他の人間と異なる容姿で生まれてきた少女。
彼女は“忌子”と呼ばれ、齢わずか五つにして魔物の巣食う逢魔ノ森へと捨てられた。
それでも少女は、生きた。
剣を握り、術を覚え、父と呼ぶ男のもとでただひたすらに強さを磨いた。
名を緋暘瞬(ヒイズル
セツナ)。
十五の春、彼女は旅に出る。
異国セルビュリア王国、空に浮かぶ学舎“リュミエール”――
魔導と理の都に、剣を以って踏み入る。
剣に生き、術に学び、言葉に戸惑いながらも、
忌まれた少女はやがて、“彼岸の花”のように咲き誇る。
――これは、剣と冒険の物語。
傷つきながら、それでも“世界を知ろうとした”少女の軌跡。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 00:31:40
9866文字
会話率:35%
王都の中央にそびえる白亜の塔――その頂には、選ばれし者のみが入ることを許された「王都学院」が存在する。魔法と剣の才を持つ貴族の子弟たちが集い、王国の未来を担う人材が育つこの学院に、一人の少女が通っていた。
名はベアトリス=ローデリア。金
糸を編んだような髪と、透き通るような青い瞳を持つ、美しき伯爵令嬢。気品と誇りを備えた彼女は、その立ち居振る舞いひとつで周囲の目を奪う、まさに「王都の金の薔薇」と謳われる存在であった。
だが、彼女には胸に秘めた切ない想いがあった。
――婚約者、シャルル=フォンティーヌ。
同じ伯爵家の息子であり、王都学院でも才気あふれる青年として知られる彼は、ベアトリスの幼馴染であり、未来を誓い合った相手でもある。だが、学院に入ってからというもの、シャルルは王女殿下と共に生徒会での活動に没頭するようになり、ベアトリスの前に姿を見せることすら稀になっていった。
「ベア、また一人で昼食か?」
友人の一人が声をかけても、彼女は微笑みで答えるだけだった。その微笑は、どこか寂しげで、冷たい風のようだった。
「私は平気よ。彼には……王女殿下という、ふさわしい方がいらっしゃるもの」
そう言ってベアトリスは、手にしていた魔導書を閉じ、立ち上がる。そして学院を離れ、城壁の外れにある「旧市街の地下迷宮」へと足を運ぶのだった。
かつて王都を守るために築かれたその地下迷宮は、今では訓練場として解放されており、一定以上の許可を得た生徒ならば立ち入りが認められていた。だが、危険な魔物が潜むその場所に足を踏み入れる者はそう多くはない。
しかし、ベアトリスは違った。
「──火よ、我が敵を焼き尽くせ。“クリムゾン・レイン”!」
紅蓮の雨が降り注ぎ、現れた魔物たちが一瞬で灰と化す。彼女の魔力は学院でも屈指のものであり、その戦闘技術もまた実戦経験に裏打ちされたものだった。
怒り、悲しみ、失望。シャルルへの報われぬ想いが、彼女の心に炎を灯し、それが戦場での強さとなって現れる。何度も迷宮に足を運び、何百、何千という魔物を打ち倒すうち、いつしか彼女は「地下の女王」とまで呼ばれるようになっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 23:20:00
32568文字
会話率:36%
人々が生まれながらに得る『称号』。それは魔法を使う才能の有無を示すものであり、称号によってその者の人生が大きく左右される世界。その中でも、大国ウィルヘルム帝国の帝都にあるエリート養成機関「プラハ魔法学園」では、『称号』による評価と差別が厳然
と存在していた。称号の文字数が少ないほど上位とされる中、とりわけ『黒魔導師』『白魔導師』『赤魔導師』といった『色付き』と呼ばれる称号持ちは侮蔑の対象とされる。
主人公ノーウェ=ホームは、辺境の村で魔物を倒しながら生活してきた少年。彼は、『紫魔導師』という聞き慣れない称号を持ち、村の期待を背負い学園に入学する。学園では、厳しい決闘制度と派閥抗争の中、『色付き』であることから冷遇を受けるが、ノーウェは同じ『色付き』たちや彼を認める仲間とともに派閥を形成し、差別や派閥抗争に立ち向かっていく。
他と一風変わった魔法を駆使して逆境を乗り越え、学園の秩序を覆すノーウェの挑戦がいま幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 21:10:00
