終通告が言い渡される…
『知り合いの職業訓練校に通え!手に職つけて、働かないと勘当する!』
嫌々ながら、学校説明会に参加すると、その学校はただの職業訓練校ではなかった。結果として、異世界への扉を開くことになってしまう…
周りには刺激的な同級生ばかり…
膨らむ童貞男の妄想…
働きたくない本能…
意外な過去…
青春ストーリー(笑)?…
様々な誘惑に負けず、果たして佳祐は無事に手に職を着けて元の世界に帰れるのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-06 12:45:17
16738文字
会話率:40%
※男性主人公ですが、途中でストーリーに絡む形で百合要素を出す予定です。主人公が百合カップルの間に割って入ったりはしません。
――西暦19XX年。突如として男子のみが罹る致死性の伝染病が世界中で同時発生し、同時に男子の出生率が大幅に減少。結
果として、世界全体が男女比1:50という圧倒的な女性社会と姿を変えた。
それから20年後の日本。一夫多妻制の成立と共に大きく変化したのが、高校が「出会いの場」としての役割を持つようになり、各種お見合いイベントが開催されるようになったことだ。
高校在学中のイベントで男女は出会い、「婚約活動」=「婚活」に励む。そして男子1人に対して1年生のうちに5〜6人、最終的には30人近い女子が婚約を結ぶことが普通となっていた。
めぼしい女子に目をつけて囲いこみ、肉欲にまみれたこの世の春を謳歌する男子と、あの手この手を尽くして少しでも優秀な男子のハーレムに入ろうとする女子。
そんな狂騒に満ちた高校のなかで、他人と距離を置いて静かな日々を過ごす少年がいた。彼の名は、紫藤実秋。「変わり者」の実秋のまわりには、彼のことを気にかけ続けてハーレムに入ろうとしない幼馴染をはじめ、次第に『誰か』になることのできない女の子たちが集まってくる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-09 19:00:00
38617文字
会話率:46%
人間と魔族が手を取り合い、あるいは争い合う世界。人間と寄り添うか、それとも魔族のためだけに戦うか――新たな魔王の座をかけて争い合った兄弟は、結果として、人間を愛した弟が勝利した。敗北した兄アールヴは、死にかけていたところを世界的大財閥である
キャスト財団の総帥キャンディに救われ、財団に匿われることとなる――これは魔王に成れず死にぞこなった男の、残る人生を綴る日記だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-18 19:39:23
26570文字
会話率:11%
地方都市のとある准貴族の末娘として生まれたクリスティーナは、13歳の夏に些細な事から男性だった前世の記憶を思い出す。
結果として、ここ数年感じていた違和感の正体を理解する。
同時に前世人格も甦って少々おかしな二重人格になってしまうが
、クリスは気にしない。
そんな事より、どうすればボクは男の子として生きられる?
異世界セクシャルマイノリティのありふれた物語。
※不定期更新中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-04 15:25:28
196272文字
会話率:33%
2125年、火星に誕生した国家メビウスと地球との交易が本格的にスタートした。しかし、突如として発生したβウィルスにより、“超能力”が急激な進歩を遂げる。その結果として、犯罪者組織が急激に拡大し、火星に大きな犯罪組織が誕生してしまうことになる
。犯罪組織を狩ることになるPMP(治安 【public peace】維持 【maintenance】平和 【peace】)にて、三条みゆきと太田原はつねの治安維持活動が行われる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-25 15:00:24
722文字
会話率:50%
人と獣は、誰知れずどこと知れず、交わっていた。
その結果として、できるのが人間と獣の間。《ハーフ》と呼ばれる者たちだ。
これは、そんな《ハーフ》として生を受けた、西狼ソウタの、哀れな日常である。
最終更新:2016-12-19 20:45:02
1875文字
会話率:37%
「無理無理無理無理っ! 絶対無理!」
一人の転生者の悲鳴が大平野に響き渡る。
異世界に転生した少年アルゥは、父の死とともにこの世界の狩りに参加しなければならなくなる。しかし、それは魔法の魔の字もない、血みどろで泥泥の肉弾戦だった。石器
の槍だけを手に巨大な魔物に立ち向かう男たち。現代社会で甘やかされた自分には絶対無理だと拒否したいが、それはすなわち氏族からの追放を意味している。両親の死によって残された妹を守る為、自分の平穏な暮らしを守る為、覚悟を決めて狩りに参加するアルゥは色々当然の結果として、死にかけてしまう。そんな死の境目を彷徨ったアルゥを救ったのは旅の呪い師《まじないし》のオババであった。
「この子には天性の呪い師の才があるよ」
オババのその言葉を盾に、アルゥは精霊に力を借りる呪い師としての道を歩みだす。
いつかきっと剣と魔法の世界を実現してやると心に誓いながら……
これは、剣と魔法の世界が生まれる遥か昔の物語。
剣と魔法の世界が生まれるための物語である。
※シリアスそうに見えますが、だいたいコメディーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-05 20:00:00
10876文字
会話率:28%
――人類は滅亡した。我々はロスタイムを生きている。
2xxx年。予想外の電磁パルスが地球を襲った。
