Legends of Terror! に収録された The Spectre Bride はピーター・へイニングにより、William Harrison Ainsworth の作品が Arliss's Pocket Magazine(1822
)に載ったものとして紹介されたのだが、中身が違うことは既に述べた。その素のほうが気になったので、The European Magazine, December 1821. に、W.H.A. の署名つきで発表された The Baron's Bridal. を翻訳する。先の作品が、ヘルンズヴォルフの伝説というドイツ物の体裁を取るのに対し、本作はスコットランド高地の領主が妻を捨てて再婚しようとしたら幽霊に殺された話。同じ話が Arliss's Pocket Magazine では The Spectre Bride, by Thomas Hall, Esq. となっており、へイニングは二重三重に間違えて紹介していることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 20:20:29
14215文字
会話率:25%
ポリドリ『吸血鬼』メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』が生まれる切欠となったディオダティ荘の怪奇談義、そこで回し読みされた、フランス語に訳されたドイツ奇譚集 Phantasmagoriana(1812) の中でも影響が大きかったらしい
"L'Amour Muet"は、 Johann Karl August Musäus がドイツ民話から再構成した短編を、Jean-Baptiste Benoît Eyriès が仏訳し「ファンタスマゴリアーナ」に収録したもの。更に Sarah Elizabeth Utterson が英訳した The Spectre-Barber が、Tales of the Dead(1813) に収録されている。
そしてへイニングの本に Anonymous(名無し)として収録された The Spectre Barber は、どうやら英訳版の引き写しらしい。
ところが本作は、邦訳が見当たらず、比較以前に物語が知られていないので、取り急ぎ翻訳する。Wikisource にある EPUB を底本とした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 18:52:02
235097文字
会話率:14%
ここしばらく理系向けの文章ばかりを書いていたので、
久しぶりに文系向けの文章です。
Windows7はもうすぐサポート終了なので、
Linuxを使いましょうという内容です。
最終更新:2018-07-02 02:05:31
2299文字
会話率:0%