父なる王竜と慕われる一人の雄竜が総べる竜の国チャロアイト。三代王竜エイブラハムの時代、それまで緊張しつつも平和を維持していた人間の国に不穏な動きが見え始める。攫われた末娘アマリィジュを連れ戻すべく、王竜の嫡子たちが手勢を連れて城を発って後、
王城に襲撃者が現れる。急ぎ戻った長男ロートを待っていたのは、妙に馴れ馴れしい小柄な男だった。※某都内高校文芸部にて発表予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-03 18:47:17
45130文字
会話率:51%
守護神――人智を超越した力で、国の礎を築き、国の繁栄を支え、国を守る神々のこと。人々は彼らを守護神と呼び、崇め、恩恵を得ていた。守護神なしに滅びぬ国はない世界。守護神を頂く竜の国に隣接しながらも、守護神の目に留まることが出来ず、幾度もの危機
に襲われ、疲弊しきった王国があった。悲痛な嘆きと豪雨の音に埋め尽くされた王都に、一人の男が現れる。彼は自らを、守護神と呼んだ。※某都内高校文芸部にて発表した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-05 13:07:15
38808文字
会話率:54%
竜と、迫害された者達の理想郷、竜の国チャロアイト。国を治めていた父なる王竜エイブラハム・チャロアイトは、隣国である人間の国インジェリットの手により、亡き者となる。人間は、優れた竜の力を欲し、彼らから魔力を根こそぎ奪い、凝縮し、クスリという形
で吸収することで、竜に近付こうとした。クスリによって強化された、アポフィライターズという精鋭部隊が派遣された。任務は王竜の嫡子を殺すか、連れ帰ること。報酬は、嫡子の魔力により作られる秘薬。やがて始まる、人間の国インジェリットの竜の国チャロアイト侵攻。そして、王竜の嫡子による王座争い。国の命運を巻き込んで、王竜の嫡子五兄妹の王座争いが、始まる。※某都内高校文芸部にて発表した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-28 19:00:49
71883文字
会話率:52%