未来を予知する「犯罪予知装置」が開発された日本。
家柄、学力、容姿に恵まれた後藤亮二は、周囲の打算的な態度により人間不信に陥っていた。そんなある日、後藤は三日後に重大な爆弾テロを起こす「予定犯罪者」に指定され、警察に追われる。しかし後藤に動
機はなかった。犯罪予知装置の精度は低く、多くの冤罪を生んでいたが、政府がそれを隠蔽していたのだった。
その事実の露呈を目的とする組織「レジスタンス」は、爆弾テロの発生時刻まで後藤を匿うべく、一人の少女、藤山小豆を派遣する。
※第19回電撃大賞第1次選考通過、第2次選考落選作品です。
※投稿は不定期ですが、すでに書き終わっている作品のため、すぐに完結します。
※構成の都合上、章ごとの字数が違います。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-23 22:41:52
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会話率:55%