初夏のある夜、春日井誠は風を求めて窓を開けた。
誠の目に二本の青い光が夜空に糸を引く光景が映し出される。流星群? と思いきや何かがおかしい。二本の青い燐光が消えた後、インターホンが鳴り、山田運送と名乗った付かれ切った声が聞こえ、誠は玄関に向
かう。受け取りのサインをしようとドアを開けた誠にもたれ掛かかる様に赤い服装の人物が倒れ込んで来た。
その人物は……。なんと本物ものサンタクロースの女の子だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-25 21:46:58
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