625496文字
会話率:36%
過去の真実を求める炎の美少女魔術師アーシャと、カタナを求める凄腕の剣士ソエモンは、恐るべき魔物の徘徊する危険な地下迷宮へと挑むのだった……。(第一部)
第一部より遡ること幾年。東方にある島国ヒノ
モトにて、最強の名を求め、剣士達は命と誇りを賭して相争う。(第二部)
迷宮都市には冒険者学園と呼ばれる学校がある。パーティーを組んだ六人は卒業のため迷宮に挑み、順調に最下層へと辿り着くが……。隣り合わせの恋と死地。彼らの行き着く先に、果たして相応の報いはあるのだろうか?(第三部)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 20:10:00
550848文字
会話率:40%
「ウィズ。千年後も一億年後も、世界が滅びてしまっても、永遠にずーっと一緒だよ!」
魔術師・ウィストールはその言葉を聞くたび、胃が痛くなる。
ウィストールは若い姿のままとはいえ、もう二千年以上も生きていた。
概念が魔物となるこの世界において
、アウルという『永遠』を司る魔物と契約を結んだせいである。
美少女の姿に化けた、きゅるんと可愛いアウルだが、この魔物がとんでもない。
正式名は『黄金の昼下がり』。永遠そのものであるがゆえに、何があっても死なない特級の魔物――。
そんなふたりは、ひょんなことから魔術学校の教師に。
『魔物との契約』について教える授業を受け持つことになったのだ。
ウィストールは密かに願う。――誰かがアウルとの契約を引き継いでくれれば、と。
しかし、学校では奇妙な事件が相次いでいた。
「記憶を差し出せば、運命の人に会える」という噂により、生徒たちが記憶を失っているらしい。
代償と引き換えに願いを叶える仕組みは、まさに魔物の契約そのもの。
同じく教師として赴任した対魔師・リインと共に、事件の真相を追うウィストールたち。
事件の裏には、世界の均衡を揺るがす存在『記録の魔物』の気配があった――。
自らの未来、相棒アウル、そして愛する養子ティルダを賭けて、ウィストールは選択を迫られる。
バトルあり、コメディあり、激重感情あり?
永遠の魔物&気弱な魔術師が紡ぐ、じんわり優しいファンタジーがここに開幕!
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全27話。6話目以降は、1話ごとに毎日18時頃更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 18:20:00
42729文字
会話率:33%
魔法がある世界で生まれ育ったサラは、とあるきっかけで冒険者に憧れる。 冒険者になるために名門校といわれる王都のオーレ学園に入学し、周りが貴族だらけという環境の中、平民でありながらも優秀な成績をおさめ、そして卒業。
さぁ冒険者として活動しよう
じゃないかという中、聖女じゃなければ倒せないと言われる魔物が現れた。
え?ソロで活動しちゃダメ?地元の同年代の人達はもうパーティー組んでいるし、そもそも実力とランクが合わない為にパーティーを組めない。一体どうやって活動していけばいいのよ!と悩んだサラの前に、学生時代のライバル…いや師匠ともいえる人が現れた。
一緒にパーティーメンバーとしてクエストやってくれるの?嬉しい!…ってアンタ騎士団所属じゃん!冒険者じゃないじゃん!…うえええ、いいの!?どうなってんだ騎士団……まぁこれからよろしくね! といった感じで冒険者になったサラと騎士団に入った男の子とのラブコメを目指しつつ、世界を平和に導く?物語です。
※アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 18:00:00
186175文字
会話率:26%
この作品にはBL・GLが出てきます。
毎日四回更新(8時・10時・14時・16時)。
総合評価4500ポイント&ブックマーク1400件こえました! ありがとうございます。
――――
買い物帰りにうっかり異世界に飛ばされた。
キャラ作
成を完了しないと動けないらしいので、とりあえずナビに従い職業を選択しようとする。
適職が「魔王」。
魔王って、勇者に討伐されるやつでは?
