平安時代。
星を読み、式神を従え、都を襲う鬼を封じ続けた陰陽師 安倍晴明。
最後の大祓にて、彼は己の命と引き換えに赤眼の王を封じるも──。
目覚めた時、そこは見知らぬ異世界だった。
魔法も呪符も通じない世界。陰陽術が通用しない地にあって
、晴明は魔獣調教師という職能に目をつける。
式神の代わりに魔獣と契約し、かつての術式を再構築する彼の姿は、やがて異世界の民に新たな陰陽師として映り始める。
なぜ、晴明はこの地に導かれたのか?
封じたはずの赤眼の王はどこへ消えたのか?
神霊の如き白狐とともに、再び穢れに立ち向かう陰陽師。
彼の祈りと知略、そして魔獣たちとの絆が、世界を再び照らす。
これは、伝説の陰陽師が異世界で新たな理を築く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 22:00:00
1461文字
会話率:31%
超陀《こえた》ケモノ。
それが俺の名前だ。
こんな変な名前のせいで俺はいつもいじめられ冷遇された生活を送っていた。
高校に進学して数か月のある日、俺はクラスの連中と一緒に異世界に召喚された。
召喚された俺には何もなかった。
何もない俺は『役
立たずの無能』と俺を呼んだ国の王に追い出された。
彷徨う俺は一体の魔物に襲われる。
襲われ絶体絶命の時だった。
俺の異能が目覚めた。
それは『魔獣』を支配し眷属化する事が出来るものだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 20:54:36
102848文字
会話率:19%