駅まで十五分 小説家になろう　作者検索

第二王子ギルティは、卒業パーティで婚約破棄する事が生まれながらに確定していた。しかし、彼を哀れに思った神は、婚約破棄後に好きなパラレルワールドに行く権利をギルティに与えた。ギルティは無数に現れた未来へ続く扉から、【ゆるふわ設定】と書かれたものを見つけ飛び込むが、そこは全くゆるふわしていなかった。折りたたむ>>続きをよむ

早乙女　辰馬、３１歳独身、土日祭日しっかり休めるホワイトなサラリーマン。 バスで最寄り駅まで十五分、途中、美形な少年と可愛らしい双子の少女の幼馴染みみたいなリア充三人組の学生と毎日エンカウント。 その度に『リア充爆発しろ』と優しく呪う。 事故みたいな衝撃を受けた後、それが『勇者召喚』だと知ったけど、俺はただ『巻き込まれた』だけで勇者でもなんでもなかった。 持っていた魔法が、空間魔法（アイテムボックスみたいなやつ）と、回復魔法、これはワンチャン逆転あるかと尋ねたところ、別に珍しくないと苦笑された。 空間魔法があるなら仕事があるからと、冒険者ギルドに行くように言われ、俺だけ口止め料のようなお金を少々もらって城下町へ。 異世界デビューでせめて、幸せな家庭を作れたらとリア充目指して、安定した生活を手に入れようと、思ってたんだけどね……。 折りたたむ>>続きをよむ

家から最寄り駅まで徒歩十五分。 なんだか色々考えちゃうの。 くだらない事。 些細な事。 女の子はきっと毎日悩める乙女。 そんな物語。