これは、はるかとおい未来、大宇宙に浮かぶ青い星でのおとぎ話。
ひとりの少女の通過儀礼、過去からの旅立ちの物語。
とある国のとある名門魔法師一族の家で生まれた少女は、10歳の誕生日を迎えて捨てられた。
彼女に魔法の才能がないと〝魔法適性
の儀〟で判ったからだ。
その国では、魔法が使えない者は人間扱いされない。
捨てられて、殺されそうになった時に少女は運命と出会う。
一機の巨大人型兵器――巨人騎士とそれを駆る操騎士に。
そして、時が流れ――少女は故国だった国へと降り立つ。
巨人騎士を駆る少女騎士として、とある目的を胸に秘めて。
これは、少女は別に望まなかった亡国の物語。
……とシリアス展開にみせかけて、なにげに毒舌な無表情少女騎士が「だるいー、めんどくさいー、いいや、きっちゃえ♪」と遊びながら、斜陽の魔法大帝国が滅んでいくのを傍観する亡国物語です。
※この話はArcadia様で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-28 21:00:00
424386文字
会話率:28%