世界を騒がせたパンデミックがようやく終息しかけた大学三年の夏。僕、鍛治隆弘はひさびさに九州の実家に帰り、そこで幼少時に慕っていた伯父・知明の死去を知った――
形見の一部について受取人に指定されていると聞かされ、伯父の遺した家を訪れた僕は、
従妹の香苗から伯父が使っていたという1970年代の古いラジオを渡される。それは、伯父が生前没頭していたBCL(Broadcast Listening)の機材だった。
ラジオと共に添えられていた「ベリカード(受信確認証)」を興味津々で整理していた僕だったが、奇妙なことに気づく。
それらのカードの中には数枚、電離層の反射を考慮しても到底短波で受信不可能な地域を発信局とするものがあったのだ。首をかしげる僕の周辺に、やがて不審な人々が出没し始める――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 15:46:54
33388文字
会話率:31%
ある時期、世間を恐怖のドン底に陥れた殺戮集団BCL。しかし、その実態はたまたま拾った子供が魔術の化物級の力をもっていた為、その子供を利用しただけの、チンピラの集まりにすぎなかった。
やがて警官隊の一斉襲撃によってBCLはあっという間に解体さ
れた。警官隊の1人である日比野一等捜査官は、利用された子供を更生すべく、俺たちの仲間になれと誘う…。
本作は、この化物級の魔力をもつ子供が主人公のお話です。
裏表のある性格の主人公が、無双する。そう思っていただければ間違いありません(^^)
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更新予定はありせん。
多分、このまま放置です。。。
もし読んでくださった方がいたならば、大変申し訳ないですm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-22 02:51:11
3594文字
会話率:38%
どうやら『うつ』傾向の「彼」は、仕事を休んでいた。ふと思いついて、BCLラジオを買いに出た、その帰り道。地球に何かが起こった。そうして、高速道路出口の「ETC」ゲートで、彼は拘束されてしまう。訳のわからない支配者に対する忠誠を求められたが、
拒否してしまった「彼」。処刑の危機が迫った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 17:07:28
6245文字
会話率:28%