闇に潜む怪物と戦う者、退魔屋。その一人である鴉の魔女、七ツ森麻來鴉は同じく退魔屋の白原火保に、自らの過去を語る。闇霧の一族との因縁、そして、彼女はいかにして鴉の魔女となったのか、を……。
最終更新:2025-05-04 15:19:58
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会話率:40%
退魔屋、白原火保は県警特殊犯捜査係に協力して、一時間前に発生した事件を捜査していた。
二十七階建ての複合ビルが、何者かによって呪術に巻き込まれ、ビル一棟が丸ごと呪われているのだ。中には五百名ほどの一般人と犯人の呪術師がいる。
現場から発見さ
れた手がかりから、呪術師が標的にしている人物がいると推察した火保は、その人物を呼び出す。退魔屋、七ツ森麻來鴉。鴉の魔女を。
呪いと怪物がひしめく魔のビルへ、二人は挑もうとしていた――……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 22:27:23
129908文字
会話率:41%
鵲八代(かささぎやしろ)は、実話怪談を収集する怪奇ライターである。
鵲は、三冊目の執筆のために取材を続けていたが、そのうち、全く違う人から聞いた話に、共通の登場人物がいる事に気が付き、三冊目のテーマをこの人物が関わる怪談集にしようと決める。
これは、そのために集められた怪談の一つ。
マリさんは、姉からのお土産で、ご当地フィギュアを貰う。
だが、そのフィギュアは不良品のようで、顔は真っ黒に塗られていた。
気味悪がったマリさんは、フィギュアをクローゼットに仕舞う。
その晩、マリさんの夢に、見知らぬ青年が現れる――……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 00:36:58
6495文字
会話率:35%