(この世界はあきらかに、どこかおかしい)
召喚された勇者は、目の前で起きていることを見てそう思った。
もっとも安全な場所と女神に言われ、降りた場所はなんと魔王が住む城の川を挟んだ反対側。
しかも人口600人ほどの、小さな城下町だっ
たのだ!
売られている武器や防具はどれも貧弱、町を守る兵士たちの装備も木の弓と竹やりという始末。
困惑している勇者をさらに驚愕させたのは、この直後だった。
これは召喚された勇者ともう1人が遭遇した、常識ではちょっと考えられない出来事を綴る物語……。
この作品は ノベルアップ+ ツギクル でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-05 19:32:09
26956文字
会話率:39%