いじめ抜いた、赤い自分の髪。はかないくらい生まれたままの、幼馴染の髪。私たちは正反対で、それは髪だけじゃない。喧嘩に明け暮れる毎日の中、一点だけぽっかり明いた、病院へ通う時間。病室で暮らす幼馴染が私に見せた、懐かしい『白い笑み』。私の内側か
ら染み出てくる記憶に、揺れているその笑みが、彼女との約束を思い出させたんだ。なのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-04-07 01:15:28
5361文字
会話率:7%
何を考えているのかわからない不思議な少女と、平凡な私。不思議な魅力に私は惹かれていくけれど。
最終更新:2007-03-25 03:55:58
6310文字
会話率:26%