……大丈夫なのか自分。
三国が鼎立する異世界。
突然東の荒野に降り立った(放り出された)主人公のマオは、魔物に怯え、魔法に驚き、お風呂に入りたいと嘆きつつ、命からがら中立地帯の御山近くへ辿りつく。
魔王であることを隠しての就職に成功し、マオは帰還の手掛かりをさがす為に、この世界の最高学府である御山の下働きになることを目指す。
――――
百合とか薔薇とか咲き乱れる予定です。
夢で見た内容をほぼそのまま書きます。矛盾があっても夢なので見逃して下さい。
ブックマーク・評価・レビュー・感想待ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 10:00:00
7083023文字
会話率:45%
平穏が学園生活を送りながら魔法を勉強するリオーネ
異世界から転生してきた勇者だと言い張る変な奴アレク
2人は預言者の予言に従い魔物の退治に行くことに
しかしそこで2人が見たものは魔物ではなくて伝説の勇者
50年前に竜魔王を倒した伝説の勇者が
なぜここに?
2人の勇者に巻き込まれ平穏な暮らしが乱されるリオーネに平穏な暮らしは戻ってくるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 07:00:00
51104文字
会話率:40%
幼馴染で親友同士の天空とイヴァン。
突然現れた謎の少女。
その少女を連れ戻すために別の世界からやって来た魔物たち。
何故その少女は現れたのか?
天空の運命を左右する異界樹とは一体何なのか?
最終更新:2025-04-18 01:20:08
286312文字
会話率:34%
100年ぶりの『剣聖』がこの国に誕生した。
剣士を目指していた少年は剣聖の弟子になりたくて村を飛び出した。
少年が旅の途中で出会った美少女はとんでもない剣の達人で、魔物をあっという間に倒していく。
きっとこいつが『剣聖』に違いないと
思っていたら、なんとそいつは『勇者』だった。
「なんだよ、『剣聖』じゃないのかよ」
「『勇者』だと名乗って残念がられたのは初めてです」
だけど実はこの『勇者』が『剣聖』でもあったのだ。
「『勇者の弟子』は募集していませんが『剣聖の弟子』なら大歓迎です」
どうやら俺を『剣聖の弟子』にしてくれるらしい。
ところがとんでもない事実が発覚した。
『勇者』で『剣聖』の美少女は・・・なんと妊娠していたのだった。
【勇者の弟子はお嫁さんになりたい!】のスピンオフです。
最終話とエピローグの間の話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:10:00
598073文字
会話率:43%
人は千年前大魔王リスタルに支配されていた。彼女はその無尽蔵な力で、数々の国を襲い、絶望の地へと変えた。その力は恐ろしく、魔王の中の王。大魔王と形容された。
その魂と力を受け渡された少女は周りから迫害されながら暮らしていた。
そんなある日、彼
女は魔王ラベンヌの討伐を王から命じられた。
戦闘経験のないリスリィは手探りで大魔王の力を使い、魔物達を倒していく。
その際にレオニスという青年と出会い、彼と一緒に魔王討伐へと向かう。
だが、戦いの結果、ラベンヌは倒すものの、封印され、三百年間封印される。
そして三百年後の世界で、彼女は大魔王の力を封印し、学院に入り、ディアスと、オルフィという少女と仲良くなった。三百年前は嫌われていた彼女は、今は仲間と共に、魔王メドリアの討伐へと向かって行く。
だが、その中でレアネスというレオニス似の男が現れたり、大魔王リスタルの謎の発言や、ラベルという宿敵の登場などにより、物語は混とんを極めていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:01:37
127727文字
会話率:33%
佐藤大吉は転生者である。
彼は前世から夢見た一流召喚士になるためサモナースクールに通うことになる。
だが彼が召喚できる魔物はクトゥルフ神話の魔物だけ!?
彼の夢には敵だらけ……彼は何を得て、何を失うのか。
それは
あぁ、窓に!窓に!