それは太陽フレアの影響ではないか、などと言われることもあるが、本当のことは解らない。
結果として、多くの電子機器は損傷し、また、連続す
る磁気嵐は、通信機器の機能を奪い去った。
電子技術の進歩に頼っていた人類はその文明を失い、滅びるものかと思われた。
しかし、人類は滅びていなかった。
文明を大きく後退させながら、やはり、人間は何も変わってはいなかった。
これはそんな時代に生きる一人の若きパイロットの話。
※設定だけで本編を書く予定は今のところありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-30 17:00:00
1718文字
会話率:0%
俺は生きたいんだ。
だが、ただ生きたいだけじゃない、楽しく生きたいんだ。
その結果として、悪にも善にもなろう。
それを左右するのが、世界であり、その一部、今の俺自身の全てって事でもある、これを自覚する、できるとちょっと違う、ホントちょっとな
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-26 17:52:43
1496文字
会話率:0%
フェアリーストーリー
VRシステムを使った自己没入型ゲーム機Inbedを使った新感覚ゲーム。
その人気は発売後、数年たっても未だに人気は衰えない。
高校2年の【結野 春樹】は、【リージュ】としてプレイしているそのゲームの中で、普通
の人のクリエイトレベルを超越したような可憐な少女に出会う。
セシルと名乗る彼女を、リージュは何も知らない初心者として仲間であるリオンと彼女が知りたいことを教えていく。
そうして、リージュ達と過ごした彼女は異様な結果として、リージュの前に現れる。
それは……
現実世界のリージュもとい結野春樹の学校に、容姿そのままのセシルが転入してきたのだッ!!
彼女は、ゲームと現実を極限に似せたプレーヤーだったのか……。
それとも、本当にゲームの中のそのままのセシルなのか……。
彼女は一体………
その真相は一体なんなのか。
自己没入型ゲーム、フェアリーストーリーが紡ぐ、様々な思いの終着点。
その真実を…………今………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-23 11:06:41
15972文字
会話率:39%
これは、神様達の戦争。
「そうだ、カツアゲしよう」
神住九郎
死んだ彼を出迎えたのは、サリエルと名乗る天使だった。
罪の裁量のなか、何故か108人の勇者に選ばれ、強制的に異世界にに送り出される。
未知の世界にとまどい、主に資金繰り困っ
た九郎は、とりあえず近場でカツアゲを決行。
結果として、何故か奴隷を一人所有することに。
奴隷と共に異世界で生活する中で、少しづつこの世界のことと、自分が何故送られたか理解するクロウ。
奴隷と勇者と魔王を巻き込んだ、大きな戦争兆し。
死にたがりの彼が、その戦争の先に見るものとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-15 02:35:21
35561文字
会話率:27%
男は世界が嫌いだった。子供の頃から皆同じように育ち、同じような社会を形成する歯車になる。それが、とても嫌だった。
そんな男に誰かが問いを投げかける。
「悪魔を信じますか?」と。
男はそれを否定し、結果として、知らない世界の中でそれを信じさせ
られることとなる。
その世界に存在する「人形」という生命と、「人」という生命。一人の男と、幾人もの生命。彼等が織り成す世界は、今日もまた残酷な未来を予測する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-22 22:59:01
10313文字
会話率:45%
裕福な貴族家庭で生まれた世間知らずなお嬢様−ロゼッタ・フローレンスは、幸せで優雅な生活を送っていた。
そんなある日、屋敷が襲撃され家族や使用人が皆殺しに合う中、ロゼッタは一人生き残る。
結果として、フローレンス家は没落し領地や資産のほとんど
を失う。
そんな家族も権力も失ったロゼッタが、なんとか生きていく話。
色々と転々としながら、正体を隠し裏の世界でのし上がり、屋敷襲撃の犯人探しをしていきます。
※主人公は少しズレているのでダークな話にはなりすぎない予定※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-30 11:00:00
6807文字
会話率:28%
西暦3094、
突然現れた異界人と宇宙人。この二種族によって人類は滅亡の危機に瀕した。苦肉の策として人類は世界各地の核を爆発させた。その結果として、戦争は一応の終結を迎えたが、残されたのは荒廃した世界だけだった。
これはそんな荒廃した世界
を旅する少年の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-22 20:45:54
652文字
会話率:0%
――ある所に、身の程を知らぬ復讐に身を焦がした男がいた。魔力と呼ばれる埒外の力を発見した彼は、徹底的に己を鍛え抜き、魔法の扱いは人智を凌駕し、剣技の冴えは極地にすら達した。
彼が振るう剣はついに、自らの家族を死に追いやった「神」を斬り裂
き、神殺しの偉業を成し遂げる。
その結果として、意図せずして神の権能を簒奪した少年は、復讐を終えて平和で幸せな日々を過ごしていた。
だが少年の物語はまだ終わらない。彼は異世界の魔法師が行った「奴隷召喚」に、偶然にも巻き込まれてしまうーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-30 20:00:00
44454文字
会話率:35%