美容院で梳かれた髪を、私はよく『ざんばら』と表現する。毛先が整ってないのを、そう表現している。
ならば私以上に髪に拘りのある瑠衣は、もっと別の感性で髪を見ているのでは無かろうか。
鏡花は『ざんばら』って言葉使うんだけど。
俺は布に近い。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
私の中での定義付けと言いますか。
髪に使う単語は拘りがあるんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 07:49:42
912文字
会話率:24%
ある村に、卯の花という十五になる少年がいた。
生まれつ白髪の卯の花は、白絹の織物を産出している『白織村』へと売られてゆく。白織村の絹織物は、妖怪の子孫の『白織』という女たちの白髪から作られていた。
白織たちは葛湯ばかりを与えられ、長年
の間に飼い慣らされた、人形のような生き物だった。卯の花はこの生き物たちの『種付け』として買われたのだ。
日々をこの村で過ごすうち、卯の花は一体の白織と親しくなる。彼女は名を雪花といった。
雪花はあるとき、卯の花に自身にまつわる昔の話を語り出す……。
それは、あなたの知らない世界の話。
蚕のような女に絡んだ、白絹と黒絹の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-11 21:27:33
14907文字
会話率:46%