お前を鳥に育てたかった――。
父は死の間際、そう遺言した。だが、幼い僕には、その言葉は理解できなかった。
しかし数十年の時を経て還暦を迎えた時、ついにその言葉の真意を迎える事になる。
「鳥か……確かに、焼き鳥はおいしいですよね
」
突如として現れ、焼き鳥について熱く語りはじめる少女。
「お前は……確かこの前、一緒に栗拾いに言った――」
息子を名乗る謎の人物。
「出たか、毬藻星人! この私が相手をしぐぎゃあああぁ!!」そして、物語は核心へ――
涙有り、笑い有りのドタバタラブコメディ
「鳥は不自由」
あなたの求めていた物は、ここにある――
※嘘です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-19 06:00:00
23109文字
会話率:29%