アマリリス連邦のデビュタントに参加した、ナンフェア国第一王女テトラ。
彼女の目的はただ一つ。裕福な王子や公爵令息と懇意になり、貧乏な自国を豊かにする玉の輿婚であった。
しかしテトラは半お見合いパーティーで、自分の場違いを痛感する事になる。
デビュタントに集まった王女や、高位貴族の令嬢たちは、綺麗に着飾り誰もが美しく、派手やかだ。
対する貧乏王国筆頭王女のテトラは、彼女の主観通り、侍女服に毛が生えた程度の小綺麗さなのだ。
扇子の内側で笑われ、王子や令息たちからは遠巻きにされ、前向きなテトラも流石に打ちのめされた。
早々に婚約者探しを諦め、彼女は会場を抜け出すと、今度は主催国の王城があまりに綺麗で感銘を受け、目が釘付けになってしまう。
「調度品の配置や、食事の配膳も勉強になるわ。シャンデリアの装飾も趣味がいい! 侍女服もわたしのドレスより立派だわ!」
何を隠そうテトラは、故郷があまりに貧乏で侍女一人いなく、彼女自身が母の侍女役を買って出ているほどなのであった。
ウロウロ彷徨っているうちに、テトラは連邦内でも大富豪と名高い、ギンゴー帝国の第三皇子リナンに呼び止められる。
リナンはテトラの境遇を周囲から聞き、婚約者とは名ばかりの、第三皇子付き侍女にならないかと提案してきて──?
「身の回りの世話を一手に引き受けてくれる女が欲しかった。男女の愛? 要らんわそんなもん」
「ご覧ください、この優良物件を! 今なら金鉱山もついてくる!!」
訳あり無気力王子とポジティブ侍女王女の、一攫千金婚約ラブコメディ!
*書き溜めしないで書けたら更新。
時代考証がぶっ飛んでるふんわり設定ですので、気楽にお読みいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 17:08:38
88457文字
会話率:30%
幼い頃の友達との会話の中で、自分は恐ろしい魔女になってしまうのではないか、と思い込んでしまった第三王女ジャクリーヌ。そんな未来を恐れたジャクリーヌは、魔法から遠ざかろうと口を閉ざし、剣術の訓練に励むようになる。しかし、長引く隣国との戦争の
なかで、剣術の才能を開花させていた彼女は『死神』と呼ばれるようになってしまう。
ただ『魔女になりたくない』『生きる標が欲しい』だけだった王女さまが、その後、聖女と言われるまでのお話。
※ピンクの髪の毛を書こうと思い、書き始めるとこうなりました。
※時代考証など一切していないフィクションの世界ですので、今回は『貴族』ではなく『華族』としています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 22:08:55
13183文字
会話率:23%
現在放送中の朝ドラ『らんまん』を題材に、脚色・演出と史実・時代考証について考えてみました。
初出:カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16816700426809476053/episodes/16817330
663117776936折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 11:16:21
10346文字
会話率:3%
時は江戸中期。若き富羅鳥藩主が何者かに暗殺され富羅鳥城から盗み出された秘宝『金鳥』『銀鳥』。
『銀鳥』は年寄りの銀煙、そして、対の『金鳥』は若返りの金煙が吹き上がる玉手箱であった。
そう、かの浦島太郎が竜宮城から持ち帰った玉手箱と同じ類いの
ものである。
誰しもが乞い願う若返りの秘宝『金鳥』を巡る人々の悲喜こもごも。忍びの『金鳥』争奪戦。
『くノ一』サギと忍びの猫にゃん影がお江戸日本橋を飛び廻る!
