健一は七歳上の紀美子に子供の頃から憧れを持っていた。
紀美子も弟のような健一を可愛い男の子と思っていた。
紀美子は一度、結婚したが、夫と死に別れて、今は、一人息子を育てながら、寡婦を貫いている。
だが、健一が青年になるにつれ、健一のことを一
人の男性と見るようになっていった。
健一は大学を卒業後、地元に帰り、地元の企業に就職した。
七歳離れているとは言え、男は男であり、女は女である。
齢が離れた男女の愛を描いた物語。
その地元には、「じゃんがら」と呼ばれる郷土芸能がある。
この郷土芸能の話も交えて、物語はゆるやかに進行していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-18 20:00:00
25069文字
会話率:18%