最終更新:2025-04-17 08:00:00
27889文字
会話率:34%
名家のご令嬢にして最強の女子中学生、羅城門真綾ちゃんが、異世界転移してしまった。もともと武芸の達人だったのに、戦前の豪華貨客船〈熊野丸〉と召喚契約した彼女は、戦艦並みの力と防御力を始めとする異能を貰ったうえ、異世界の魔法攻撃が効かないらし
い……。あの子、優しいけど武闘派なんだよね……ヤバい、異世界が……。
これは、魔物が跋扈する異世界でマイペースに無双し、やらかしまくった末、皇帝にされそうになる彼女の姿、そして、異世界のためにも早く真綾のことを取り戻そうと焦る、ちっさい親友を描いた物語である。……誰がちっさいだ!
この作品は、『やまとなでしこ異世界無双 前日譚 ~真綾ちゃんは異世界へ行くらしい~』を読んでからのほうが楽しめると思います。
『カクヨム』でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 06:45:16
832928文字
会話率:42%
【R3/2/5 SQEXノベルよりノベル発売しました。ありがとうございます&どうぞよろしくお願いします】「ひゃああああ!」奇声と共に、私は突然思い出した。この世界は、前世でプレイしていた乙女ゲームの世界だって。
前世ではアラサー喪女だったか
ら、「生まれ変わったら、モテモテの人生がいいなぁ」なんて妄想したのを覚えている。だからなのか、今世の私は紫髪に琥珀色の瞳のすんごい美女! しかも、侯爵令嬢! おほほほほ、望みが叶ったのかしら?
……って、そんなわけあるか! ルチアーナ侯爵令嬢っていったら、ヒロインをいじめ倒して断罪される悪役令嬢じゃないか!!
終わった。人生詰んだ……と思ったけど、私16歳? 断罪イベントまであと1年あるじゃないか。よしよし、それまでに人生を仕切り直して、断罪イベントを回避しよう。
ということで、王太子避けます、公爵家嫡男避けます、隣国の王子避けます、イケメンみーんな避けます! ってのに、まって。どうして、みんな寄ってくるの?
その上、お粗末な火魔術しか使えなかったはずなのに、世界の理に反した風魔術が使えてしまう? え、始まりの書に書いてある伝説の存在が私?
まさか、私は悪役令嬢ですよ。そんなすごい役割が与えられるわけ、ありませんから! もちろん、溺愛ルートなんてのも、ありませんからね―――!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 17:10:00
719458文字
会話率:28%
精霊や魔物が存在し、人が魔術を行使するファンタジー世界に転生してしまった元高校球児。魔術を学ぶエリート校に入学したは良いものの、成績の方は落ちこぼれ。その特徴的な小さな体躯からつけられたあだ名は【ゴブリン伯爵】。同級生たちを見返してやろう
とちょっとしたルール違反に手を出した結果、精霊のようなものと名乗る3歳児の下僕にされるハメに……
だけど、その3歳児はいたずらが過ぎて地上へと落とされた掟破りの存在だった。
我が儘で食い意地が張っていていたずらが大好き。寂しがり屋で甘えん坊で何でも欲しがる3歳児に手を焼かされながらも、その小さな身体に規格外の能力と途方もない知識が秘められていることを知り、転生者モロニダスはひとりの女の子に追いつくことを決意する。
入学した時は隣にいたはずの少女。落ちこぼれた自分とは対照的にどんどん優等生として上り詰めて行く、この学校で知り合った最初の友達。将来を共にしたいと願った彼女と肩を並べるため、少年は遠ざかってしまった背中を追いかけて走り出した。
不思議な3歳児に手を引いてもらいながら……
※現在は週2回、月曜日と水曜日の正午に定期更新しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 12:00:00
3464533文字
会話率:55%
小さな村にすむリィカは、ある日大量発生した魔物に襲われる。恐怖から魔力を暴走させかけたとき、前世の記憶が戻って、奇跡的に暴走を制御することができた。
それから、国立のアルカライズ学園に通うことになったリィカだが、王族やら貴族やらと遭遇するこ
とが多く、関わりたくないリィカは、その都度逃げ出す羽目になった。
そんな一年目の最後の日、魔王が誕生して、魔物の大群と戦うことになってしまったが、第二王子のアレクシスたちとともにそれを切り抜ける。次の日、アレクシスに一緒に魔王討伐の旅に出てほしい、と懇願される。そして、召喚された勇者の名前が、前世の夫と息子の名前と同じであることに驚愕することになる。
討伐の旅に出ながら、勇者が帰還できる方法も一緒に探していく。
そんな中、「どうか魔国の現状を見てほしい。そして、魔王様が誕生する意味を知ってほしい」と言われる。その願いが、ただ倒すべき敵でしかなかったはずの魔王と魔族に対する考え方を大きく変える事になる。
この作品は、アルファポリス様にも掲載しています。ノベルアップ様でも掲載始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 15:23:07
1595825文字
会話率:36%
アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。
自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18歳の日本人であったこと、幼い少女を助けようとして命を落としたこと、そして、神様に
出会ったことを……。
少々出来が良過ぎたために周りの期待が大きく、思うように生きることができなかった海里は、望みを尋ねる神様にこうお願いしたのであった。
『次の人生、能力は平均値でお願いします!』
なのに、何だか話が違うよ!