※アルファポリス(挿絵付き)でも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 09:57:01
55874文字
会話率:35%
高級娼婦アマリッリは、裁判の為、元老院に連れて来られました。
騎士ロザリオの居場所を言えと、拷問に掛けられそうになりますが、彼女は知りません。
絶体絶命の危機を、アマリッリは自らの愛と誇りをかけて、証言します。
果たして、彼女は有罪か、
無罪か。
17~18世紀のイタリア、ヴェネツィアを舞台にしています。
時代考証は、大体合っていると思いますが、おかしな所がありましたら、ご容赦下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 10:31:16
3106文字
会話率:27%
高校の同窓会をしていた9人が突然令和から昭和11年に転移した。
悲惨であった太平洋戦争での敗戦を避けるべくそれぞれが得意な分野を進み大日本帝国の勝利を目指し歩んで行くIF戦記を書いてみました。
当時の実名、時代考証はノンフィクション故
お許し下さい。
初投稿なので、誤字・不適切な表現等ご指摘いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 12:57:42
1879文字
会話率:32%
「真面目に働かないヤツらを斬りたい。物理的に。」
学生時代に聞かされた愚痴とも決意とも取れる言葉。
その時は何バカなコト言ってんだと思ってた。
時は流れ、世界の警察と言われた国はテロの標的にされ、
同盟国であるぼくらの国は自立を求められた。
時は正化14年。ぼくたちの世界では帯刀令が発布された。
────
不定期連載の群像劇の予定です。
時代考証や法律はテキトーです。
単純な娯楽作品としてご覧いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 22:55:15
14304文字
会話率:12%
「…あぁ神様…」
主人公「はる」は深川芸者の仕込みっ子。俗にいう辰巳芸者の見習い。
前世で若くして命を落としたはるは、前世の記憶と神様を認識し会話が出来る「力」を持っていた。
そのせいで今世でも厄介事に巻き込まれていく事に。
※江戸時代のブラックな面が出てきます。
その為時代的に残酷な描写、不道徳ととられる描写も出てきます。
あくまで「ファンタジー」で「フィクション」ですので、
時代考証については厳密ではありません。
また実在の名称と似ていても「架空のもの」として下さい。
特に神様関連につきましては決して揶揄するものではありません。
寛容な心で受け取って下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 15:31:02
532568文字
会話率:21%
女剣客の松平麻津乃は、かつて死に追いやってしまった弟と同じ名で雰囲気も似た少年・早瀬小太郎とであい、守ることを誓う。
一方、小太郎の許嫁・近川布由は、町奴(町人の不良)の銀五郎を恋をするが、その銀五郎を不良仲間の唐が、秘かに慕っていた。
江
戸に詳しくない作者が、大して時代考証せずに書いてみた『サムライレディ・ミーツ・チキンボーイ』な『なんちゃって時代小説』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 14:54:48
7473文字
会話率:54%
土佐の国守の任期が終え、紀貫之は京へ戻る。橙乃は紀家の侍女。途中、新任の国司に呼び止められたり、海賊王と称する藤原純友と出会ったりしてしまう。紀家の侍女橙乃は大事な和歌集を海賊に奪われてしまわぬように、ひそかに胸にしまい込むが・・・婆様「あ
れがないんじゃ」「え?あれって何?」和歌が自然と口をついて来る体質の紀貫之は、和歌の達人、ミリオンセラーヒットを出した有名人で、ちょっと変人。女もすなる日記というものを書き出した紀貫之、海賊、天候不良に襲われる船旅、紀貫之の息子時文が何やら秘めた思いだのを言い出して来たり・・橙乃の旅は波乱万丈。
土佐日記を書きたいと思ってましたが、橙乃の恋愛を主にすると、土佐日記の部分がほとんどカットになりました。雰囲気だけでも楽しんでいただけたら幸いです。一応恋愛物。平安物。時代考証はゆるいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 00:54:17
33863文字
会話率:41%
箱根駅伝出場の夢をあきらめ、ユル~くてヌル~いキャンパスライフめざして上京した受験生『俺』。
なのに、気づいたら幕末の大名――よりにもよって日本史上最悪の貧乏クジ男・松平容保――に憑依してるし!
一会津若松市民として、会津戦争だけは勘弁して
ほしい!
なんとか回避しなきゃーっ!!!
いざ、歴史改変っ!
と、決意したものの。
無垢な笑顔のパワハラ上司。
京都守護職以上の悲惨なポスト。
外交交渉、大奥解体、富国強兵。
がんばればがんばるほど、マズイ方向に転がってる…みたいな…?
おい、どの世界でも、『松平容保』には『不幸・理不尽・過酷』の三点セットがもれなくついてくるのか?
これ、なんの罰ゲームだよっ!?
