ある日、俺はいつの間にか見慣れない宮殿らしき場所の噴水の中で尻餅をついていた。周りには驚いたようなヨーロッパ系の顔のやつら。これは、もしかして。今噂のあれか……?
かけつけた一番偉そうな若い男が俺に尋ねた。
「君があの『ナナシノゴンベエ』
なんだな!会いたかったぞ!」
--なんでだよ!
俺はこう答えてやった。
「いいえ、俺はトイレの花子さんです」
※この作品は小説家になろうにのみ掲載しております。著作権は放棄しておりませんので、無断転載等は禁止します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-01 17:26:07
9999文字
会話率:48%