主人公舞浜夏樹は、休日、今年入学予定の高校に呼び出された。
季節は春。入学式直前の、春眠に暁を覚える最後の機会に、彼は不承不承ながらも呼び出しに応じる。
さてと、……ではどうして、それに素直に応じたのかと問われれば、
それは、―
―これからお世話になる高校への義理立てという意味以上に、彼には、呼び出されるだけの「心当たり」があったためである。
これは、とある腐りかけの浪人生が、周りの若者のフレッシュさと言う荒波にもまれながらも必死に生きていく、勇気と成長と限定回帰の物語となっております。某ラノベ賞に送って見事に打ち返された落選作品の改稿版ではありますが、もしもよろしければ、皆様の毎日のお供としていただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-29 12:00:00
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会話率:44%