※江戸時代の風俗・風習など、あるていど時代考証をしたうえで書いていこうと思いますので、現在とは異なる価値観・慣習・考え方などもでてきます。
そうしたものが苦手な方はそっとブラウザバックしていただければと思います。
(カクヨムでも連載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 00:27:56
689869文字
会話率:28%
時は戦国。
数多の英雄が勃興し、凋落していった時代。
その時代の中心に、武田家がいた。
武田に駆けた、多くの者達が残した想いの果てに、戦国時代の果てに、何が待ち受けているのだろうか。
※純歴史小説ではないので、時系列や登場人物などの
時代考証はかなりゆるゆるです。フィクション、創作された歴史小説として楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 03:06:08
5116文字
会話率:45%
私の名は雪風心丸。妖怪退治の名門一族として名を知られる雪風一族のはしくれだ。山道に人の衣服を剥いでイタズラをするけしからん鎌鼬がいると聞いて、退治にやって来た。私の初めての妖怪退治の相手にうってつけだと思ったのだが……
最終更新:2023-01-08 10:13:46
4405文字
会話率:42%
時はイングランド統治下、十五世紀初頭のウェールズ北部。
山間に隠れ住むように暮らしていた薬師の少女・グウェンは、雨降る夏至の昼下がり、エディと名乗る浮世離れした招かれざる客と出会う。
鬱屈した日々を送る彼女に、客人の青年がもたらすものとは。
【5/10、続編本編完結しました。物語は1章区切りで完結します】
※薬草の効能については書籍やネットで調べていますが、素人が書いているものであること、中世末期の技術や当時のとんでも医学が罷り通っていること、フィクションであることを念頭に置いてお読みください。
時代考証は割とガバガバです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 13:00:00
288521文字
会話率:38%
時代劇の衣装のまま隣の楽屋の召喚騒ぎに巻き込まれてしまった、
自称・駆け出しのただ忙しいだけの役者。
世界を渡る前に謝罪と説明をしてくれた神から「お前の容貌が気に入った」と言われその姿のまま異世界へ
送られるが、降り立った先に広がるのは江戸
時代風の街並み。
神の指示で手紙を届けにいくと、そこに居たのは二度と会えない筈の祖父にそっくりな商人だった。
剣と魔法でほにゃららな世界の中の、日本人街のようなところがスタート地点になったお話。
なのでカタカナ語もあります。
※ 芸能界他、時代考証などそれほど詰めてません。素人によるふんわり設定とご承知おきくださいませ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 09:00:00
663439文字
会話率:55%
悪役令嬢メイベルに転生した芽衣子は、断罪回避を試みるも同じく転生者であった原作ヒロインの企みで婚約破棄と断罪を言い渡される。
しかし、真面目な王妃教育への取り組みを評価されてか、その刑は斬首から平民落ち&平民への下賜へ変更となった。
下賜された先は、この国を幾度となく襲ってきた恐るべき竜を倒した英雄ラルフ。
前世知識からくるジャパニーズな食事しか作れないメイベル(芽衣子)はラルフにジャパニーズな食事を提供し、それをきっかけとして彼と心を通わせるようになっていく。
※歴史上の人物が登場します。時代考証があまり厳密ではないので、史実と違ったら「うちの世界とよく似た違う世界から転生したんだな」と思っていただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 12:40:53
12662文字
会話率:67%
出張帰りに買い物をした後、帰宅しようと電車に乗っていたら急に睡魔が。
夢なのか暗闇の中から声が…、駅員かと思ったらどうやら違うようで声の主が言うには、元居た世界の過去と同じ歴史を辿る世界、言うなればパラレルワールドの西暦1469年に行き、そ
こで国を統一し異なる未来への道を切り開けと言われた。
物には困らぬようにしてくれるうえ、アレを使えるようにしてくれるとの事だったが、目を覚ましたらまさかの5歳児。
しかも8年後、太田道灌に滅ぼされる石神井城城主 豊嶋泰経の嫡男、虎千代として転生したようだ。
何もしないで鎌倉時代以前より続く名家の嫡男として悠々と暮らすことも出来るけど、そうすれば8年後には滅ぼされる。
かと言って5歳児にどうやって滅亡を回避しろと?
