戦乱が多い国があると、死霊山には多くの悪霊が押し寄せ、溢れ出で、鎮魂を司る戦士集団、黒衣は大変な苦労をすることになる。黒衣の一輝(いっき)は、長である玲花の命令で、雪の国のとある寺院へと向かった。そこでは王城を脱出した雪の王と女将軍が、な
ぜか自国の兵に追い詰められており、一輝は間一髪これを救う。
なぜ王が城を逃げ出すはめになったのか?事情を聞くと、雪の国はその貧しさゆえに、科学技術の発達した木の国から来たという科学者クルトーを信用し、雇い入れた。クルトーが発明した暖房機を国中に配布し、三年で国は豊かになる。しかしその暖房機には仕掛けがあり、国民全員がクルトーの操り人形と化してしまい、国が乗っ取られた。今の戦力は女将軍と一輝の二人のみ。果たしてここから逆転できるのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-17 02:56:23
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会話率:36%