3つの名前を持つ少女、うっかりS級ハンターなんかにならないように気を付けて、普通に生きて行きます。
だって、私はごく普通の、平凡な女の子なんだからね。いや、ホント。
1~13巻まで、アース・スターノベルから書籍化。
14巻(2021年1月7日刊行)からは、スクエニの新レーベル、『SQEXノベル』から刊行。
コミックス(アース・スターノベル)、スピンオフコミックス『私、日常は平均値でって言ったよね!』(アース・スターノベル)共々、よろしくお願いいたします。(^^)/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 00:00:00
2369808文字
会話率:32%
魔物が蔓延り、研究者たちは魔法を求めて日夜頭を悩ませるこの世界で、17歳という未成年が金を稼ぐのは難しい。時代の進歩で仕事の少ないギルドをバイトに、学園だの国からの命令だの、生きていくので精一杯。けど、まぁ……神様、俺たちはそこそこ楽しく生
きてます。
これは、魔法のない、しかし魔力を用いる手段を見つけた世界で生きる青年の大変な日常を描いたファンタジー。人から昇華した神は、何を思い何を見る……
この作品はカクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 12:00:00
290039文字
会話率:30%
●漫画アプリ『マンガUP!』様で2020/01/17よりコミカライズ連載開始
人類の生存圏を脅かす異形の化け物「魔物」との戦いが繰り広げられる世界。
史上最年少で賢者の称号を得たキースは、第十一騎士団に所属して一年で多大な戦果を挙げていたが
、無能な上官ブノワと揉めた結果、クビを宣告され騎士団を追放されてしまう。その後、学生時代の友人であるアラン王子に呼び出されたキースは、賢者という身分を隠しながら王都にある王立騎士学校の教師を務めるように言われ、事実上の左遷をされる。
しかし教師となったキースは、持ち前の賢者としての技能と知識をフルに活用していき、担当したクラスの生徒を常識外れな強さに育て上げていく。
一方キースを失った第十一騎士団は一気に弱体化し、魔物との戦いで大きな被害を出した責任をブノワは問われることとなる。
これは魔物に生存圏を奪われ続ける人類が、徐々に反撃の狼煙を上げていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 00:59:08
346186文字
会話率:45%
魔術、精霊、魔法、魔物、魔獣、その他エトセトラ。永遠の時をかけようと、その全てを理解することは不可能。だが、この世界はそんな力が、存在が、息をすることが当たり前であるように、至極当然のものだと受け入れられている。そんな世界において、レイジ
は学園が休みの日に、友人のベックとカフェで昼食をとっていた。偶然にもそのカフェにはレイジの想い人の姿もあることに気付いたが、その想い人は知らない男に絡まれていた。居ても立っても居られず、その間に割り込んだレイジ。結果的にどうにかその男を離すことはできたが……その数日後に、学園内で再びその男と相まみえ……
「あの時のナンパ野郎!!」
「酷い言い草じゃないか」
めんどくさがり屋な男は、自由気ままに過ごしたい。でも、周囲を取り巻く環境はそれを許してはくれない。学園に入学し、友を作り、そして……
秘密が多いため、要素やキーワードの指定は最低限です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 17:21:28
151421文字
会話率:57%