しかし目の前にはある意味この時代ではチートと言える物がある。
ただ綺羅星のごとく有名武将が鎬を削る時代ではなく戦国初期のマイナーな時代の為、有名武将はごく少数、そんな時代を生き残りを賭けて、そして国を統一し願いを叶えてもらう為チートを駆使して戦国の世を生き抜く!
果たして国を統一できるのか? それとも滅亡への道を歩むのか?
これは5歳児から始める天下統一物語。
※本作は【戦国時代にタイムスリップ? いえ、天下統一の為に異世界へ召喚されたみたいです】を大幅に改稿し原型をほぼ留めてないじゃん!! と言った感じの物語になっております。
また、専門家ではない為、時代考証は穴だらけですのであたたかい目でお読み頂ければ幸いです。
そして、前作をお読み頂いていた皆様、この場を借りて色々と自分の中で思う事はあったとはいえ、前作を途中で放棄した事を心よりお詫び申し上げます。
本作は完結まで作成しますのでお読み頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 21:00:00
530886文字
会話率:27%
「竹取物語」は平安時代初期に書かれたとされる日本最古の物語とされています。作者不詳ですが、かなづかい、内容などからかなり高貴な方が書かれたと思われます。出てくる人物は、実際に存在した人物をモチーフにしているようです。
「竹取物語」は絵
本や映画などになり、日本人であれば知らない人はいないほど有名な物語ですが、原文を読んだことがある人は少ないのではないでしょうか。(私もその一人でした。映画は見たことがありません)
原文(実際には原文は残っておらず、後光厳天皇の筆とされる写本が最も古い)を読んでもらえば分かりますが、私の翻訳は多少デフォルメしています。
*私の翻訳ではなく、原文に忠実に翻訳した文章がネットで公開されています。そちらは著作権もあるかと思うので掲載できませんが、私の翻訳がおかしい(間違いなくおかしいのですが)と思われた方はそちらを読んでみてください。
当然ですが私がこのように脚色していなくても、「竹取物語」が卓越した優れた物語だというのが分かるでしょう。
さわりだけ読んでみても、一般的な赤子と比べて、竹の中に極端に小さく登場する。竹のようにすくすく育ちすぐに大人になってしまう。生まれたときからすべての素養は備わっており、月から来た宇宙人または異世界転生者です。
このような奇想天外な物語の発想をできる人物が日本には昔からいたということです。
物語の初期から中盤にかけて、かぐや姫は5人の高貴な男性を相手取って立ち回ります。身分差や男尊女卑に対する皮肉と風刺が読み取れます。
そして後半は、帝との恋物語に発展します。
最後は、月に帰るまでの息の詰まるような合戦が描かれており、最初から最後まで様々な要素がふんだんに盛り込まれています。
原文を読む限り子供向けの話ではないような気がします。貴族や民衆の立場や考えを読み解き、時代考証をする上でも貴重な作品だといえるのではないでしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 16:00:00
31202文字
会話率:13%
秋の歴史2022参加作品です。
沖田総司が千駄ヶ谷の植木屋で療養している時に、手紙(文)を近藤勇に書こうとしている話です。
沖田総司の最期として、いろんな要素を詰めながらかきました。
時代考証はしっかりと行ってはいないので、ふんわりと読んで
くだされば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 02:06:57
3181文字
会話率:11%
大正初期。第一高等学校大学予科、および東京帝国大学時代にお世話になっていた丹川家のお嬢様から、主人公「秋芳」の元に長い手紙が届く。お嬢様のことを本当の妹のように思っていた秋芳だったが、一年前に古書店の主人「七緒」と男二人で駆け落ちの如く飛
び出して以来、彼女に会ってはいなかった。
手紙の中で彼女は、秋芳に対して、幼い頃から抱えていた想いを綴る。
※ 時代小説と銘打ったくせに、BLの要素を含みます!
※ BLの要素を含むと言ったくせに、ほとんど女の子が喋っているし、女の子が主人公に恋していた話を沢山しています!
※ BLの要素を含むと言ったくせに、時代小説と言うのが適するくらいの含有量です!
※ 時代考証について信用しないでください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 17:44:49
9251文字
会話率:35%