隠キャで虐めを受けていた16歳の高校生【田端 宗兵(たばた しゅうへい)】はある日、今の世界に酷似しているが滅亡に瀕している"異世界の日本"へ転移をしてしまった。
そこで宗兵は兵士としての厳しい訓練を受け成長し、人型
機動兵器MOAのパイロットとなって、人類の脅威と戦うといった日々を三年も続ける。
しかし最終的には、仲間や大切な人さえも失い、自身もまた人類の脅威に敗れ非、業の死を遂げてしまう。
すると死の間際、宗兵は不可思議な感覚に包まれた。
そして気がつけば、彼は異世界での記憶や体力を有したまま、元の世界の"自身が異世界転移をした日"へ戻っていたのだ。
戸惑いを覚えつつも、元の世界へ帰ってこられたことに安堵する宗兵。
そんな中、"難攻不落の子"と言われる学校で1番可愛いと評判で、しかも住まいのマンションの隣人である【橘 恵(たちばな めぐみ)】が暴漢に襲われている場面を目撃してしまう。
過酷な異世界生活によって、隠キャを脱却し、強さと勇気を得た宗兵は、その現場へ迷わず飛び込んでゆく。
元の世界で早速【橘 恵】に再会できたことに感謝をしつつ……
★本作はカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 12:09:43
305017文字
会話率:42%
――幸せになれなかった、不幸に生きた僕の人生に終止符を。
人生を途中であきらめた人々が運命の悪戯によって導かれる場所、そこを人々は「始まりと終わりの間」と呼んだ。
今日も一人、お客様が来たようだ。
とある大雨の日。
始まりと
終わりの間に導かれた青年、高遠永雅(たかとうながまさ)は新人執行官のアルミサエルと出会う。
「本当の幸せとは、何だと思いますか? 」
アルミサエルの問いに答えられない永雅は本当の幸せとはなにかを追い求めるようになる。
始まりと終わりの間とこれまで生きてきた世界との狭間で何を見て、何を感じ、そして何を思うのだろうか。
本当の幸せとはなにか、その答えを見つけるため永雅はある大きな決断をする――
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こんにちは、セイルです。
今回は私が所属していた劇団の2018年新人公演にて上演した「はなむけに贈る」をベースとした作品となっております。
演劇と小説の違いを楽しみながら投稿していきたいと思っております。
毎週月・水・金曜日0時更新
最新情報はTwitter→ @Sail_novel_ にてご確認ください。
-------------------------------------------------------------------------------折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-08 00:00:00
29420文字
会話率:20%
性的倒錯、異常性癖、サイコパス、そんな風に表現される人間たちにも、れっきとした個性がある。
身体的な異常を持つものも同じように、患者というひとくくりにされて良いものではない。
精神的、肉体的にいかなる異常性があろうとも、本来はそれを個性とし
て認め、尊ぶべきである。
では何故それが容認されないか。
また、そうして全人類分け隔てなく関わることの出来る世界を、良しとせず忌み嫌うような人間がいるか。
それは、自分たちと違う面を持つ人間を理解できない者がいるからである。自分の知っている世界の範疇を超えた者を「異常」とみなして排除しようとする。
そんな周囲の風当たりにも負けず、自分自身を貫く人間はかくも美しい。
たとえそれが禁忌であろうとも。
むしろ、異常が故に異常なほどに異常な自分に真っ直ぐに生きる者は、背徳感を孕んでより一層燦然と輝くのだ。
そんな美しい人生を送ろうとする、一人の女性の話。
そんな美しい人間に恋をした、一人の男性の話。
二人は、異常な芸術家であった。
とある特別支援学級にて行われた絵画教室から、物語は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-08 03:24:09
7208文字
会話率:31%
これは、わたしと彼のお話。
わたしが彼と出会ってから、長い長い時を経て、
わたしの望むものを手に入れる、それだけのお話。
最終更新:2018-01-25 04:15:24
1684文字
会話率:18%